ゲームリパブリック

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株式会社ゲームリパブリックは、ゲームクリエイター岡本吉起によって2003年7月1日に設立されたゲームソフト開発会社。

概要

テレビゲームの開発下請・デベロッパー(初期はマイクロソフトソニー・コンピュータエンタテインメント、後期はバンダイナムコゲームス)や、自社販売でのボードゲームも制作していた。

岡本の人脈で、専門学校で囲い込み(青田買い)していた生徒や、かつてカプコンに勤めていたスタッフを常時ヘッドハンティングしていた為、最盛期には300名近い社員が居た。しかし高騰する開発費とは裏腹に、ソフトの売り上げは伸びず経営不振に陥る。2010年に、大規模なリストラを敢行。大阪オフィス、名古屋オフィスが閉鎖。2011年6月には公式サイトも閉鎖され唯一、東京都目黒区にあった本社オフィスも引き払われた[1]

2012年現在、社員は岡本吉起1人となっており、メディアの取材には「コンシューマゲーム業界からはリタイア。現在は携帯ゲームの開発を行っている。」と述べている。

テレビゲーム作品

ソニー・コンピュータエンタテインメントより発売
マイクロソフトより発売
バンダイナムコゲームスより発売
自社パブリッシング

ボードゲーム作品

備考

  • 会社立ち上げ前および当初は、SCEサイトの大々的発表や、岡本がカプコン退社直後に個人で立ち上げた手作り感にあふれるサイト「岡本吉起がゲーム会社つくるぜ!!」(設立後「岡本吉起がゲーム会社つくったぜ!!」に改称)の軽妙な日記などで話題となった。
  • GENJIをリリースし、一定の売り上げは確保するがテンプレート:要出典に見合うほどではなかった。
  • キャラクターデザインさくらももこを起用したにもかかわらず、エブリパーティは初週売り上げ約641本という大敗を喫した。この様子はファミ通のワンコーナーで「目指せ○本!」とネタにされてしまうほどであった。
  • 専門学校から多数の生徒をインターンシップという形で囲い込み、優秀な人材を正式採用していた事でも有名である。
  • 岡本は本社を立ち上げた当時にやりたかった事は、全て任天堂WiiDSで先にやってしまったと述べている。また、その実現には任天堂程、巨大な企業規模が必要であった事を後に気付いたとも語った[2]

脚注

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外部リンク


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  1. 岡本吉起が設立したゲームリパブリックの今は? 実際に行ってきたぞ!(G-DASH、2011年6月15日)
  2. 「日本はもうゲーム先進国ではない」――岡本吉起氏が語る“世界に通用するゲームプロデュース” (3/3)