サンダーランドAFC
サンダーランド・アソシエーション・フットボール・クラブ(Sunderland Association Football Club)は、イングランド北東部・サンダーランドに本拠地を置くプロサッカークラブ。1997年にホームスタジアムをロッカー・パークからスタジアム・オブ・ライトに移転した。
概要
第二次世界大戦前に6度のリーグ優勝(1892, 1893, 1895, 1902, 1913)を果たしている。1936年には縦縞模様のユニフォームを着て優勝した最後のクラブになった。フットボールリーグには1890年に加盟し、1888年のフットボールリーグ設立以降、初めての加盟クラブとなった。また加盟から1958年までトップディビジョンに所属し、1992年にアーセナルに破られるまで、1番長く、連続してトップディビジョンに在籍したクラブだった。初めてFAカップを制したのは1937年で、決勝でプレストンを3-1で破り、優勝した。第二次大戦後、タイトルを獲得したのは1973年のFAカップで、決勝でリーズを1-0で下し、優勝している。
同じタインアンドウィア州に本拠地を置くニューカッスルとは長年のライバル関係にあり、1898年から続く対戦はタイン・ウェア・ダービーと呼ばれる。
歴史
1879年10月17日、サンダーランドで学校の教師をしていた、グラスゴー生まれのジェームズ・アランが、「サンダーランド地区教員サッカークラブ(Sunderland and District Teachers Association Football Club)」を設立。1880年10月16日に、名称を「サンダーランド教員サッカークラブ(Sunderland Teachers Association football Club)」に変更。しかしその後、クラブの財政難を緩和させるため、教員以外からも広くメンバーを募り、サンダーランドAFCに改編された。
1890-91シーズンからフットボールリーグに加盟。加盟後の活躍から、フットボールリーグ創設者のウィリアム・マグレガーに「素晴らしいタレントを揃えたチームだ」と賞賛される。1892年から1902年の間に、リーグ優勝3回、準優勝3回と好成績を残す。
1913年、リーグ優勝。しかし、FAカップでは、アストン・ヴィラに1-0で敗北。ダブルを逃す。
1935-36シーズンに6度目のリーグ優勝。FAカップを獲得したのは、1938年、ウェンブリー・スタジアムで行われた決勝で、プレストン・ノースエンドを3-1で破り、初優勝を飾った。
第二次世界大戦後、クラブの財政は著しく悪化。1957年、財政面の不正を犯し、会長と3人の役員が辞任。5000万ポンドという前例のない罰金を受ける。1957-58シーズンは、21位(22クラブ中)に終わり、フットボールリーグ加盟後68年目にして、初めて降格した。
1973年、2部に在籍しながら、FAカップ決勝に進出。決勝でリーズを1-0で破り、2度目のFAカップ制覇を果たす。サンダーランドの優勝以降、トップディビジョンに在籍していないチームがFAカップで優勝したのは、1976年のサウサンプトンのみ。
1985年に、初めてリーグカップの決勝に進出。しかし、ノリッジに1-0で負け、優勝を逃す。リーグカップの決勝に進出したのは、この1度のみ(2007年現在)。
1986-87シーズンは、20位(22クラブ中)に終わり、3部に降格した。しかし、翌シーズンに優勝を果たし、1シーズンで2部復帰を果たした。
1992年には、2部に在籍しながら、再びFAカップの決勝に進出。しかし、決勝でリヴァプールに2-0で敗れ、1973年の再現はならなかった。
1997年、99年間使用したロッカー・パークから、スタジアム・オブ・ライトに本拠地を移転。スタジアムの収容人数が、ロッカー・パークの30000人から42000人に増加し、クラブの財政状況も好転した。
1999年、当時の最多記録となる勝ち点105で2部優勝を果たし、1部に復帰。復帰後の1999-00、2000-01では、2シーズン連続で7位に入る。しかし、2003年に、当時の最少記録となる勝ち点19で最下位に終わり、2部に降格。ミック・マッカーシーの下、2005年に2部優勝、1年でプレミアリーグに復帰するが、2006年には最少記録を更新する勝ち点15で、再び2部に降格する。
2006年7月、ナイアル・クインを代表とする、ドラマビル・コンソーシアムがサンダーランドを買収。ナイアル・クインが会長に就任する。開幕直後はクインが監督を兼任したが、開幕から4連敗を喫すなど、勝利することができなかった。その後、8月に現役引退直後からオファーしていたロイ・キーンが監督に就任。キーンは開幕から勝っていなかったチームを建て直し、サンダーランドは27勝7分12敗、勝ち点88で優勝。バーミンガムと共に、プレミアリーグ復帰を果たした。
2007-08シーズン、プレミアリーグ復帰後初めての試合は、ホームのトッテナム戦。試合は、後半ロスタイムにマイケル・チョプラが決めたゴールにより、1-0で勝利した。
