チュクチ

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チュクチ(чукчи)はロシアシベリア北東の端のチュクチ半島ツンドラ地帯)に住む民族。

その総人口はおよそ1万6千人でチュクチ語を話す。

チュクチの分類

元来はヤランガと呼ばれるテントに住み、トナカイの遊牧を営んでいたが、ソビエト連邦時代には定住政策により定住生活を送っていた。しかし現在では、かつてのようなヤランガに住んでトナカイとともに移動する遊牧生活に戻っている。
  • 海岸チュクチ:海岸に定住して漁労アザラシなどの海獣猟を行なう。

分布

大部分はチュクチ自治管区内に住むが、同自治管区から西のサハ共和国、南のマガダン州、南東のコリャーク自治管区にも少数住んでいる。 また、さらに極少数はモスクワサンクトペテルブルクはじめ、ロシアの他地方やヨーロッパ、北アメリカにも住んでいる。

その他

シベリアン・ハスキーはこの民族に飼われ、そりの牽引などの作業を行っていたがルーツである。