トーセ

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株式会社トーセは、日本ゲームソフト開発会社本社京都市下京区

概要

テンプレート:出典の明記 多くのゲームソフト会社と受託開発契約を結び、開発したゲームソフトやモバイルコンテンツ数は1000タイトルを超えている。ゲーム業界最大手の下請け会社と見られる。

しかし、トーセ自身は著作権を主張せず、クレジット、権利表記『©等』はあくまで発売元メーカーのみを表示しているため、開発に携わったゲームタイトルの全容は掴めない。そのため、「ゲーム業界の影武者」と称される。同一スタッフが複数社のゲーム開発に関わるため、エンディングのスタッフ名の多くは本名でない。古くは、SNK社のサスケVSコマンダー(1980年)などのアーケード作品も手掛けたが、その後は主にコンシューマー作品が中心である。

ソフトウェア開発がほぼ外注化されているスクウェア・エニックスの旧エニックス部門やバンダイナムコゲームスバンダイレーベル(旧バンダイ)などはもとより、大手メーカーの看板タイトルクラスの開発を担当していることもある。そのため、社内の各開発チーム間の情報は一切遮断されているという。

エニックス(現スクウェア・エニックス)より発売された『ドラゴンクエストモンスターズ』シリーズの開発に携わったことで、その存在が知られるようになった。 また、ゲームボーイアドバンス版のファイナルファンタジーシリーズなど、旧作の移植を受託していることもある。『ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君』『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』のサウンドプログラムも担当した。

トーセ自身が自社開発製品であることを公にしているものは、任天堂より発売された『伝説のスタフィー』シリーズのみである。

2008年には角川書店講談社集英社小学館の4社と共同でリブリカを設立、Wii向けに電子コミック配信事業などを開始する。

なお、自社ブランドにこだわらずに下請けに徹する理由としては、自社ブランドでリリースすると取引先が競合相手となることで、取引上の信頼関係が崩れてしまうことを防ぐためとしている(公式サイトQ&Aより)。

不祥事

2007年12月 ゲーム制作費、顧客情報等のファイルがインターネット上に流出した[1]

沿革

脚注

  1. 2007.12.18 業務情報漏洩に関するお知らせ

外部リンク

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