ノーベル物理学賞

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テンプレート:Infobox award ノーベル物理学賞(ノーベルぶつりがくしょう、テンプレート:Lang-sv)は、ノーベル賞の一部門。アルフレッド・ノーベルの遺言によって創設された6部門のうちの一つ。物理学の分野において重要な発見を行った人物に授与される。

歴代受賞者

1900年代

年度 受賞者名[1] 受賞時の国籍 受賞理由[1]・原著ないし関連論文
1901年 75px ヴィルヘルム・レントゲン
Wilhelm Conrad Röntgen
テンプレート:DEU1871 後に彼に因んで命名される[2]注目すべき放射線X線の発見</br>

Nature: 53 (1896) 274-276

1902年 75px ヘンドリック・ローレンツ
Hendrik Antoon Lorentz
テンプレート:Flagicon オランダ 放射現象に対する磁性の影響[3]の研究
75px ピーター・ゼーマン
Pieter Zeeman
テンプレート:Flagicon オランダ
1903年 75px アンリ・ベクレル
Antoine Henri Becquerel
テンプレート:Flagicon フランス 自発的放射能の発見
75px ピエール・キュリー
Pierre Curie
テンプレート:Flagicon フランス ベクレルによって発見された放射現象に関する共同研究[4]
75px マリ・キュリー
Marie Curie, née Sklodowska
テンプレート:Flagicon フランス
テンプレート:Flagicon ポーランド出身)
1904年 75px レイリー卿(J・W・ストラット)
Lord Rayleigh (John William Strutt)
テンプレート:Flagicon イギリス 重要な気体の密度に関する研究、およびこの研究により成されたアルゴンの発見
1905年 75px フィリップ・レーナルト
Philipp Eduard Anton von Lenard
テンプレート:DEU1871
テンプレート:Nowrap
陰極線に関する研究
1906年 75px ジョセフ・ジョン・トムソン
Joseph John Thomson
テンプレート:Flagicon イギリス 気体の電気伝導[5]に関する理論および実験的研究
1907年 75px アルバート・マイケルソン
Albert Abraham Michelson
テンプレート:USA1896 彼が考案した精密光学機器マイケルソン干渉計[6]とそれによる分光学および計量学の研究
1908年 75px ガブリエル・リップマン
Gabriel Lippmann
テンプレート:Flagicon フランス 彼が考案した、光干渉に基づき鮮明に色を複製する手法[7]
1909年 75px グリエルモ・マルコーニ
Guglielmo Marconi
テンプレート:Flagicon イタリア王国 無線通信の進展への貢献
75px フェルディナント・ブラウン
Karl Ferdinand Braun
テンプレート:DEU1871

1910年代

年度 受賞者名[1] 受賞時の国籍 受賞理由[1]・原著ないし関連論文
1910年 75px ヨハネス・ファン・デル・ワールス
Johannes Diderik van der Waals
テンプレート:Flagicon オランダ 気体および液体の状態方程式に関する研究[8]
1911年 75px ヴィルヘルム・ヴィーン
Wilhelm Wien
テンプレート:DEU1871 熱放射を支配する法則に関する発見[9]
1912年 75px ニルス・グスタフ・ダレーン
Nils Gustaf Dalén
テンプレート:Flagicon スウェーデン 灯台灯浮標などの照明用ガス貯蔵器に取り付ける自動調節機の発明
1913年 75px ヘイケ・カメルリング・オネス
Heike Kamerlingh Onnes
テンプレート:Flagicon オランダ 低温における物性の研究[10]、特にその成果である液体ヘリウムの生成
1914年 75px マックス・フォン・ラウエ
Max von Laue
テンプレート:DEU1871 結晶によるX線回折現象の発見
1915年 75px ヘンリー・ブラッグ
Sir William Henry Bragg
テンプレート:UK X線による結晶構造解析に関する研究[11]

Nature: 90 (1912) 219-219 (William Henry Bragg)
Nature: 90 (1912) 410-410 (William Lawrence Bragg)

75px ローレンス・ブラッグ
William Lawrence Bragg
テンプレート:Flagicon イギリス
1916年 受賞者なし 賞金はノーベル物理学賞の基金に割り当てられた
1917年 75px チャールズ・バークラ
Charles Glover Barkla
テンプレート:Flagicon イギリス 元素特性X線の発見
1918年 75px マックス・プランク
Max Karl Ernst Ludwig Planck
テンプレート:DEU1871 エネルギー量子の発見による物理学の進展への貢献

Annalen der Physik: 1 (1900) 719
Annalen der Physik: 4 (1901) 553

1919年 75px ヨハネス・シュタルク
Johannes Stark
テンプレート:Flagicon ドイツ カナル線ドップラー効果、および電場中でのスペクトル線の分裂[12]の発見

1920年代

年度 受賞者名[1] 受賞時の国籍 受賞理由[1]・原著ないし関連論文
1920年 75px シャルル・エドワール・ギヨーム
Charles Edouard Guillaume
テンプレート:Flagicon スイス インバー合金の発見とそれによる精密測定の開発
1921年 75px アルベルト・アインシュタイン
Albert Einstein
テンプレート:Flagicon スイス 理論物理学に対する貢献、特に光電効果の法則の発見

Annalen der Physik: 17 (1905) 132

1922年 75px ニールス・ボーア
Niels Henrik David Bohr
テンプレート:Flagicon デンマーク 原子構造と原子から放射に関する研究についての貢献

Philosophical Magazine: 26 (1913) 1

1923年 75px ロバート・ミリカン
Robert Andrews Millikan
テンプレート:USA1912 電気素量[13]および光電効果[14]に関する研究