2008年12月4日、成績不振の責任を取りロイ・キーンが監督を辞任。残りのシーズンはリッキー・スブラジアが暫定的に指揮を執り、2009-10シーズンからスティーヴ・ブルースが監督に就任。
2011年11月30日、成績不振でスティーヴ・ブルースが解任。マーティン・オニールが新監督に就任した。
2013年10月8日、グスタボ・ポジェが監督に就任した。
ユニフォーム
テンプレート:ユニフォームの色 栄光と伝統の赤白ストライプ[1]は、サンダーランドAFCの象徴である。設立当初は、青のユニフォームを着てプレーしていたが、その後、赤と白のハーフに変わり、1887年に現在の赤と白のストライプ模様になった。2007-08シーズンのアウェーユニフォームはシャツ、パンツ、ソックス全て白で、1898年から変わっていない。2007-08シーズンから2011-12シーズンまでのユニフォームサプライヤーはアンブロで、2012-13シーズンからのユニフォームサプライヤーはアディダス。
現所属メンバー
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ローン移籍選手
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歴代所属選手
歴代所属選手はCategory:サンダーランドAFCの選手を参照。
歴代監督
- テンプレート:Flagicon ピーター・リード 1995.3-2002.10
- テンプレート:Flagicon ハワード・ウィルキンソン 2002.10-2003.3
- テンプレート:Flagicon ミック・マッカーシー 2003.3-2006.3
- テンプレート:Flagicon ケヴィン・ボール 2006.3-2006.5
- テンプレート:Flagicon ナイアル・クイン 2006.7-2006.8
- テンプレート:Flagicon ロイ・キーン 2006.8-2008.12
- テンプレート:Flagicon リッキー・スブラジア 2008.12-2009.5
- テンプレート:Flagicon スティーヴ・ブルース 2009.6-2011.11
- テンプレート:Flagicon マーティン・オニール 2011.12-2013.3
- テンプレート:Flagicon パオロ・ディ・カーニオ 2013.3-2013.9
- テンプレート:Flagicon グスタボ・ポジェ 2013.10-
獲得タイトル
- 優勝(6回):1891-92, 1892-93, 1894-95, 1901-02, 1912-13, 1935-36
- 準優勝(5回):1893-94, 1897-98, 1900-01, 1922-23, 1934-35
- 優勝(5回):1975-76, 1995-96, 1998-99, 2004-05, 2006-07
- 準優勝(1回):1963-64
- 優勝(1回):1987-88
- 優勝(2回):1936-37, 1972-73
- 準優勝(3回):1912-13, 1941-42, 1991-92
- 準優勝(2回):1984-85, 2013-14
- チャリティー・シールド(現コミュニティーシールド)
- 優勝(1回):1936-37
- 準優勝(1回):1937-38
過去の成績
シーズン | ディビジョン | FAカップ | リーグ カップ |
欧州カップ / その他 | 最多得点者 | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
リーグ | 試合数 | 勝 | 分 | 敗 | 得点 | 失点 | 勝ち点 | 順位 | 選手 | 得点数 | |||||
1988-89 | ディビジョン2 | 46 | 16 | 15 | 15 | 60 | 60 | 63 | 11位 | 3回戦敗退 | 2回戦敗退 | フルメンバーズカップ | 2回戦敗退 | マルコ・ガッビアディーニ | 18 |
1989-90 | ディビジョン2 | 46 | 20 | 14 | 12 | 70 | 64 | 74 | 6位 | 3回戦敗退 | 準々決勝敗退 | フルメンバーズカップ | 1回戦敗退 | マルコ・ガッビアディーニ | 21 |
1990-91 | ディビジョン1 | 38 | 8 | 10 | 20 | 38 | 60 | 34 | 19位 | 3回戦敗退 | 3回戦敗退 | フルメンバーズカップ | 準々決勝敗退 | マルコ・ガッビアディーニ | 9 |
1991-92 | ディビジョン2 | 46 | 14 | 11 | 21 | 61 | 65 | 53 | 18位 | 準優勝 | 2回戦敗退 | ドン・グッドマン | 11 | ||
1992-93 | ディビジョン1 | 46 | 13 | 11 | 22 | 50 | 64 | 50 | 21位 | 4回戦敗退 | 1回戦敗退 | アングロ=イタリアン・カップ | グループステージ敗退 | ドン・グッドマン | 16 |
