チンゲンサイ

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チンゲンサイ(100g中)の主な脂肪酸の種類[1]
項目 分量(g)
脂肪 0.2
飽和脂肪酸 0.027
16:0(パルミチン酸 0.024
一価不飽和脂肪酸 0.015
18:1(オレイン酸 0.015
多価不飽和脂肪酸 0.096
18:2(リノール酸 0.042
18:3(α-リノレン酸 0.055

チンゲンサイ(青梗菜、学名:Brassica rapa var. chinensis)は、アブラナ科野菜中国野菜の中でも身近な野菜のひとつとなっている。和名はタイサイ(体菜)。白軸のものはパクチョイ(白菜)の別称もある。

原産地は中国華南地方。日本には1970年代日中国交回復の頃に入ってきたと言われる。アルカリ性ミネラルが豊富な緑黄色野菜である。

特徴

露地ものにおいてはが旬とされているが、生育期間が40〜50日と短く、また気温の変化に比較的強いことから日本ではハウス栽培の活用によって一年中市場に出回っている。家庭でも栽培でき、露地栽培、プランター栽培が適している。日本国内での主産地は、静岡県長野県埼玉県などである。

緑色、肉厚なの部分は淡緑色をしており、やわらかく歯切れが良い。アクが無く、煮崩れないため、炒め物のほかに、スープや煮込み料理によく用いられる。

主な栄養素ビタミンAビタミンCβ-カロテンカルシウムカリウム鉄分食物繊維

漢方・薬効

さまし、胸やけに効果があるとされ、がムカムカする時に最適である。

脚注

  1. USDA National Nutrient Database

関連項目

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