Phys. Mag. XIX: 6 (1910), 209
Phys. Rev. 2 (1913), 109-143

1924年 75px マンネ・シーグバーン
Karl Manne Georg Siegbahn
テンプレート:Flagicon スウェーデン X線分光学における研究および発見
1925年 75px ジェイムス・フランク
James Franck
テンプレート:Flagicon ドイツ 電子原子に対する衝突を支配する法則の発見[15]
75px グスタフ・ヘルツ
Gustav Ludwig Hertz
テンプレート:Flagicon ドイツ
1926年 75px ジャン・ペラン
Jean Baptiste Perrin
テンプレート:Flagicon フランス 物質の不連続的構造に関する研究、特に沈殿平衡についての発見[16]
1927年 75px アーサー・コンプトン
Arthur Holly Compton
テンプレート:USA1912 彼に因んで命名されたコンプトン効果の発見
75px チャールズ・ウィルソン
Charles Thomson Rees Wilson
テンプレート:Flagicon イギリス 霧箱(蒸気の凝縮により荷電粒子の飛跡を観察できるようにする方法)の考案
1928年 75px オーエン・リチャードソン
Owen Willans Richardson
テンプレート:Flagicon イギリス 熱電子効果の研究、特に彼に因んで命名されたリチャードソンの法則の発見
1929年 75px ルイ・ド・ブロイ
Prince Louis-Victor Pierre Raymond de Broglie
テンプレート:Flagicon フランス 電子の波動的特性[17]の発見

1930年代

年度 受賞者名[1] 受賞時の国籍 受賞理由[1]・原著ないし関連論文
1930年 75px チャンドラセカール・ラマン
Sir Chandrasekhara Venkata Raman
テンプレート:IND1885 光散乱に関する研究と彼に因んで命名されたラマン効果の発見

Nature: 121 (1928) 501
Indian J. Phys.: 2 (1928) 387

1931年 受賞者なし 賞金はノーベル物理学賞の基金に割り当てられた
1932年 75px ヴェルナー・ハイゼンベルク
Werner Karl Heisenberg
テンプレート:Flagicon ドイツ 量子力学の創始[18]ならびにその応用、特に同素異形の水素[19]の発見
1933年 75px エルヴィン・シュレーディンガー
Erwin Schrödinger
テンプレート:Flagicon オーストリア 原子論の新しく有効な形式の発見[20]
75px ポール・ディラック
Paul Adrien Maurice Dirac
テンプレート:Flagicon イギリス
1934年 受賞者なし 賞金の3分の1はノーベル財団の基金に、残り3分の2はノーベル物理学賞の基金に割り当てられた
1935年 75px ジェームズ・チャドウィック
James Chadwick
テンプレート:Flagicon イギリス 中性子の発見

Nature: 129 (1932) 312

1936年 75px ヴィクトール・フランツ・ヘス
Victor Franz Hess
テンプレート:Flagicon オーストリア 宇宙線の発見
75px カール・デイヴィッド・アンダーソン
Carl David Anderson
テンプレート:USA1912 陽電子の発見
1937年 75px クリントン・デイヴィソン
Clinton Joseph Davisson
テンプレート:USA1912 結晶による電子線回折現象の発見
75px ジョージ・パジェット・トムソン
George Paget Thomson
テンプレート:Flagicon イギリス
1938年 75px エンリコ・フェルミ
Enrico Fermi
テンプレート:Flagicon イタリア王国 中性子放射による新放射性元素の存在証明および関連して熱中性子による原子核反応の発見

Z. Phys. 88 (1934) 161
Nuovo Cim. 11 (1934) 1

1939年 75px アーネスト・ローレンス
Ernest Orlando Lawrence
テンプレート:USA1912 サイクロトロンの発明・開発およびその成果、特に人工放射性元素

1940年代

年度 受賞者名[1] 受賞時の国籍 受賞理由[1]・原著ないし関連論文
1940年 受賞者なし 賞金の3分の1はノーベル財団の基金に、残り3分の2はノーベル物理学賞の基金に割り当てられた
1941年
1942年
1943年 75px オットー・シュテルン
Otto Stern
テンプレート:USA1912 分子線の手法の開発[21]への貢献と陽子磁気モーメントの発見
1944年 75px イジドール・イザーク・ラービ
Isidor Isaac Rabi
テンプレート:USA1912 彼が考案した、原子核の磁気的性質[22]を測定する共鳴法[23]

Phys. Rev.: 55 (1939) 526

1945年 75px ヴォルフガング・パウリ
Wolfgang Pauli
テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国 パウリ原理とも呼ばれる排他律の発見
1946年 75px パーシー・ブリッジマン
Percy Williams Bridgman
テンプレート:USA1912 超高圧装置の発明と、それによる高圧物理学に関する発見
1947年 75px エドワード・アップルトン
Sir Edward Victor Appleton
テンプレート:Flagicon イギリス 上層大気の物理的研究、特にアップルトン層の発見
1948年 75px パトリック・ブラケット
Patrick Maynard Stuart Blackett
テンプレート:Flagicon イギリス ウィルソン霧箱の手法の発展と、それによる原子核物理学および宇宙線の分野における発見
1949年 75px 湯川秀樹
Hideki Yukawa
テンプレート:Flagicon 日本 核力の理論的研究[24]に基づく中間子の存在の予想

Proc. Phys. Math. Soc. Jap.: 17 (1935) 48

1950年代

年度 受賞者名[1] 受賞時の国籍 受賞理由[1]・原著ないし関連論文
1950年 75px セシル・パウエル
Cecil Frank Powell
テンプレート:Flagicon イギリス 写真による原子核崩壊過程の研究方法の開発およびその方法による諸中間子の発見
1951年 75px ジョン・コッククロフト
Sir John Douglas Cockcroft
テンプレート:Flagicon イギリス 人工的に加速した[25]原子核粒子による原子核変換についての先駆的研究
75px アーネスト・ウォルトン
Ernest Thomas Sinton Walton
テンプレート:Flagicon アイルランド
1952年 75px フェリクス・ブロッホ
Felix Bloch
テンプレート:Flagicon スイス 核磁気の精密な測定における新しい方法[26]の開発とそれについての発見

Phys. Rev.: 69 (1946) 127 (Bloch)
Phys. Rev.: 70 (1946) 460-474 (Bloch)
Phys. Rev.: 69 (1946) 37-38 (Purcell)
Phys. Rev.: 73 (1948) 679-712 (Purcell)

