ハガニア

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Agana
Hagatna
ハガニア
一般情報
人口: 1,100(2000年 国勢調査)[1]
民族: チャモロ人,アメリカ人

ハガニアハガッニャHagåtña、旧称Aganaスペイン語 Agaña)は、米国準州グアム主都(村)。グアム島西岸に位置し、準州では2番目に小さな村。

歴史

Hagåtña ハガニア はスペイン植民時代以前からグアムでも有数の町であった。1668年に最初のスペイン宣教団 Padre San Vitores が訪れた。酋長の Kepuha の家族は、グアム最初の教会の建設の為に Padre San Vitores に土地を提供した。

スペインの統治下では、グアムとマリアナ諸島先住民族はハガニアへの移住を強制された。スペイン統治時代の建物の遺構は、スペイン広場の大司教区大聖堂の傍に残っている。また、スペイン到来以前の時代の、ラッテ・ストーンはラッテ公園にある。

1898年米西戦争時にグアムはスペインからアメリカ合衆国に割譲され、「アガナ」(Agana、英語表記)はアメリカ海軍行政下に置かれた。1940年までに街の人口は10,000人にまで増加し、島の人口の約半数が住んでいた。

第二次世界大戦では日本軍が占領。その後アメリカ海軍が奪回したが、米艦隊からの艦砲射撃により街は著しく破壊された。戦前の居住者の多くはグアム島の他の地域に移住した。アメリカ海軍のグアム再建計画の一環として、直線的な通りからなる新街区が旧市街の上に建設され、現在の都市の発展の契機となった。

ハガニアにはグアムの政府が置かれ、歴史的地区は多くの観光客を惹きつけている。1998年に首都の名前を、アガナからよりチャモロ語に近いハガニアに変更した。

地理

アメリカ合衆国統計局によると、街の面積は 3 km² (1 mi²)。北にアガナ湾、南にWetlands, Agana Heights、村の中心部には高層のオフィスビルがある。この都市の最寄の空港は、タムニンAntonio B. Won Pat 国際空港(グアム国際空港)である。

住人

2000年国勢調査で人口は約1,100人(グアム島の人口は16万人)[1]

その他

中心部にはショッピングモールレストラン、オフィスなどが林立している。また日本国の「在ハガッニャ総領事館」がある。

脚注

参照

  • Rogers, Robert F (1995). Destiny's Landfall: A History of Guam: University of Hawai'i Press. ISBN 0-8248-1678-1
  • Carter, Lee D; Carter, Rosa Roberto; Wuerch, William L (1997). Guam History: Perspectives Volume One: MARC. ISBN 1-878453-28-9
  • Sanchez, Pedro C. Guahan, Guam: The History of our Island: Sanchez Publishing House.
  • (1996) Kinalamten Pulitikat: Sinenten I Chamorro: Issues in Guam's Political Development: The Chamorro Perspective: The Political Status Education Coordinating Commission. ISBN 1-883488-03-6

関連項目

グアムの都市一覧

外部リンク

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