コントラスト

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コントラストの変化による画像の変化

コントラスト(contrast)は、一般にはある注目物体とそれ以外の背景とが区別できるような視覚的な特徴の差をいうが、特に画像においては最も暗い部分と、最も明るい部分の輝度の差のことをいう。実世界の視覚においては、同じ視野内でのまたは輝度の差のことである。

コントラストが高くなると明暗の差が大きくなり明るい部分や暗い部分がはっきりするが、中間の色が潰れてしまう。逆にコントラストが低くなると明暗の差が縮まり中間の色が増えて、明るい部分や暗い部分がはっきりしなくなってしまう。

近年ではディスプレイや画像などにおいてよく使われ、デジタルカメラなどで撮影した写真を補正する際、コントラストを変化させることがある。

科学的な定義

コントラストは定量的に取り扱うために定義が与えられているが、状況に応じてさまざまな定義が用いられる。

視覚刺激を記述する際などには、Michelsonコントラスト

<math>\frac{L_\mathrm{max}-L_\mathrm{min}}{L_\mathrm{max}+L_\mathrm{min}}</math>

を用いることが多い。LmaxLminは画像中の輝度値の最大値と最小値である。

ディスプレイなどについて取り扱う際は、コントラスト比

Lmax / Lmin

を用いることが多い。ディスプレイで言えばLmaxは白を表示したときの輝度、Lminは黒を表示したときの輝度である。

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