75px エドワード・ミルズ・パーセル
Edward Mills Purcell
テンプレート:USA1912
1953年 75px フリッツ・ゼルニケ
Frits (Frederik) Zernike
テンプレート:Flagicon オランダ 位相差を用いた手法の実証、特に位相差顕微鏡の発明

Physica: 1 (1934) 689-704
Z. Tech. Phys.: 16 (1935) 454-457
Physica: 9 (1942) 686-698
Physica: 9 (1942) 974-986

1954年 75px マックス・ボルン
Max Born
テンプレート:Flagicon イギリス 量子力学に関する基礎研究、特に波動関数の確率解釈[27]
75px ヴァルター・ボーテ
Walther Bothe
テンプレート:FRG コインシデンス法による原子核反応とそれによる発見
1955年 75px ウィリス・ラム
Willis Eugene Lamb
テンプレート:USA1912 水素スペクトルの微細構造[28]に関する発見
75px ポリカプ・クッシュ
Polykarp Kusch
テンプレート:USA1912 彼が考案した電子磁気モーメントの正確な決定法
1956年 75px ウィリアム・ショックレー
William Bradford Shockley
テンプレート:USA1912 半導体の研究およびトランジスタ効果の発見
75px ジョン・バーディーン
John Bardeen
テンプレート:USA1912
75px ウォルター・ブラッテン
Walter Houser Brattain
テンプレート:USA1912
1957年 75px 楊振寧
Chen Ning Yang
テンプレート:CHN1928 素粒子物理学における重要な発見に導いた、いわゆるパリティについての洞察的な研究[29]

Phys. Rev.: 104 (1956) 254-258

75px 李政道
Tsung-Dao Lee
テンプレート:CHN1928
1958年 75px パーヴェル・チェレンコフ
Pavel Alekseyevich Cherenkov
テンプレート:SSR1923 チェレンコフ効果の発見とその解釈

C.R. Acad. Sci. USSR: 2 (1934) 451 (Cherenkov)
C.R. Acad. Sci. USSR: 14 (1937) 107 (Frank and Tamm)

75px イリヤ・フランク
Il´ja Mikhailovich Frank
テンプレート:SSR1923
75px イゴール・タム
Igor Tamm|Igor Jevgenyevich Tamm
テンプレート:SSR1923
1959年 75px エミリオ・セグレ
Emilio Gino Segrè
テンプレート:USA1959 反陽子の発見
75px オーウェン・チェンバレン
Owen Chamberlain
テンプレート:USA1959

1960年代

年度 受賞者名[1] 受賞時の国籍 受賞理由[1]・原著ないし関連論文
1960年 75px ドナルド・グレーザー
Donald Arthur Glaser
テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国 泡箱の発明
1961年 75px ロバート・ホフスタッター
Robert Hofstadter
テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国 原子核内での電子線散乱[30]とそれによる核子の構造の発見
75px ルドルフ・メスバウアー
Rudolf Ludwig Mössbauer
テンプレート:FRG ガンマ線の共鳴吸収についての研究および、それに関連する彼に因んで命名されたメスバウアー効果の発見
1962年 75px レフ・ランダウ
Lev Landau
テンプレート:SSR1923 彼が確立した凝縮系物理の理論、特に液体ヘリウムについて
1963年 75px ユージン・ウィグナー
Eugene Paul Wigner
テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国
テンプレート:HUN1867出身)
原子核および素粒子に関する理論への貢献、特に対称性の基本原理の発見とその応用
75px マリア・ゲッパート・メイヤー
Maria Goeppert-Mayer
テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国 原子核の殻構造に関する発見[31]

Phys. Rev.: 75 (1949) 1766–1766 (Jensen)
Phys. Rev.: 79 (1950) 1019–1019 (Jensen)

75px ヨハネス・ハンス・イェンゼン
J. Hans D. Jensen
テンプレート:FRG
1964年 75px チャールズ・タウンズ
Charles Hard Townes
テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国 量子エレクトロニクス分野の基礎研究および、メーザーレーザー原理に基づく振動子・増幅器の構築
75px ニコライ・バソフ
Nicolay Gennadiyevich Basov
テンプレート:SSR1923
75px アレクサンドル・プロホロフ
Aleksandr Mikhailovich Prokhorov
テンプレート:SSR1923
1965年 75px 朝永振一郎
Shin-Itiro Tomonaga
テンプレート:Flagicon 日本 量子電磁力学の分野における基礎研究と、素粒子物理についての深い結論[32]

Prog. Theor. Phys.: 1 (1946) 27-42 (Tomonaga)
Phys. Rev.: 82 (1951) 664-679 (Schwinger)
Phys. Rev.: 80 (1950) 440-457(Feynman)
Phys. Rev.: 84 (1951) 108-128 (Feynman)

75px ジュリアン・シュウィンガー
Julian Schwinger
テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国
75px リチャード・P・ファインマン
Richard P. Feynman
テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国
1966年 75px アルフレッド・カストレル
Alfred Kastler
テンプレート:Flagicon フランス 原子のラジオ波共鳴を研究するための光学的手法の発見および開発[33]
1967年 75px ハンス・ベーテ
Hans Albrecht Bethe
テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国 原子核反応理論への貢献、特に星の内部におけるエネルギー生成に関する発見

Phys. Rev.: 55 (1939) 434-456

1968年 75px ルイ・アルヴァレ
Luis Walter Alvarez
テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国 素粒子物理学に対する決定的な貢献、特に彼がもたらした水素泡箱を用いた手法および

データ解析における発展により可能となった、多数の共鳴状態の発見

1969年 75px マレー・ゲルマン
Murray Gell-Mann
テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国 素粒子の分類[34]およびその相互作用に関する貢献及び発見

1970年代

年度 受賞者名[1] 受賞時の国籍 受賞理由[1]・原著ないし関連論文
1970年 75px ハンス・アルヴェーン
Hannes Olof Gösta Alfvén
テンプレート:Flagicon スウェーデン プラズマ物理学の様々な部分への有意義な応用[35]を伴う、電磁流体力学における基礎的研究および発見
75px ルイ・ネール
Louis Eugène Félix Néel
テンプレート:Flagicon フランス 固体物理学における重要な応用をもたらした反強磁性[36]および

