ケートー

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ケートーテンプレート:Lang-grc-short, テンプレート:Lang-en)は、ギリシア神話の女神である。その名は「海の怪物」という意味である。ケートーは海の危険性や恐怖、海の未知の生物を神格化した女神である。長母音を省略してケトとも表記される。

大地母神ガイア海神ポントスの子で、ネーレウスタウマースポルキュースエウリュビアーと兄弟[1]。兄であるポルキュスを夫とし、ゴルゴーン3姉妹やグライアイ3姉妹の母となった[2]。一説にはエキドナスキュラセイレーンの母ともいう。

このように、二人の子や孫はすべて怪物となった。

脚注

  1. ヘーシオドス、233~239。アポロドーロス、1巻2・6。
  2. ヘーシオドス、270~276。

参考文献

関連項目

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