アマースト大学

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テンプレート:Infobox アマースト大学テンプレート:Lang-en)は、マサチューセッツ州に本部を置くアメリカ合衆国私立大学である。1821年に設置された。

ファイル:1875年ころのアーモスト大学キャンパス.jpg
1875年ころのアマースト大学キャンパス

2008年度のU.S News College Rankingのリベラルアーツ大学部門で1位に選ばれた。最新の2014年度同ランキングでは、長年のライバル校であるウィリアムズ大学についで、2位につけている[1]。全米最高峰のリベラルアーツ・カレッジである。教育理念は"Terras Irradient (Let them give light to the world)"であり、社会に貢献する人物の育成を目標としている。世界中から優秀な学生を迎え、経済的・文化的・人種的な面で多様性を重視した教育実践を行っている。平均クラス規模約10名という徹底した少人数による学問教育から、卒業生には4人のノーベル賞受賞者を輩出している。なおわが国では"Amherst"を「アマースト」と表記するのが慣例になっているが、学長の式辞など公的なスピーチでは、最初の"A"にアクセントが置かれる。したがって、「アーマスト」もしくは「アーモスト」という表記も可能である。

学生

徹底した少人数教育から、入学するのは大変困難である。2008年度の合格率は13%と、Barron'sやPrinceton Reviewなどの主要な大学ランキングでも「最も入学が困難な大学(Most Competitive)」のひとつに選ばれている。各学年400人程度で専任の教授数は200人強、学生総数は約1800人で、基本的には全寮制であり、アットホームな雰囲気が持ち味である。提供されている授業の89%が10人以下である。徹底した少人数教育のため卒業生数は少ないが、著名な卒業生を多数輩出している。以下を参照のこと。

評判

米誌ニュース・アンド・ワールド・レポートでは、アメリカのリベラルアーツ大学として10度1位を獲得しており、現在はウィリアムズ大学に続いて2番目となっている。 2008年にフォーブス誌が学部学生をランク付けする企画を行ったが、教授の満足度や生徒の借金、卒業率など様々な点で評価された結果、アメリカで7番目に優れているとされた。2010年では、ワシントン・マンスリーにおいて研究成果や研究での賞金、卒業後の給料から大学のランク付けが発表され、アマースト大学は第5位となった。また2004年には米国の高校生の大学進学実績に基づくランキングで[2]、ブラウン大学、コロンビア大学に続いて第9位にランクされている。

特筆すべき点

特筆すべき点として、卒業生の大学院進学率が80%を超えることが挙げられる。またボーディングスクール(寄宿制私立高等学校)からの進学者数が多い大学である。そのため大学は潤沢な寄付金で充実した奨学金制度を設けている。学生一人当たりの寄付金総額がハーバード大学を上回り世界一である。また2009年には一人の卒業生が単独で125億円相当の寄付をしたことで有名である。そのため奨学金制度も手厚く、在学生の約6割が何らかの経済的支援(2013-2014年度で一人当たりの経済的支援額は平均46,809ドルに及ぶ)を大学から受けている。現在、大学からの奨学金は基本的に返済不要である。1920年代より日本国外務省から、毎年数名の新人外交官が英語研修生として派遣されている。日本から第3学年に編入を希望する学生に対して、内村スカラシップ[3]と新島スカラシップがそれぞれ隔年で募集されており、卒業までの2年間、授業料・寮費・食費がすべて支給される破格の奨学金制度がある。

主な卒業生

外部リンク