フェリ磁性に関する基礎的研究および発見

1971年 ガーボル・デーネシュ
Dennis Gabor
テンプレート:Flagicon イギリス
テンプレート:HUN1867出身)
ホログラフィーの発明および発展

Nature: 161 (1948)777-779
Proc. Roy. Soc.: A197 (1949) 454
Proc. Phys. Soc.: B64 (1951) 449

1972年 75px ジョン・バーディーン
John Bardeen
テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国 一般にBCS理論[37]と呼ばれている、彼らが共同で発展させた超伝導についての理論

Phys. Rev.: 108 (1957) 1175-1204 (Bardeen, Cooper, and Schrieffer)

75px レオン・クーパー
Leon Neil Cooper
テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国
75px ジョン・ロバート・シュリーファー
John Robert Schrieffer
テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国
1973年 江崎玲於奈
Leo Esaki
テンプレート:Flagicon 日本 半導体内および超伝導体内の各々におけるトンネル効果の実験的発見

Phys. Rev. Lett.: 5 (1960) 147-148 (Giaever)
Phys. Rev. Lett.: 5 (1960) 464-466 (Giaever)

75px アイヴァー・ジェーバー
Ivar Giaever
テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国
75px ブライアン・ジョゼフソン
Brian David Josephson
テンプレート:Flagicon イギリス トンネル接合を通過する超電流の性質、特にジョセフソン効果としてよく知られる普遍的現象の理論的予測

Phys. Lett.: 1 (1962) 251-253
Adv. Phys.: 14 (1965) 419

1974年 マーティン・ライル
Sir Martin Ryle
テンプレート:Flagicon イギリス 電波天文学における先駆的研究(観測および発明、特に開口合成技術に関して)
アントニー・ヒューイッシュ
Antony Hewish
テンプレート:Flagicon イギリス 電波天文学における先駆的研究(パルサーの発見に果たした決定的な役割)
1975年 75px オーゲ・ニールス・ボーア
Aage Niels Bohr
テンプレート:Flagicon デンマーク 核子集団運動独立粒子運動との関係の発見、

およびこの関係に基づく原子核構造に関する理論の開発[38]

75px ベン・ロイ・モッテルソン
Ben Roy Mottelson
テンプレート:Flagicon デンマーク
レオ・ジェームス・レインウォーター
Leo James Rainwater
テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国
1976年 75px バートン・リヒター
Burton Richter
テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国 新種の重い素粒子[39]の発見についての先駆的研究

Phys. Rev. Lett.: 33 (1974) 1404-1406 (S. C. C. Ting)
Phys. Rev. Lett.: 33 (1974) 1406-1408 (B. Richter)

75px サミュエル・ティン (丁肇中)
Samuel Chao Chung Ting
テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国
1977年 75px フィリップ・アンダーソン
Philip Warren Anderson
テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国 磁性体と無秩序系の電子構造の基礎理論的研究[40]

Phys. Rev.: 109 (1958) 1492-1505 (Anderson)
Proc. Roy. Soc.: A62 (1949) 416 (Mott)
Rev. Mod. Phys. 40 (1968) 677-683 (Mott)
Phys. Rev. Lett.: 35 (1975) 1293-1296 (Mott)

75px ネヴィル・モット
Sir Nevill Francis Mott
テンプレート:Flagicon イギリス
75px ジョン・ヴァン・ヴレック
John Hasbrouck van Vleck
テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国
1978年 75px ピョートル・カピッツァ
Pjotr Leonidovich Kapitsa
テンプレート:SSR1923 低温物理学における基礎的発明および諸発見[41]
75px アーノ・ペンジアス
Arno Allan Penzias
テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国 宇宙マイクロ波背景放射の発見[42]

Astrophys.J.: 142 (1965) 419

75px ロバート・W・ウィルソン
Robert Woodrow Wilson
テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国
1979年 75px シェルドン・グラショー
Sheldon Lee Glashow
テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国 素粒子間に働く弱い相互作用電磁相互作用を統一した

相互作用についての理論[43]への貢献、特に弱中性カレントの予想
Phys.Rev.Lett.: 19 (1967) 1264-1266 (Weinberg)

75px アブドゥス・サラム
Abdus Salam
テンプレート:Flagicon パキスタン
75px スティーヴン・ワインバーグ
Steven Weinberg
テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国

1980年代

年度 受賞者名[1] 受賞時の国籍 受賞理由[1]・原著ないし関連論文
1980年 75px ジェイムズ・クローニン
James Cronin
テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国 中性K中間子崩壊における基礎的な対称性の破れの発見

Phys. Rev. Lett.: 13 (1964) 138-140 (Cronin, and Fitch)

ヴァル・フィッチ
Val Logsdon Fitch
テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国
1981年 75px ニコラス・ブルームバーゲン
Nicolaas Bloembergen
テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国 レーザー分光学への貢献

Phys. Rev.: 104 (1956) 324-327 (Bloembergen)
Phys. Rev.: 127 (1962) 1918-1939 (Bloembergen)

75px アーサー・ショーロー
Arthur Leonard Schawlow
テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国
75px カイ・シーグバーン
Kai Siegbahn
テンプレート:Flagicon スウェーデン 高分解能光電子分光法の開発
1982年 ケネス・ウィルソン
Kenneth G. Wilson
テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国 相転移に関連した臨界現象に関する理論[44]

Phys. Rev. B: 4 (1971) 3184-3205
Phys. Rev. B: 4 (1971) 3174-3183
Phys. Rev. Lett.:28 (1972) 240-243
Rev. Mod. Phys.: 47 (1975) 773-840
Rev. Mod. Phys.: 55 (1983) 583-600

1983年 スブラマニアン・チャンドラセカール
Subramanyan Chandrasekhar
テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国 星の構造および進化にとって重要な物理的過程に関する理論的研究[45]

