ショウジョウトキ

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(動画)ショウジョウトキ
ショウジョウトキ (猩猩朱鷺、学名:Eudocimus ruber )は、コウノトリ目トキ科に分類される鳥類の一種である。

同属のシロトキとは体形、習性が同じであり、飼育下では比較的簡単に交雑雑種をつくることができるため、一部には両者は同種として扱うべきだという意見もある。しかし、ベネズエラにある両種の混合コロニーで自然の交雑例がないことなどから、別種として扱う説が有力である。

分布

南アメリカの北部の沿岸部に分布する。


形態

体長約60cm。体色は鮮やかな朱赤色で、非常に目立つ。嘴の基部から眼先にかけての皮膚の裸出部も赤い。幼鳥の体色は黒褐色である。

生態

海岸岸のマングローブ林に生息する。

カエル魚類甲殻類などの小動物を捕食する。

集団繁殖地(コロニー)を形成して繁殖する。しばしば他種と共同でコロニーを作る。雄が巣材を集め、雌が水辺の樹上などに巣を作る。1腹2-4個の卵を産み、抱卵期間は21-23日である。抱卵、育雛とも雌雄共同で行う。雛は孵化後約42日で巣立ちする。

外部リンク

参考文献

  • 『世界の動物|分類と飼育 コウノトリ目+フラミンゴ目』、財団法人東京動物園協会、1985年、81-82頁


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