ディヌ・リパッティ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

テンプレート:Infobox Musician


テンプレート:Portal ディヌ・リパッティDinu Lipatti, 1917年3月19日 - 1950年12月2日)は、ルーマニアピアニスト作曲家

ブカレスト生まれ。アルフレッド・コルトーに魅入られて教えを受けるが、33歳でジュネーヴ郊外でこの世を去った。


彼のピアノの特徴は、透明な音色でピアノを最大限に歌わせていることである。純粋に徹した、孤高なまでに洗練されたピアニズムは古今でも随一とされる。

ショパンモーツァルトなどを得意とした。ショパンのワルツ集は現在でも絶品とされている。


また、アルベール・ルーセルナディア・ブーランジェに作曲を師事し、作曲をして自作自演も残した。

死因は白血病といわれることが多いが、実際はホジキンリンパ腫である。

作品リスト

  • ツィガーヌ(オーケストラのための組曲)1934年
  • 古典風なコンチェルティーノ作品3(ピアノと室内オーケストラのための)1936年
  • 協奏交響曲(2台のピアノと弦楽オーケストラのための)1938年
  • 左手のためのソナチネ(ピアノ曲)1941年
  • ルーマニア舞曲集(2台ピアノ、ピアノと管弦楽の2版あり)1943年
  • 夜想曲(ピアノ曲、クララ・ハスキルへ献呈)

文献

  • Hommage à Dinu Lipatti. Labor & Fides, Genf 1952. (Enthält größtenteils Hommages von bekannten Musikern in Französisch, Deutsch und Englisch)
  • Dragos Tanasescu, Grigore Bargauanu: Lipatti. Kahn & Averill, London 1988, ISBN 0-912483-18-0.
  • Monika Jäger: Das kompositorische Werk von Dinu Lipatti als Teil der europäischen Moderne. Universität Osnabrück, Osnabrück 2010, epOs-Music, ISBN 978-3-940255-12-9.

テンプレート:Sister