Philos. Mag.: 11 (1931) 592
Astrophys. J.: 74 (1931) 81
Astrophys. J.: 96 (1942) 161

ウィリアム・ファウラー
William Alfred Fowler
テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国 宇宙における化学元素の生成にとって重要な原子核反応に関する理論的および実験的研究

Rev. Mod. Phys.: 29 (1957) 547-650

1984年 75px カルロ・ルビア
Carlo Rubbia
テンプレート:Flagicon イタリア 弱い相互作用を媒介する場であるW粒子およびZ粒子の発見を導いた巨大プロジェクトへの決定的貢献
シモン・ファンデルメール
Simon van der Meer
テンプレート:Flagicon オランダ
1985年 75px クラウス・フォン・クリッツィング
Klaus von Klitzing
テンプレート:FRG 量子ホール効果の発見[46]

Phys. Rev. Lett.: 45 (1980) 494-497
Metrologia: 21 (1985) 11-19

1986年 エルンスト・ルスカ
Ernst Ruska
テンプレート:FRG 電子を用いた光学に関する基礎研究、特に最初の電子顕微鏡の設計
75px ゲルト・ビーニッヒ
Gerd Binnig
テンプレート:FRG 走査型トンネル電子顕微鏡の設計

Phys. Rev. Lett.: 49 (1982)57-61 (Binnig, and Rohrer)

75px ハインリッヒ・ローラー
Heinrich Rohrer
テンプレート:Flagicon スイス
1987年 75px ヨハネス・ゲオルク・ベドノルツ
J. Georg Bednorz
テンプレート:FRG セラミックス超伝導[47]を発見したことによる重要なブレイクスルー

Zeitschrift für Physik B 64 (1986) 189-193 (Bednorz, and Muller)

75px アレキサンダー・ミュラー
K. Alexander Muller
テンプレート:Flagicon スイス
1988年 75px レオン・レーダーマン
Leon M. Lederman
テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国 ニュートリノビーム法、およびミューニュートリノの発見によるレプトンの二重構造の実証

Phys. Rev. Lett.: 9 (1962) 36–44 (Lederman, Schwartz, and Steinberger)

メルヴィン・シュワーツ
Melvin Schwartz
テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国
75px ジャック・シュタインバーガー
Jack Steinberger
テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国
1989年 ノーマン・ラムゼー
Norman F. Ramsey
テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国 分離振動場法[48]の開発、およびその水素メーザー原子時計への応用

Phys. Rev.: 76 (1949) 996
Phys. Rev.: 78 (1950) 695-699
Phys. Rev.: 78 (1950) 699–703
Phys. Rev.: 126 (1962) 603–615
J. Res. Nat. Bur. Stand.: 88 (1983) 301-320
Rev. Mod. Phys.: 62 (1990) 541–552

ハンス・デーメルト
Hans G. Dehmelt
テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国 テンプレート:仮リンクの開発

Phys. Rev. Lett.: 41 (1978) 233-236
Phys. Rev. A: 22 (1980) 1137-1140
Phys. Rev. Lett.: 55 (1985) 67-70
Phys. Rev. Lett.: 56 (1986) 2797-2799
Phys. Rev. Lett.: 59 (1987) 26-29 (Dehmelt)

ヴォルフガング・パウル
Wolfgang Paul
テンプレート:FRG

1990年代

年度 受賞者名[1] 受賞時の国籍 受賞理由[1]・原著ないし関連論文
1990年 ジェローム・アイザック・フリードマン
Jerome I. Friedman
テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国 素粒子物理学におけるクォーク模型の展開に決定的な重要性[49]を持った、陽子および束縛中性子標的による電子の深非弾性散乱に関する先駆的研究

Phys. Rev. Lett.: 23 (1969) 930-934
Phys. Rev. Lett.: 23 (1969) 935-939

75px ヘンリー・ケンドール
Henry W. Kendall
テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国
リチャード・E・テイラー
Richard E. Taylor
テンプレート:Flagicon カナダ
1991年 75px ピエール=ジル・ド・ジェンヌ
Pierre-Gilles de Gennes
テンプレート:Flagicon フランス 単純なの秩序現象を研究するために開発された手法が、より複雑な物質、特に液晶高分子[50]の研究にも一般化できることの発見

Phys. Lett. A: 38 (1972) 339-340
Macromolecules: 8 (1975) 80
J. Physique: 39 (1978) 77
Rev. Mod. Phys.: 57 (1985) 827-863
Adv. Colloid Interface Sci.: 27 (1987) 189
Mater. Res. Soc. Bull.: 16 (1991) 20

1992年 75px ジョルジュ・シャルパク
Georges Charpak
テンプレート:Flagicon フランス 粒子検知器、特に多線式比例計数管の発明[51]および発展
1993年 ラッセル・ハルス
Russell A. Hulse
テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国 重力研究の新しい可能性を開いた新型連星パルサーの発見[52]

Astrophys. J. Lett.: 195 (1975) L51
Astrophys. J. Lett.: 206 (1976) L53
Philos. Trans. R. Soc. London Ser. A: 341 (1992) 117

75px ジョゼフ・テイラー
Joseph H. Taylor Jr.
テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国
1994年 75px バートラム・ブロックハウス
Bertram N. Brockhouse
テンプレート:Flagicon カナダ 凝縮体の研究に用いる中性子散乱技術の開発についての先駆的貢献(中性子分光法の開発)

Phys. Rev.: 111 (1958) 747-754
Phys. Rev. Lett.: 2 (1959) 256-258

クリフォード・シャル
Clifford G. Shull
テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国 凝縮体の研究に用いる中性子散乱技術の開発についての先駆的貢献(中性子回折技術の開発)

Phys. Rev.: 76 (1949) 1256-1257
Phys. Rev.: 81 (1951) 527-535
Phys. Rev.: 83 (1951) 333-345
Phys. Rev.: 97 (1955) 304-310

1995年 75px マーチン・パール
Martin L. Perl
テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国 レプトン物理学の先駆的実験(タウ粒子の発見)

