タカ (通貨)

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タカベンガル語:টাকা、ラテン文字表記:Taka、記号:テンプレート:通貨フォント)はバングラデシュ通貨単位。ISO-4217コードではBDTTk.とも略記される。

補助通貨単位としてパイサが使われる。1タカは100パイサに相当する。ほかに、高額の通貨を呼ぶ単位として、ラーク(10万)およびカロール(1000万)が使われる。1ラークタカは10万タカ、1カロールは100ラクすなわち1千万タカに相当する。

なお、「タカ」とはインド・ルピーのベンガル語表記でもある。

紙幣

タカには、8種類の紙幣(1タカ、2タカ、5タカ、10タカ、20タカ、50タカ、100タカ、500タカ)と7種類の硬貨(1パイサ、5パイサ、10パイサ、25パイサ、50パイサ、1タカ、2タカ)がある。このうち5タカから500タカまでの紙幣は中央銀行であるバングラデシュ銀行が発行しているが、それ以外の2つの紙幣と全ての硬貨はバングラデシュ政府が発行している。

2012年11月8日、バングラデシュの2タカ貨幣の貨幣製造の事業を5億2千万円で日本の造幣局が落札した[1]。日本が外国の貨幣製造を請け負うのは、記念硬貨ではいくつか例があるが、一般流通する貨幣については戦後初めてとなる[2][3]2013年初めには製造開始し、4月から順次バングラデシュに輸送する予定。

為替レート

外国為替相場はバングラデシュ銀行が公認為替取引業者との取引により設定する。バングラデシュ銀行が公表するタカの交換レートは、2010年12月30日付けで、1米ドル=70.74Tk.(売り渡し価格)、70.75Tk.(買い取り価格)。

符号位置

記号 Unicode JIS X 0213 文字参照 名称

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脚注

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外部リンク

テンプレート:アジアの題材

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  1. 造幣局、バングラデシュ貨幣製造を受注 海外進出重視へ:朝日新聞2012年11月13日
  2. バングラデシュ中央銀行から2タカ貨幣の製造を受注しました:造幣局2012年11月13日
  3. テンプレート:Cite news