トワイライト・ゾーン (1959年)

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テンプレート:Infobox televisionトワイライト・ゾーン』(原題:テンプレート:En )は、アメリカ合衆国1959年から1964年まで放送されたSFテレビドラマシリーズ。このシリーズの脚本を多く手がけたロッド・サーリングがホストを務めていた。

概要

元々はサーリングが大学卒業直後に書いた[1]『ザ・タイム・エレメント』が、『Westinghouse Desilu Playhouse』の1エピソード(主演はウィリアム・ベンディックスマーティン・バルサム。監督アラン・ライスナー)として放送され、好評だったことから製作されたシリーズである[2]

CBS1959年10月2日から放送され人気を博した。シリーズは5年間続き、5シーズン・全156話が製作された。通常は30分枠での放送であったが、第4シーズンのみ一時間枠である。

日本では1960年日本テレビで『未知の世界』のタイトルで第1シーズンが、それ以降はTBS1961年から1967年まで『ミステリー・ゾーン』のタイトルで放送された。一部は『ミステリー』のタイトルで放送。日本において放送されたエピソードは152本で、4本は未放映である。(131話「A Short Drink from a Certain Fountain」、142話「An Occurrence at Owl Creek Bridge」、147話「Sounds and Silences」、151話「The Encounter」)

全話がモノクロ作品であり、21世紀に入ってからはCSスーパーチャンネルAXNチャンネル銀河にて放送された。しかし、日本テレビ放送分である第1シーズンの全36話は日本語音声を紛失しているため、日本では再放送されていない。ビデオやDVDでは字幕や新規吹替で第1シーズンの販売実績はある。

キャスト

スタッフ

主な監督

主な脚本家

映画化

1983年スティーヴン・スピルバーグジョン・ランディスジョー・ダンテジョージ・ミラーが各1話ずつ監督した『トワイライトゾーン/超次元の体験』として、映画化された。 第1話以外はテレビシリーズからのリメイクである。

テレビリメイク

1985年9月27日から1989年4月15日にCBSで『新トワイライトゾーン』が放送された。ナレーターはチャールズ・エイドマン。全3シーズン・65話・110エピソード[5]

また、1994年5月19日にCBSでサーリングの未映像化脚本「人生の予告編」「死者の棲む街」を元にした『トワイライトゾーン 最終章 ロッド・サーリング・スペシャル』が放送された。

2002年9月18日から2003年5月21日にはUPNで『トワイライト・ゾーン』が放送された。ホストはフォレスト・ウィテカー。全44話。

ノベライズ

サーリング自身が手がけたノベライズは、日本では『ミステリーゾーン』『ミステリーゾーン2』(文春文庫)に収録されている。 尚、小説の邦題は原題からの翻訳であり、日本放送時のタイトルと違うものとなっている。

収録作品

※()表記は日本放送時のタイトル。

『ミステリーゾーン』

  • だれもいなくなった町(そこには誰もいなかった)
  • 歩いて行ける距離(過去を求めて)
  • 怪力ディングル(強いぞ、ディングル君)
  • 時のかなたに(過ぎし日を)
  • 熱狂(熱病)
  • メープル通りの怪(疑惑)
  • 大いなる願い(奇蹟)
  • 機械に脅迫された男(機械ぎらい)
  • ウィラビーに停車(敗北者)

『ミステリーゾーン2』

  • 真夜中の太陽(狂った太陽)
  • 免除条項(良心を売った男)
  • 魔法の砂(縄)
  • 奇跡の左腕ケイシー(鉄腕ケイシー)
  • 核シェルター(生と死の世界)
  • ランス・マグルーとの対決(西部劇作法)
  • リップ・ヴァン・ウィンクルの犯罪(砂の上の宝)
  • 真実のみ(因縁も売りものです)
  • フライト33 時間の旅(33号機の漂流)
  • 孤独な男(星に流された男)
  • 柔和な人のクリスマス(弱き者の聖夜)

上記のほかに、ウォルター・B・ギブスンが『鏡像』(放送題『めぐりあい』・『ミステリマガジン』594号収録)、『幻の砂丘』(放送題同じ・角川文庫版『地球の静止する日』に収録)を執筆している。脚本を元にしており、サーリングとの共作という形になっている。

また、サーリングの娘アン・サーリング=サットンが『ONE FOR THE ANGELS』(放送題『死神につかれた男』)、『THE CHANGING OF THE GUARD』(放送題『栄光ある引退』)を執筆しているが、どちらも未訳である。

備考

関連項目

トワイライト・ゾーン関連
海外での似たテーマのドラマ・映画
日本での似たテーマのドラマ・映画

脚注

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外部リンク

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  1. 『ミステリーゾーン2』訳者あとがき
  2. 『ミステリーゾーンDVDコレクション』創刊号
  3. 第1シーズンはナレーション。第2シーズンから、冒頭に登場するようになった。
  4. 音源紛失のため、DVDに収録されているものは堀井真吾による新録版である。
  5. 1・2シーズンは1話につき、1 - 3エピソードのオムニバス形式