なか卯

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テンプレート:Pathnav テンプレート:Infobox 株式会社なか卯(なかう)は、(どんぶり)[1]うどんをメイン商品とする外食チェーンストア

2012年3月末現在、直営店とFC店を合わせて日本国内に489店舗[2]を展開している。株式会社ゼンショーホールディングス連結子会社である。

概要

丼もの以外に、うどん親子丼にも力を入れているのが特徴である。開業当初は一般的に「牛丼屋」へ分類されていたが、2014年2月に和風牛丼の販売を終了した(詳細は後述)ため、それ以降は「丼もの屋」に分類される。

2009年8月現在の未出店または撤退で店舗が存在しない地域は、長野県和歌山県島根県徳島県福岡県佐賀県長崎県大分県宮崎県沖縄県である。なお、長野県・福岡県・宮崎県にはかつて店舗があったが、撤退している(福岡県にあった店舗は、モスバーガーを経営する法人によって運営されていたため、グループがモスからゼンショーに移行した際に閉店)。

高知県は一度撤退していたが、2008年10月に再進出。石川県も一度撤退後、長らく店舗が存在しなかったが、2009年2月11日に再進出。青森県にあった店舗はエリアフランチャイズ契約解除などが理由で独立して地元運営会社の経営による「いち家」に転換しているが、2009年6月に再進出(第一フードサービスとは別経営)。また、千葉マリンスタジアム平和島競艇場内にも店舗が存在する。

漫画キン肉マン』に登場する牛丼には、なか卯がモデルとなっているものがある。作者ゆでたまごによれば大阪・住之江にあった店を参考としており、漫画内の店頭看板やメニューにて「牛丼・うどん」と描かれている点などからも、なか卯と判別できるとしている[3]

店内で流れる「なか卯」オリジナル曲は、小西めぐみの歌唱による「なか卯って」である。

沿革

  • 1966年2月4日 - 「玉堀建物株式会社」設立
  • 1969年6月 - 「株式会社なか卯」に社名変更。営業の目的を飲食業に変更
  • 1969年10月 - 大阪府茨木市に第1号店「なか卯茨木店」(手作りうどん店)を出店。阪急茨木市駅前のビルであるソシオの地下1Fにて営業していた。きざみねぎ、天かすが入れ放題だったため「かけうどん」を注文してもずいぶんと具だくさんにアレンジできた。また価格も他の店舗より安く設定されていた。
  • 1974年4月 - 初の牛丼店「なか卯梅田店」を大阪市梅田地下街に出店
  • 1988年8月 - 「モス・フード・サービス」と資本業務提携
  • 1989年11月 - 関東地方第一号店「なか卯亀戸店」を東京都江東区に出店
  • 1999年12月20日 - 株式を店頭登録市場(現・ジャスダック)に店頭公開
  • 2001年8月 - 牛丼チェーン各社の値下げ競争に追随し、牛丼(並)400円から280円に値下げ[4](2004年2月まで)。
  • 2002年10月 - ニチメン(現:双日)による株式公開買付(TOB) が実施され、ニチメンの子会社となる
  • 2003年10月 - ニチメンと日商岩井の経営統合による「ニチメン・日商岩井ホールディングス(現:双日)」の設立に伴い、双日の子会社となる
  • 2004年2月2日 - 牛丼の販売を停止。主要チェーンでは最も早い販売停止。
  • 2005年2月26日 - なか卯の双日保有株51%のうちの33%を同業者のすき家を運営するゼンショーに売却
  • 2005年5月31日 - 大阪府茨木市の第1号店「なか卯茨木店」を閉店
  • 2005年8月5日 - ゼンショーによる株式公開買付(TOB)が実施され、発行済み株式の60.05%を保有し、ゼンショーの連結子会社となる
  • 2008年7月31日 - この日を以ってジェフグルメカードによる支払いを終了
  • 2010年3月24日 - ゼンショーが株式交換により完全子会社化する
  • 2010年5月12日 - 午前10時に牛丼の販売を終了し、「和風牛丼」の販売を開始
  • 2010年8月 - 本社を東京都港区に移転
  • 2014年2月12日 - 牛丼の販売を終了し、それに代わるメニューとして「牛すき丼」の販売を開始[5]

メニュー

  • カレー(店舗によってはかつカレーもあり)
  • うどん(つゆは京風)
  • 定食(定食の持ち帰りは原則不可)
  • 朝食メニュー(目玉焼きベーコン朝定食、目玉焼き朝定食)
  • 期間限定メニュー

かつて存在していたメニュー

  • 牛丼
    • 和風牛丼

食材

2004年2月2日アメリカ合衆国牛海綿状脳症(BSE)が発生し、アメリカ産牛肉の輸入が禁止されたことにより在庫が無くなったため、主要チェーンでは最も早く牛丼の販売を停止した。

2006年6月頃、アメリカ産牛肉の輸入再開が見込まれた時期より、多くの牛丼チェーンが米国産の早期の使用再開を表明した。しかし、親会社ゼンショーは「わが社の基準で安全性が確認されない限り米国産牛肉には戻せない」とのコメントを出しており、同様の方針を掲げるグループ内のすき家と共に、他牛丼チェーンと姿勢を大きく異にしている。

店舗例

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ テンプレート:Reflist

関連項目

外部リンク

テンプレート:ゼンショー

テンプレート:ファーストフードチェーン店
  1. 本来は「丼」1字で「どんぶり」と読むが、なか卯の店舗では外観等に「丼ぶり」という表記を用いている。
  2. ゼンショーグループ-牛丼カテゴリー
  3. 日刊スポーツ 2008年8月24日紙面「日曜日のヒーロー/第633回 ゆでたまご・嶋田隆司/キン肉マン 29周年」より
    キン肉マンに登場した牛丼屋を探してみた(1)(2) Business Media 誠 2008年9月1日
  4. テンプレート:PDFlinkインターネット・アーカイブ) より
  5. テンプレート:Cite news