ジェリーフィッシュ (ゲームメーカー)

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テンプレート:美少女ゲームブランド 有限会社ジェリーフィッシュ (Jellyfish) は、アダルトゲームメーカー。旧称は「海月製作所」(うみつきせいさくしょ)。発売延期を繰り返すことで知られている[1]

社歴・概要

1995年、『パワースレイブ』(以後、『パワスレ』)でソフトハウスとしてデビュー。当時、成人向け漫画で有名だった織倉まことのキャラクターデザインによる艶やかなヒロイン達と、それを崩さずアニメーションさせた大胆なセックスシーンが、PC-9800シリーズのユーザーやメガストアなどのアダルトゲーム専門誌上にて人気を呼ぶ。しかし、まもなく本作の原画作画監督を担当していた外注の有名アニメーターが、セックスシーンの原画をソニアの『VIPER』シリーズからほぼ丸写ししていた事実が判明。これが、後にソニアとメガストアとの間に生じた大きな溝の原因の1つとなる。

1997年たくま朋正にキャラクターデザイン・原画を依頼した『ルーキーズ』を発売。本作のみアニメーションは使用されなかったが、グラフィックもさながら青臭さと熱さを混在させたシナリオが評価される。

そして1998年、海月製作所の名をアダルトゲームファンに広く知らしめることになる『ラブ・エスカレーター』(以後、『ラブエス』)を発売。この頃になると、日本国内におけるアダルトゲームのプラットフォームは1995年のWindows 95の発売によって、それまで席巻していたPC-9800シリーズからWindows 95へほぼ移行済みであったが、それでも本作はPC-9800シリーズのユーザーによる高セールスを記録し、有限会社化へ踏み切らせるきっかけとなる。また、あまりの人気にプログラマがWindows 95用の非公式エミュレータを開発し、無償配布に踏み切ったほどである[2]。これを期に、海月製作所は「ジェイ・ノード」や「シューティングスター」などの流通会社と親密で『ラブエス』の開発に直接携わった面々から構成される有限会社「ジェリーフィッシュ」と、そうでないソフトハウス「海月倶楽部」へ分裂した。しかし、後者は目立ったヒット作に恵まれず、数年後にはひっそりと消滅することになる。

1999年にはジェリーフィッシュとしてのデビュー作『GREEN 〜秋空のスクリーン〜』(以後、『GREEN』)を、2003年には『ラブエス』のリメイク作『LOVERS 〜恋に落ちたら…〜』(以後、『LOVERS』)を発売。どちらも、評価や詳細については該当項目を参照。

2011年には『GREEN 〜秋空のスクリーン〜 STANDARD EDITION』『SISTERS 〜夏の最後の日〜』(以後、『SISTERS』)を発売。どちらも、評価や詳細については該当項目を参照。

2013年には『SISTERS』の改訂版『SISTERS 〜夏の最後の日〜 ULTRA EDITION』(以後、『SISTERS UE』)を発売。評価や詳細については該当項目を参照。

2013年3月現在、『Black and White』『GREEN 〜秋空のスクリーン〜 DVD EDITION』を開発中。また、『GREEN』で人気を博したサブヒロインの広瀬真理子が主人公の2ページ漫画『真理子ちゃんがイク!!』を、アダルトゲーム専門誌「BugBug」に連載中である。

作品一覧

海月製作所
全てPC-9800シリーズ用。
ジェリーフィッシュ
全てWindows用。
他社
全てWindows用。

スタッフ

中心スタッフ
外注スタッフ

出典

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外部リンク

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  1. Jellyfishの新作エロゲ「sisters」の発売日がやはり延期に - にゅーあきばどっとこむ
  2. ラブ・エスカレーター for Windows DirectX版/ラブ・エスカレーター for Windows 非DirectX版 - Production StarHole