わかつきめぐみ

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テンプレート:Infobox 漫画家 テンプレート:Sidebar with collapsible lists わかつき めぐみ2月6日生)は、日本漫画家新潟県新潟市出身。

経歴

石川県金沢市で育つ。1982年、『LaLa』4月大増刊号に掲載の「春咲きハプニング」でデビュー。白泉社の漫画雑誌『LaLa』『LaLaスペシャルCindy』『月刊メロディ』(現MELODY)などで作品を発表している。1993年から一時講談社の『少女フレンド』『Me』『ザ・デザート』などでも執筆した。1990年、「So What?」で第21回星雲賞コミック部門を受賞した。

初期から現在に至るまで、家族、友人、隣人などとの「日常の絆の再構築」をテーマとした作品が多く、細い描線による独特の絵柄と温かみのある視点で人間を描くことを得意とする。

中学1年生の時に読んだ萩尾望都の「11人いる!」に触発されて漫画を描き始めた。投稿を重ねたあと、親の転勤にともなって高校卒業後転居した京都府京都市在住時にデビューした。高校在学中には金沢市の自宅近くに住む坂田靖子を訪ねてネームを見てもらったことがある[1]

デビュー直後の一時期、かがみあきらに私淑し、「トライアングル・プレイス」などの初期の作品で、絵柄やストーリーのテーマに影響が強く見られた。のち寺田寅彦夏目漱石、[[内田百間|内田百テンプレート:CP932フォント]]などの文学者の影響も受けている。音楽ユニット「ムーンライダーズ」「メトロファルス」「ZABADAK」などのファンとしても知られる。

作品リスト

(かっこ内は雑誌発表年)

画集リスト

挿絵作品リスト

  • 波多野鷹「そして ぼくは歩きだす」(集英社コバルト文庫)
  • 水杜明珠「ヴィシュバ・ノール変異譚シリーズ」(集英社コバルト文庫)
  • 妹尾ゆふ子「夢の岸辺シリーズ」(講談社 X文庫ホワイトハート)

イメージアルバム

脚注

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  1. 「漫画家リレー訪問記・わかつきめぐみ先生」『漫画新聞』日本漫画学院、2000年11月。