Phys. Rev. Lett.: 35 (1975) 1489-1492

75px フレデリック・ライネス
Frederick Reine
テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国 レプトン物理学の先駆的実験(ニュートリノの検出)

Science: 124 (1956) 103-104

1996年 75px デビッド・リー
David M. Lee
テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国 ヘリウム3の超流動の発見[53]

Phys. Rev. Lett.: 28 (1972) 885-888 (Osheroff, Richardson, and Lee)
Phys. Rev. Lett.: 29 (1973) 920-923 (Osheroff, Richardson, and Lee)
Phys. Rev. A: 8 (1973) 1633–1637 (Osheroff, Richardson, and Lee)

75px ダグラス・D・オシェロフ
Douglas D. Osheroff
テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国
75px ロバート・リチャードソン
Robert C. Richardson
テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国
1997年 75px スティーブン・チュー
Steven Chu
テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国 レーザー光を用いて原子を冷却[54]および捕捉[55]する手法の開発

Phys. Rev. Lett.: 55 (1985) 48-51 (Chu)
Phys. Rev. Lett.: 57 (1986) 314-317 (Chu)
Phys. Rev. Lett.: 61 (1988) 169-172 (Phillips)
Phys. Rev. Lett.: 57 (1986) 1688-1691 (Cohen-Tannoudji)
Phys. Rev. Lett.: 59 (1987) 1659-1662 (Cohen-Tannoudji)
Phys. Rev. Lett.: 61 (1988) 826-829 (Cohen-Tannoudji)
J. Opt. Soc. Am. B.: 6 (1989) 2023-2045 (Cohen-Tannoudji)

75px クロード・コーエン=タヌージ
Claude Cohen-Tannoudji
テンプレート:Flagicon フランス
75px ウィリアム・ダニエル・フィリップス
William D. Phillips
テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国
1998年 75px ロバート・B・ラフリン
Robert B. Laughlin
テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国 分数電荷の励起状態を持つ新たな量子流体の形態[56]の発見

Phys. Rev. Lett.: 48 (1982) 1559-1562 (Tsui and Störmer)
Phys. Rev. Lett.: 50 (1983) 1395-1398 (Laughlin)

75px ホルスト・ルートヴィヒ・シュテルマー
Horst L. Störmer
テンプレート:Flagicon ドイツ
ダニエル・ツイ(崔琦)
Daniel C. Tsui
テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国
テンプレート:ROC出身)
1999年 75px ゲラルド・トフーフト
Gerardus 't Hooft
テンプレート:Flagicon オランダ 物理学における電弱相互作用の量子構造の解明[57]

Nucl. Phys.: B7 (1968) 637-650 (Veltman)
Nucl. Phys.: B33 (1971) 173-199 ('t Hooft)
Nucl. Phys.: B35 (1971) 167-188 ('t Hooft)
Nucl. Phys.: B44 (1972) 189-213 ('t Hooft and Veltman)
Nucl. Phys.: B50 (1972) 318-353 ('t Hooft and Veltman)

75px マルティヌス・フェルトマン
Martinus J. G. Veltman
テンプレート:Flagicon オランダ

2000年代

年度 受賞者名[1] 受賞時の国籍 受賞理由[1]・原著ないし関連論文
2000年 75px ジョレス・アルフョーロフ
Zhores I. Alferov
テンプレート:Flagicon ロシア 情報通信技術における基礎研究(高速エレクトロニクスおよび光エレクトロニクスに利用される半導体ヘテロ構造の開発[58]
ハーバート・クレーマー
Herbert Kroemer
テンプレート:Flagicon ドイツ
ジャック・キルビー
Jack S. Kilby
テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国 情報通信技術における基礎研究(集積回路の発明)
2001年 Eric Cornell (right) and Carl Wieman (left) エリック・コーネル
Eric A. Cornell
テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国 アルカリ金属原子[59]の希薄気体でのボース=アインシュタイン凝縮の実現、および凝縮体の性質に関する基礎的研究

Science 269 (1995) 198–201 (Cornell and Wieman)</br> Phys. Rev. Lett.: 77 (1996) 420-423 (Cornell and Wieman)</br> Phys. Rev. Lett.: 75 (1995) 3969-3973 (Ketterle)

75px ヴォルフガング・ケターレ
Wolfgang Ketterle
テンプレート:Flagicon ドイツ
カール・ワイマン
Carl E. Wieman
テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国
2002年 75px レイモンド・デービス
Raymond Davis Jr.
テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国 天体物理学への先駆的貢献、特に宇宙ニュートリノの検出[60]

Phys. Rev. Lett.: 12 (1964) 303-305 (Davis)
Phys. Rev. Lett.: 20 (1968) 1205-1209 (Davis)
Phys. Rev. Lett.: 58 (1987) 1490-1493 (Koshiba)
Phys. Rev. D: 38(1988) 448-458 (Koshiba)
Phys. Rev. Lett.: 77(1996) 1683-1686 (Koshiba)
Phys. Rev. Lett.: 81 (1998) 1562-1567 (Koshiba)

小柴昌俊
Koshiba Masatoshi
テンプレート:Flagicon 日本
75px リカルド・ジャコーニ
Riccardo Giacconi
テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国 宇宙X線源[61]の発見を導いた天体物理学への先駆的貢献

Phys. Rev. Lett.: 9 (1962) 439-443
Phys. Rev. Lett.: 11 (1963) 530-535

2003年 75px アレクセイ・アブリコソフ
Alexei A. Abrikosov
テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国
テンプレート:Flagicon ロシア
超伝導超流動の理論に関する先駆的貢献[62]

Sov. Phys. JETP: 5 (1957) 1174-1182 (Abrikosov)
Zh. Eksp. Teor. Fiz. 32 (1957) 1442-1452 (Abrikosov)
Zh. Eksp. Teor. Fiz.: 20 (1950) 1064-1082 (Ginzburg)
Phys. Rev.: 140 (1965) A1869-A1888 (Leggett)
Phys. Rev.: 147 (1966) 119-130 (Leggett)
Phys. Rev. Lett.: 29 (1972) 1227-1230 (Leggett)
Phys. Rev. Lett.: 31 (1973) 352-355 (Leggett)
Rev. Mod. Phys.: 47 (1975) 331-414 (Leggett)
Phys. Rev. Lett. 46 (1981) 211-214 (Leggett)

