クイズ百点満点

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クイズ百点満点』(クイズひゃくてんまんてん)は、1988年4月10日から1994年3月20日までNHK総合テレビで毎週日曜日の19:20 - 20:00(JST)に生放送された情報クイズ番組である。『クイズ面白ゼミナール』の後継番組。

司会は当時NHKアナウンサー大塚範一と当時NHK解説委員の田畑彦右衛門。使用スタジオはNHK放送センター(東京渋谷)東本館1階101スタジオ。

概要

クイズ紙と鉛筆をどうぞ』(1987年3月22日5月3日8月19日8月26日)というタイトルのパイロット番組が源流。人気番組であった『クイズ面白ゼミナール』の後継番組に選ばれ、レギュラー昇格した。

番組開始前の1988年3月21日にはパイロット版が放送された。

形式

最近の時事問題、国際情勢、暮らしに直結する話題などから毎週1つのテーマでクイズを出題し、スタジオにいる200人の学生解答者と電話回線(事前申し込み制)で参加する視聴者が解答に参加する。解答は初期の頃が全て3択形式で6-7問、後期が「ホント」か「ウソ」かの2択形式3問(大半の問題は「ホント」が正解で、「ウソ」が正解になるケースは少数だった)、3択形式5問の計8問(1問10点。7問目と8問目は20点)でスタジオ解答者は1問でも不正解ならその時点で脱落となる(予め被っていた赤い帽子を脱ぐ)ノックダウン方式が採用された。

最終的に全問正解で残った者はスタジオ中央に招かれ紹介された。賞品などは無く、全国放送で自分の名前(放送初期は在籍大学も)を言えることが特典となっていた。後期には全問不正解者の発表もあり、名前は公表しないが、自己申告でその場に立たされていた。これには「かわいそう」との不評もあったが、へこたれず再挑戦する者も多く(この時は特別に青い帽子を被る)、中には見事に全問正解し雪辱を晴らした者もいた。

番組の中盤には、輪島直幸の指導による頭を活性化させる満点体操(手と指を使った簡単体操)を行った。当初は「満点体操第1」のみであったが、その後第2・第3が作られた。

なおパイロット版『クイズ紙と鉛筆をどうぞ』では、視聴者の参加者の解答手段として電話回線ではなくキャプテンシステムが使用された。また帽子を青・黄・赤の3つ重ねて被り、1問間違える度に1つずつ脱いでいた。つまり百点満点では青の帽子が残ることになる。

解答の制限時間が終了すると大塚は「はい、鉛筆を置いて!」と言っていたが、スタジオで配られていたのは黒いサインペンであった。正解発表と解説後は大塚が不正解者に対して「間違えた方、帽子を脱いで下さい!」と大塚自らも帽子を取りながら言う。

1993年からの1年間のみ『にこにこぷん』のトリオ(じゃじゃまる、ぴっころ、ぽろり)も登場した(『おかあさんといっしょ』から出演)。

大塚はそれまでスポーツ畑だったが、バラエティ番組は初経験だった。プロデューサーがたまたま早朝のラジオニュースを聞いていて、大塚がミスをした時に謝る態度で起用を決めたという。

大塚のNHK退職と前後して本番組も終了した。

スタッフ

  • 構成:井上頌一、冨田純弘、長野容子、渡辺真理、高梨安英、釜澤安季子、工藤索太郎、千葉さく子 ほか

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関連商品

  • クイズ百点満点(二見書房、ISBN 4-576-91158-9、1991年)

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