ジャノヒゲ

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テンプレート:生物分類表 ジャノヒゲ(蛇の髭、学名: テンプレート:Snamei)は、クサスギカズラ科ジャノヒゲ属常緑多年草リュウノヒゲ(竜の髯)ともいう。

形態・生態

高さ10cmほどで細いが多数出る。この葉がに似ているので名付けられたといわれる。

総状花序に淡紫色の小さいをつける。

子房種子を1個含むが、成熟前に破れて種子が露出し、青く熟す。

葉状から、ジャノヒゲ(蛇の鬚)またはリュウノヒゲ(龍の鬚)といわれた[1]が、ジョウノヒゲが転訛して、ジャノヒゲになったと考えられる[2]。ジョウノヒゲとは、「尉(じょう)の鬚」の意であり、能面で老人の面を「尉(じょう)」といい、この葉の様子をその面の鬚(あごひげ)に見立てた[1][2]

分布・生育地

日本を含む東アジアからフィリピン森林に広く分布する。また、よく植え込みに用いられる[3]

人間との関わり

生薬

テンプレート:Main は所々太く紡錘形になり、これを麦門冬(ばくもんどう)と称して鎮咳・強壮などに用いる。日本薬局方に収録の生薬である。麦門冬は、麦門冬湯(ばくもんどうとう)、清肺湯(せいはいとう)などの漢方方剤に使われる[4]

食用

高知県などでは食用とされ、ゆがいてから更にアゲ(油揚げ)などと一緒に煮て食べる。

文化

花言葉は「変わらぬ想い」。

脚注

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参考文献

関連項目

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外部リンク

  • 1.0 1.1 『新牧野日本植物圖鑑』p.872
  • 2.0 2.1 『山溪名前図鑑 野草の名前 夏』p.63
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