スポーツ観戦

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テンプレート:出典の明記 スポーツ観戦(スポーツかんせん)とは、スポーツテレビビデオを通して観戦したり、スタジアム競技場まで足を運んで観戦すること。日本では野球サッカー相撲マラソンの観戦が人気がある[1]

競技場等での観戦とテレビ等での観戦の違い

スタジアム・競技場などで観戦するためには、競技が行われる競技場等まで出かける必要がある。また、プロスポーツではほとんどの場合に観戦料(競技場への入場料など)を徴収される。しかし選手が目の前でスポーツをしているという臨場感や、同じ趣味を持つ観客との一体感を味わうことができる。自宅等から遠い競技場まで出かける場合、一種の旅行と捉えられる場合もあり、現にスポーツ観戦を目的としたツアーも旅行代理店によって企画されている[2]

いっぽう、テレビ・ラジオ・ビデオなどでの観戦は自宅で気軽に楽しめるメリットがある。一部のペイ・パー・ビューなどを除けば、観戦に費用もかからない。さらに、多くのカメラによる中継やアナウンサーによる的確な実況があれば、競技場等よりも選手の動きや試合・演技の流れがつかみやすいというメリットもある。テレビ中継の場合、リプレイ画像もある。

両者の中間に位置するものとして、スポーツバー等での観戦が挙げられる。これはスポーツ観戦を趣味とするものが特定の店舗に集ってテレビ等で観戦するものであり、臨場感はないが他のファンとの一体感を味わうことができる。店舗に限らず、試合が行われていない競技場や広場等のスクリーンの前にファンが集まって観戦することはしばしば行われている。これはパブリックビューイングと呼ばれ、日本ではサッカーの観戦でこのような例がよく見られる[3]

スポーツ観戦を趣味とする者の中には、普段はテレビ等で観戦し、ときどき競技場等に足を運ぶ者が多い。たとえば年間100を超える試合を開催するプロ野球の試合をすべてスタジアムで観戦することは困難であるため、プロ野球ファンのほとんどはこのタイプと思われる。

近年ではスポーツ観戦を観光資源と捉え、スポーツ観戦客を周辺の観光に呼ぶ込むことで地域活性化の起爆剤にしようという取り組みも行われつつある[4]

脚注

  1. テンプレート:Cite, 社会実情データ図録
  2. スポーツビジネスについては関東経済産業局 スポーツビジネスの現状に詳しい。
  3. 観戦方法と現代社会のコミュニケーションやグローバル化などとの関連についても研究されている(たとえば桃山学院大学 髙井昌吏)ほか、観戦者を消費者と見做して消費者行動を分析する試みもなされている(たとえば鹿屋体育大学 隅野美砂輝)。
  4. テンプレート:Cite

関連項目

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