アデノシン二リン酸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

テンプレート:Infobox 有機化合物

アデノシン二リン酸(アデノシンにリンさん、Adenosine diphosphate, ADP と略)は、アデニンリボース、および二つのリン酸分子からなる化学物質。リン酸は高エネルギーリン酸結合をとっており、ATP から ADP とリン酸基に分かれる際に放出されるエネルギーは生体内での主要なエネルギー源となっている。詳細は ATP の項目を参照のこと。

アデニル酸AMP)とATPからアデニル酸キナーゼによって生成される。

AMP + ATP <math>\rightleftharpoons</math> 2ADP

ATPアーゼATPase)によりATPが加水分解される場合にも生成される。

ATP + H<math>_2</math>O → ADP + H<math>_3</math>PO<math>_4</math>

ADPは上記の化学反応のようにATPの分解やAMPのリン酸化によって生ずる。

参考文献

関連項目

テンプレート:核酸塩基