75px ヴィタリー・ギンツブルク
Vitaly L. Ginzburg
テンプレート:Flagicon ロシア
75px アンソニー・レゲット
Anthony J. Leggett
テンプレート:Flagicon イギリス
テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国
2004年 75px デイビッド・グロス
David J. Gross
テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国 強い相互作用における漸近的自由性の理論的発見

Phys. Rev. Lett.: 30 (1973) 1343–1346 (Gross and Wilczek)
Phys. Rev. D: 8 (1973) 3633-3652 (Gross and Wilczek)
Phys. Rev. D: 9 (1974) 980-993 (Gross and Wilczek)
Phys. Rev. Lett.: 30 (1973) 1346-1349 (Politzer)
Phys. Rep.: 14 (1974) 129-180 (Politzer)

H. デビッド・ポリツァー
H. David Politzer
テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国
75px フランク・ウィルチェック
Frank Wilczek
テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国
2005年 75px ロイ・グラウバー
Roy J. Glauber
テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国 光学コヒーレンス[63]の量子論への貢献[64]

Phys. Rev. Lett.: 10 (1963) 84-86
Phys. Rev.: 130 (1963) 2529-2539
Phys. Rev.: 131 (1963) 2766-2788

75px ジョン・ホール
John L. Hall
テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国 光周波数コム技術を含む、レーザーに基づく精密分光法の開発への貢献[65]

Science: 288 (2000) 635-639 (Hall)
Rev. Sci. Instrum.: 72 (2001) 3749-3771 (Hall)
Phys. Rev. Lett.: 87 (2001) 270801 [4-pages] (Hall)
Phys. Rev. Lett.: 82 (1999) 3568-3571 (Hansch)
Phys. Rev. Lett.: 84 (2000) 5102-5105 (Hall and Hansch)
Phys. Rev. Lett.: 84 (2000) 5496-5499 (Hansch)
Phys. Rev. Lett.: 85 (2000) 2264-2267 (Hansch)

75px テオドール・ヘンシュ
Theodor W. Hänsch
テンプレート:Flagicon ドイツ
2006年 75px ジョン・C・マザー
John C. Mather
テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国 宇宙マイクロ波背景放射黒体放射の形をとることおよびその非等方性の発見[66]

Astrophys. J.: 420 (1994) 439-444, Astrophys. J.: 464 (1996) L1-L4

75px ジョージ・スムート
George F. Smoot
テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国
2007年 75px アルベール・フェール
Albert Fert
テンプレート:Flagicon フランス 巨大磁気抵抗の発見[67]

Phys. Rev. Lett.: 61 (1988) 2472-2475 (Fert)
Phys. Rev. B: 39 (1989) 4828-4830 (Grünberg)

75px ペーター・グリューンベルク
Peter Grünberg
テンプレート:Flagicon ドイツ
2008年 75px 南部陽一郎
Yoichiro Nambu
テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国
テンプレート:Flagicon 日本出身)
素粒子物理学および原子核物理学における自発的対称性の破れの機構の発見

Phys. Rev.: 122 (1961) 345-358
Phys. Rev.: 124 (1961) 246-254

75px 小林誠
Makoto Kobayashi
テンプレート:Flagicon 日本 自然界においてクォークが少なくとも三世代以上存在することを予言する、対称性の破れ[68]の起源の発見[69]

Progress of Theoretical Physics Vol. 49 No. 2 (1973) pp. 652-657

75px 益川敏英
Toshihide Maskawa
テンプレート:Flagicon 日本
2009年 75px チャールズ・K・カオ(高錕)
Charles K. Kao
テンプレート:Flagicon イギリス
テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国
テンプレート:ROC出身、1948年香港移住)
光通信を目的としたファイバー伝達に関する画期的業績
75px ウィラード・ボイル
Willard Boyle
テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国
テンプレート:Flagicon カナダ
撮像半導体回路であるCCDセンサーの発明
75px ジョージ・スミス
George E. Smith
テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国

2010年代

年度 受賞者名[1] 受賞時の国籍 受賞理由[1]・原著ないし関連論文
2010年 75px アンドレ・ガイム
Andre Geim
テンプレート:Flagicon オランダ
テンプレート:Flagicon ロシア出身)
二次元物質グラフェンに関する革新的実験[70]
75px コンスタンチン・ノボセロフ
Konstantin Novoselov
テンプレート:Flagicon ロシア
テンプレート:UK
2011年 75px ソール・パールマッター
Saul Perlmutter
テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国 遠方の超新星の観測を通した宇宙加速膨張の発見

Astrophys. J.: 517 (1999) 565-586 (Perlmutter)
Astrophys. J.: 507 (1998) 46-63 (Schmidt)
Astron. J.: 116 (1998) 1009-1038 (Riess)

75px ブライアン・P・シュミット
Brian Schmidt
テンプレート:Flagicon オーストラリア
テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国
75px アダム・リース
Adam Riess
テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国
2012年 75px セルジュ・アロシュ
Serge Haroche
テンプレート:Flagicon フランス
テンプレート:Flagicon モロッコ出身)
個別の量子系に対する計測および制御[71]を可能にする画期的な実験的手法に関する業績[72]

[73][74][75]

75px デービッド・ワインランド
David J. Wineland
テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国
2013年 75px フランソワ・アングレール
François Englert
テンプレート:Flagicon ベルギー 欧州原子核研究機構(CERN)によって存在が確認された素粒子ヒッグス粒子)に基づく、質量の起源を説明するメカニズムの理論的発見[76]
75px ピーター・ヒッグス
Peter Higgs
テンプレート:UK

