ハマビシ科

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

テンプレート:生物分類表

ハマビシ科(はまびしか、Zygophyllaceae)は双子葉植物の科のひとつ。30属250種以上からなる。

特に熱帯から温帯の乾燥地に多く、草本から木まである。日本には、海岸植物ハマビシのみ1種類が自生する。

利用

経済的に重要な種はほとんどないが、その中ではユソウボク(リグナムバイタ、Guaiacum Officinale)が有名である。木は多量の樹脂を含み、世界でもっとも硬く重い木材である(比重1.28~1.37)。木は木造船のスクリューの軸受けやギアなどに用いるほか、樹脂をグアヤク脂と呼んで薬用その他に用いる。グアヤクチンキはキノコの鑑別に用いられる。[1]

また、ハマビシは欧米ではハーブとして用いられる。

分類

ハマビシ科は次のような属に分類される。

  • Augea
  • Bulnesia
  • バラニテス Balanites
    • B. aegyptiaca 日本でバラニテスと言えばこれを指すことが多い。ザックームとも言う。
  • Fagonia
  • ユソウボク属 Guaiacum - ユソウボク(リグナムバイタ)
  • Halimiphyllum
  • Izozogia
  • Kallstroemia
  • Larrea
  • Metharme
  • Miltianthus
  • Morkillia
  • Neoluederitzia
  • Peganum
  • Pintoa
  • Plectrocarpa
  • Porlieria
  • Roepera
  • Sarcozygium
  • Seetzenia
  • Sericodes
  • Sisyndite
  • Tetradiclis
  • Tetraena
  • Tribulopis
  • ハマビシ属 Tribulus - ハマビシ
  • Viscainoa
  • Zygophyllum

外部リンク

テンプレート:Sisterテンプレート:Asbox