イワン・ツルゲーネフのソースを表示

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{{Infobox 作家
| name = イワン・ツルゲーネフ<br /><small>{{lang|ru|Ивáн Тургèнев}}</small>
| image = Turgenev_Perov_scanned.JPG
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| caption = [[ワシーリー・ペロフ]]画 『ツルゲーネフ』（[[1872年]]）
| birth_name = イワン・セルゲーエヴィチ・ツルゲーネフ<br/>Ивáн Сepгéeвич Тургèнев
| birth_date = {{Birth date|1818|11|9|mf=y}}
| birth_place = {{RUS1883}}、[[オリョール]]
| death_date = {{Death date and age|1883|9|3|1818|11|9|mf=y}}
| death_place = {{FRA}}、[[ブージヴァル]]
| occupation = [[小説家]]、[[劇作家]]
| genre = [[写実主義]]
| notable_works = 『[[猟人日記]]]』<br>『[[父と子]]』<br>『[[村のひと月]]』（戯曲）
| influences = [[ウィリアム・シェイクスピア|シェイクスピア]]、[[ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ|ゲーテ]]、[[アレクサンドル・プーシキン|プーシキン]]、[[ヴィッサリオン・ベリンスキー|ベリンスキー]]、[[ミハイル・レールモントフ|レールモントフ]]、[[ジョージ・ゴードン・バイロン|バイロン]]、[[フリードリヒ・フォン・シґラー|シラー]]、[[ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル|ヘーゲル]]、[[アウグスト・ヴィルヘルム・シュレーゲル|シュレーゲル]]、[[アルトゥル・ショーペンハウアー|ショーペンハウアー]]、[[ミハイル・バクーニン|バクーニン]]、[[パベル・アネンコフ|アネンコフ]]、[[アレクサンドル・ドルジーニン|ドルジーニン]]
| influenced = [[テオドール・シュトルム]]、[[ギュスターヴ・フローベール]]、[[ヘルマン・バング]]、[[ヘンリー・ジェイムズ]]、[[ジョゼフ・コンラッド]]、[[アントン・チェーホフ]]、[[イレーヌ・ネミロフスキー]]、[[アーネスト・ヘミングウェイ]]、[[トルーマン・カポーティ]]
| website = 
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{{Wikisourcelang|ru|Иван Сергеевич Тургенев|イワン・ツルゲーネフの著作}}
'''イワン・セルゲーエヴィチ・ツルゲーネフ'''（{{Lang-ru|Ивáн Серге́евич Турге́нев}}、[[1818年]][[11月9日]]（[[ユリウス暦]]：[[10月28日]]） - [[1883年]][[9月3日]]（ユリウス暦：[[8月22日]]））は、[[19世紀]][[ロシア]]の代表的な[[小説家]]の一人。[[ロシア帝国]]の[[貴族]]。

なお名前の表記は「ツルゲーネフ」の他、ロシア語の発音に近い「'''トゥルゲーネフ'''」という表記も用いられる。

== 概要 ==
[[ロシア]]中部[[オリョール]]に、[[地主]]貴族の家庭の次男として生まれる。[[デカブリストの乱]]において、「'''{{仮リンク|北方結社|ru|Декабристы#Северное общество (1822—1825)}}'''」（{{lang-ru-short|Северное общество}}）を設立した{{仮リンク|ニコライ・ツルゲーネフ|en|Nikolay Turgenev|label=N.I.ツルゲーネフ}}も同じ一族である。

15歳で[[モスクワ大学]]教育学部に入学、1年後、[[サンクトペテルブルク大学|ペテルブルク大学]]哲学部に転じる。[[1838年]]から[[1841年]]まで[[フンボルト大学ベルリン|ベルリン大学]]で[[哲学]]や古典語を学ぶ。[[1843年]]、内務省に職を得るが翌年に辞す。[[1842年]]、批評家・[[ヴィッサリオン・ベリンスキー|ベリンスキー]]に会い、以後、親交を続けた。[[1843年]]、叙事詩『パラーシャ』（{{lang-ru-short|Параша}}）を発表。その年、夫と子のある[[オペラ]]歌手、[[ポーリーヌ・ガルシア＝ヴィアルド|ポーリーヌ・ガルシア=ヴィアルド]]に一目惚れし、彼女を追って[[パリ]]に移り住んだ。それ以後、西欧とロシアを往復する生活が終生続いた。

[[1847年]]から雑誌に発表された『[[猟人日記]]』（[[1852年]]）で、貧しい[[農奴]]の生活を描き、[[農奴制]]を批判したことで逮捕・投獄される。この作品は{{仮リンク|農奴解放改革 (1861年)|en|Emancipation reform of 1861|label=農奴解放}}（[[1861年]]）に大きな役割を果たした。その後も、[[1854年]]の『{{仮リンク|ムムー|ru|Муму}}』でも地主のもとで使われる農奴たちの悲劇と精神の解放を描いている。

『{{仮リンク|余計者の日記|en|The Diary of a Superfluous Man}}』（[[1850年]]）や『{{仮リンク|ルージン (小説)|en|Rudin|label=ルージン}}』（[[1856年]]）では、高い理想と教養をもちながらも現実に対しては無力ないわゆる「[[余計者]]」を描いた。その後も、政治社会的な問題を主題とした『{{仮リンク|貴族の巣|en|Home of the Gentry}}』（[[1859年]]）、『{{仮リンク|その前夜|en|On the Eve}}』（[[1860年]]）、『[[処女地 (小説)|処女地]]』（[[1877年]]）などを次々と発表し、社会論争を巻き起こした。理想主義的な父の世代と、唯物論的な子の世代の相克を描いた『[[父と子]]』（[[1862年]]）は、[[19世紀]]のロシア小説の最高傑作の一つに挙げられる。

自伝的な作品として『{{仮リンク|アーシャ|ru|Ася (повесть)}}』（[[1858年]]）、『[[初恋 (ツルゲーネフ)|初恋]]』（1860年）なども残している。

長く住んだパリで、西欧の作家・芸術家たちとの幅広い交友関係を築き、西欧へのロシア文学の紹介に大きな役割を果たした。[[1883年]]、パリ郊外の[[ブージヴァル]]で没し、[[サンクトペテルブルク|ペテルブルク]]では国葬が営まれた。

日本ではいち早く[[二葉亭四迷]]によって翻訳・紹介され、特に[[国木田独歩]]や[[田山花袋]]らの[[自然主義]]に大きな影響を与えた。

== 伝記 ==
*[[アンリ・トロワイヤ]]　『トゥルゲーネフ伝』 市川裕見子訳（[[水声社]]、[[2010年]] 原著は[[1985年]]）

== 外部リンク ==
*[http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person5.html ツルゲーネフ イワン：作家別作品リスト]（[[青空文庫]]）

{{DEFAULTSORT:つるけえねふ いわん}}
[[Category:ロシアの小説家]]
[[Category:ロシアの劇作家]]
[[Category:ロシアの貴族]]
[[Category:オリョール出身の人物]]
[[Category:1818年生]]
[[Category:1883年没]]
{{Link GA|ru}}