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ テンプレート:Reflist

参考文献

テンプレート:節stub

関連項目

テンプレート:Sister テンプレート:Sister

外部リンク

テンプレート:NobelPrizes

  1. 1.00 1.01 1.02 1.03 1.04 1.05 1.06 1.07 1.08 1.09 1.10 1.11 1.12 1.13 1.14 1.15 1.16 1.17 1.18 1.19 1.20 1.21 1.22 1.23 テンプレート:Cite web
  2. X線の別名として「レントゲン線」(Röntgen ray)というものがある。
  3. ゼーマン効果として知られている。
  4. 実際にはラジウムの研究に対して授与された。
  5. 即ち陰極線である。
  6. マイケルソン・モーリーの実験にも用いられた。
  7. カラー写真を世界で初めて実現し、これに対しノーベル賞が授与されている。
  8. ファンデルワールスの状態方程式が彼に帰せられる。
  9. ヴィーンの変位則ヴィーンの放射法則が彼に帰せられる。
  10. 特に水銀において超伝導を発見している。
  11. ブラッグの法則が彼らに帰せられる。
  12. この現象はシュタルク効果として知られている。
  13. ミリカンの油滴実験にて電気素量を決定した。
  14. これによりプランク定数を決定した。
  15. 原子のエネルギー準位が離散的であることを示したフランク=ヘルツの実験による授与である。
  16. これに伴いアヴォガドロ数を決定した。
  17. これは物質波またはド・ブロイ波として知られている。
  18. ハイゼンベルクの運動方程式は彼に帰せられる。
  19. オルト水素・パラ水素として知られている。
  20. シュレーディンガー方程式ディラック方程式は彼らに帰せられる。
  21. これによりシュテルン-ゲルラッハの実験が行われた。
  22. 実際には磁気モーメントである。
  23. この方法はNMRに応用される。
  24. 湯川ポテンシャルは彼に帰せられる。
  25. これに用いた回路がコックロフト・ウォルトン回路として知られている。
  26. 核磁気共鳴として知られている。
  27. ボルンの確率解釈と呼ばれている。
  28. ラムシフトと呼ばれている。
  29. パリティ対称性の破れについてである。
  30. 線形加速器が用いられた。
  31. 殻模型と呼ばれている。
  32. 朝永・シュウィンガー方程式ファインマンダイアグラムは彼らに帰せられる。
  33. 光ポンピング法を開発した。
  34. クォーク模型を提唱した。
  35. アルヴェーン波が彼に帰せられる。
  36. ネール温度が彼に帰せられる。
  37. 受賞者3人の頭文字である。特にクーパーにはクーパー対が帰せられる。
  38. 集団運動模型を提唱した。
  39. ジェイプサイ中間子である。
  40. アンダーソン局在モット絶縁体ヴァン・ヴレック常磁性などがそれぞれ彼らに帰せられる。
  41. ヘリウム4の超流動を発見した。
  42. この放射は約3ケルビンに相当するため、検出するには相当の低温技術が必要となる。
  43. ワインバーグ・サラム理論として知られている。
  44. ウィルソンのくりこみ群として知られている。
  45. チャンドラセカール限界が彼に帰せられる。
  46. フォン・クリッツィング定数が彼に帰せられる。
  47. LBCOとして知られる高温超伝導体である。
  48. ラムゼー共鳴法として知られている。
  49. 陽子および中性子が内部構造をもつことを示唆する実験結果を得た。
  50. ノーベル賞受賞講演の論文タイトルが"Soft Matter"であったことから、これらの研究分野がソフトマターと呼ばれるようになった。
  51. 人手によって膨大な時間と労力を費やして行われた素粒子反応の解析に対して、反応の検出から解析までを電算機で一挙に行えるシステムを作った。
  52. ハルス・テイラー連星パルサーと呼ばれるこの連星系は公転周期が少しずつ減少しており、周期の減少率は一般相対性理論が予言する重力波の放射を支持している。
  53. フェルミ粒子であるヘリウム3の超流動状態を実験的に確認した。
  54. レーザー冷却として知られる。
  55. 光ピンセットとして知られる。
  56. 分数量子ホール効果として知られる。
  57. ヤン=ミルズ理論繰り込み可能であることを数学的に証明した。
  58. クレーマーはヘテロ接合を採用した半導体の優位性を初めて指摘し、アルフョーロフはヘテロ接合に基づく半導体レーザーの作成に成功した。
  59. コーネルとワイマンはルビジウムを、ケターレはナトリウムを用いた。
  60. デービスは太陽ニュートリノの観測により太陽ニュートリノ問題を提起し、小柴は超新星SN 1987Aから飛来したニュートリノの観測により恒星重力崩壊の機構を明らかにした。
  61. さそり座X-1を指す。
  62. ギンツブルグ-ランダウ理論がギンツブルグ(および1962年受賞のランダウ)に帰せられる。アブリコソフはこれを出発点に第二種超伝導体の挙動を理論的に説明した。レゲットはヘリウム3の超流動に理論的説明を与えている。
  63. コヒーレント状態にある光の一例としてレーザーが挙げられる。
  64. 量子光学においてこの業績が広く用いられている。
  65. 光の振動数を極めて精密に測定する技術である。
  66. これはビッグバンを支持する強い観測的証拠である。
  67. スピントロニクスの端緒を開いた発見である。この業績がハードディスクの容量増加に大きく貢献している。
  68. ここではCP対称性の破れを指している。
  69. 小林・益川理論が彼らに帰せられる。
  70. 単層のグラフェンを初めて作成した。
  71. この技術の応用による量子コンピュータの実現が期待される。
  72. Serge Haroche, Jean-Michel Raimond & Michel Brune ; Le chat de Schrödinger se prête à l'expérience - Voir en direct le passage du monde quantique au monde classique, La Recherche 301 (Septembre 1997) 50 (disponible en ligne)
  73. Serge Haroche ; Une exploration au cœur du monde quantique, dans : Qu'est-ce que l'Univers ?, Vol. 4 de l'Université de Tous les Savoirs (sous la direction d'Yves Michaux), Odile Jacob (2001) 571.
  74. Christopher R. Monroe en David J. Wineland. "Quantum Computing with Ions." Scientific American, 11 augustus 2008.
  75. テンプレート:Cite web
  76. テンプレート:Cite web