1993-94 | ディビジョン1 | 46 | 19 | 8 | 19 | 54 | 57 | 65 | 12位 | 4回戦敗退 | 3回戦敗退 | アングロ=イタリアン・カップ | グループステージ敗退 | フィル・グレイ | 14 |
1994-95 | ディビジョン1 | 46 | 12 | 18 | 16 | 41 | 45 | 54 | 20位 | 4回戦敗退 | 2回戦敗退 | フィル・グレイ | 12 | ||
1995-96 | ディビジョン1 | 46 | 22 | 17 | 7 | 59 | 33 | 83 | 1位 | 3回戦敗退 | 2回戦敗退 | クレイグ・ラッセル | 13 | ||
1996-97 | プレミア | 38 | 10 | 10 | 18 | 35 | 53 | 40 | 18位 | 3回戦敗退 | 3回戦敗退 | クレイグ・ラッセル ポール・スチュワート |
4 | ||
1997-98 | ディビジョン1 | 46 | 26 | 12 | 8 | 86 | 50 | 90 | 3位 | 4回戦敗退 | 3回戦敗退 | ケヴィン・フィリップス | 29 | ||
1998-99 | ディビジョン1 | 46 | 31 | 12 | 3 | 91 | 28 | 105 | 1位 | 4回戦敗退 | 準決勝敗退 | ケヴィン・フィリップス | 23 | ||
1999-2000 | プレミア | 38 | 16 | 10 | 12 | 57 | 56 | 58 | 7位 | 4回戦敗退 | 3回戦敗退 | ケヴィン・フィリップス | 30 | ||
2000-01 | プレミア | 38 | 14 | 12 | 11 | 46 | 41 | 57 | 7位 | 5回戦敗退 | 準々決勝敗退 | ケヴィン・フィリップス | 14 | ||
2001-02 | プレミア | 38 | 10 | 10 | 18 | 29 | 51 | 40 | 17位 | 3回戦敗退 | 2回戦敗退 | ケヴィン・フィリップス | 11 | ||
2002-03 | プレミア | 38 | 4 | 7 | 27 | 21 | 65 | 19 | 20位 | 5回戦敗退 | 4回戦敗退 | ケヴィン・フィリップス | 6 | ||
2003-04 | ディビジョン1 | 46 | 22 | 13 | 11 | 62 | 45 | 79 | 3位 | 準決勝敗退 | 2回戦敗退 | マーカス・スチュワート | 14 | ||
2004-05 | チャンピオン | 46 | 29 | 7 | 10 | 76 | 41 | 94 | 1位 | 4回戦敗退 | 2回戦敗退 | マーカス・スチュワート | 16 | ||
2005-06 | プレミア | 38 | 3 | 6 | 29 | 26 | 69 | 15 | 20位 | 4回戦敗退 | 3回戦敗退 | リアム・ローレンス アントニー・ル・タレク トミー・ミラー ディーン・ホワイトヘッド |
3 | ||
2006-07 | チャンピオン | 46 | 27 | 7 | 12 | 76 | 47 | 88 | 1位 | 3回戦敗退 | 1回戦敗退 | デヴィッド・コノリー | 13 | ||
2007-08 | プレミア | 38 | 11 | 6 | 21 | 36 | 59 | 39 | 15位 | 3回戦敗退 | 2回戦敗退 | ケンワイン・ジョーンズ | 7 | ||
2008-09 | プレミア | 38 | 9 | 9 | 20 | 34 | 54 | 36 | 16位 | 4回戦敗退 | 4回戦敗退 | ジブリル・シセ ケンワイン・ジョーンズ |
10 | ||
2009-10 | プレミア | 38 | 11 | 11 | 16 | 48 | 56 | 44 | 13位 | 4回戦敗退 | 4回戦敗退 | ダレン・ベント | 25 | ||
2010-11 | プレミア | 38 | 12 | 11 | 15 | 45 | 56 | 47 | 10位 | 3回戦敗退 | 3回戦敗退 | アサモア・ギャン | 10 | ||
2011-12 | プレミア | 38 | 11 | 12 | 15 | 45 | 46 | 45 | 13位 | 準々決勝敗退 | 2回戦敗退 | ニクラス・ベントナー | 8 | ||
2012-13 | プレミア | 38 | 9 | 12 | 17 | 41 | 54 | 39 | 17位 | 3回戦敗退 | 4回戦敗退 | スティーヴン・フレッチャー | 11 | ||
2013-14 | プレミア | 38 | 10 | 8 | 20 | 41 | 60 | 38 | 14位 | 準々決勝敗退 | 準優勝 | アダム・ジョンソン | 8 |
脚注
- ↑ 「2010-2011世界サッカー選手名鑑」p54(学研パブリッシング)ISBN978-4-05-606112-3
外部リンク
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