じゃあまん探偵団 魔隣組

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

テンプレート:Pathnav テンプレート:出典の明記

東映不思議コメディーシリーズ
通番 題名 放映期間
第7作 おもいっきり探偵団
覇悪怒組
1987年1月
- 同年12月
第8作 じゃあまん探偵団
魔隣組
1988年1月
- 同年12月
第9作 魔法少女
ちゅうかなぱいぱい!
1989年1月
- 同年7月

テンプレート:基礎情報 テレビ番組じゃあまん探偵団 魔隣組』(じゃあまんたんていだん まりんぐみ)は1988年1月10日から1988年12月25日までフジテレビ系で放送された少年探偵団ドラマ。全50話。東映不思議コメディーシリーズ第8作目。昭和最後の作品である。

ストーリー

江南小学校の5年生の仲良し5人組は、ドイツの潜水艦Uボートを発見し、そこを拠点にじゃあまん探偵団「魔隣組」を結成する。魔隣組は世紀の大怪盗ジゴマを倒す為に、ジゴマ探知機(ジゴマが近づくと反応する)などの様々な秘密兵器を使いジゴマを追いかける。

解説

前作『おもいっきり探偵団 覇悪怒組』のヒットを受けて製作された少年探偵団シリーズ第2弾[1][2]。前作よりもシュールさを前面に出し、また、謎の転校生雨宮なども作品に独特の面白さを加えている。バンダイから発売された「ジゴマ探知機」などの関連商品も好評だった。

1989年1月1日には、前作『おもいっきり探偵団 覇悪怒組』の面々がゲスト出演する『魔隣組VS覇悪怒組』が放送された[1]テンプレート:Sfn

日笠淳がサブプロデューサーとしてメタルヒーローシリーズから移動し、最終作の『有言実行三姉妹シュシュトリアン』までシリーズに関わることになったほか、60年代後半からヒーローものに一貫して携わった平山亨の東映における最後のプロデュース作品でもある[2]

江川ノボル役の伊藤慎は後に仮面ライダーシリーズなどのスーツアクターとして知られており、本作品は子役時代の伊藤が出演していた番組として紹介されることもあるテンプレート:Sfn

魔隣組アイテム

  • ジゴマ探知機(探知機)
  • メタルソナー(金属探知機)[3]
  • オトタンサー(集音器)[3]
  • マリンシーバー(トランシーバー[3]
  • レディオスコープ(ラジオ双眼鏡[3]
  • 探偵手帳(秘密手帳)
  • マリンコマンダー(万能捜査メカ)
(コンパス、望遠鏡、潜望鏡、ホイッスル、ミニライト、ルーペ、風向計、風力計、メジャー、追跡信号を発射できるシグナル銃)

これらのいくつかは玩具化され発売されている。ジゴマ探知機にはテレビ画面の点滅に反応するテレビパワー機能が搭載されていたテンプレート:Sfn

大怪盗ジゴマ

大怪盗ジゴマとは、白と黒のコスチュームに身を包んだ大泥棒。フルネームはフリードリッヒ・シュトロンハイム・フォン・ジゴマIII世テンプレート:Sfn。出自・出生・性別その他全てが謎に包まれている。正々堂々とした華麗な盗みを信条とし、卑怯な行いを嫌う。そのため悪辣な犯罪者と戦ったり、傷を負うのを承知で魔隣組を助けた事もある。

リーダーのタカシの伯父である推理作家、斜六郎(通称シャーロックおじさん)も魔隣組に協力をする事がある。劇中でジゴマの正体はシャーロックおじさんではないか? と言う指摘が何度かなされているが、明確な答えは出さずに視聴者の想像に任せる形で物語は完結しているテンプレート:Sfn。また、最終回では魔隣組の潜水艦魔隣号を「戦争いかん魔隣号」に改名した。

ジゴマの原型は、明治時代最後期から大正時代にかけて日本で上映された無声映画怪盗ジゴマ』からである(但しこちらのジゴマは殺人などの凶悪な手段も平気で行う点で、本作のジゴマと異なっている)。ジゴマのコスチュームは皮膚に密着した全身タイツタイプである。

出演

スタッフ

主題歌

  • オープニングテーマ - 「クエスチョンの冒険」
  • エンディングテーマ - 「憧れミステリー」

作詞 - 森田由美 作曲 - 松本俊明 編曲 - 京田誠一 歌 - Waffle

タイトルリスト

  1. いつか会いたいジゴマ(1988年1月10日)
  2. オレたちの家は潜水艦(1988年1月17日)
  3. 父さんはライバル(1988年1月24日)
  4. ジゴマの森の秘密(1988年1月31日)
  5. 恐怖の実験室(1988年2月7日)
  6. ジゴマの晩餐(1988年2月14日)
  7. フランケンと少女の夢(1988年2月21日)
  8. 失われた明日香の石(1988年2月28日)
  9. 誰がために金はある(1988年3月6日)
  10. 恐怖のP.T.A(1988年3月13日)
  11. 先生はジゴマじゃない(1988年3月20日)
  12. 秘宝ゲルマンの血(1988年3月27日)
  13. ゲンタのスチャラカ社員(1988年4月3日)
  14. Uボートの狼男!(1988年4月10日)
  15. ジゴマの首をとれ(1988年4月17日)
  16. お寿司の恩返し(1988年4月24日)
  17. ジゴマIIIに夢中!(1988年5月1日)
  18. 瞬間キョンシー製造器(1988年5月8日)
  19. マリンコマンダーを渡すな(1988年5月15日)
  20. バリカン軍団、現わる!(1988年5月22日)
  21. 幻の母(1988年5月29日)
  22. タカシの指導力(1988年6月5日)
  23. 赤ちゃん自動販売機!(1988年6月12日)
  24. ジゴマ刑務所大脱走!(1988年6月19日)
  25. トマトの告訴(1988年6月26日)
  26. 蛙の恩返し(1988年7月3日)
  27. 恋はスケボーに乗って(1988年7月10日)
  28. 排排の逆襲(1988年7月24日)
  29. ジゴマの血を吸え!(1988年7月31日)
  30. キャンプ場の亡霊(1988年8月7日)
  31. ロリータの妙薬(1988年8月14日)
  32. 輝く南十字星伝説(1988年8月21日)
  33. さらば夏のジゴマ(1988年8月28日)
  34. 不思議少年タロウ(1988年9月4日)
  35. ゲンタの神様(1988年9月11日)
  36. 不健康不良児トシカズ(1988年9月18日)
  37. ノボルのかぐや姫(1988年9月25日)
  38. ホーキから落ちた魔女(1988年10月2日)
  39. ジゴマへの贈り物(1988年10月9日)
  40. トシカズ神童となる(1988年10月16日)
  41. コスモスの恋(1988年10月23日)
  42. 戦国紅葉伝説(1988年10月30日)
  43. 2050年の魔隣組(1988年11月6日)
  44. ハチ公よりキュー公(1988年11月13日)
  45. 新アリとキリギリス(1988年11月20日)
  46. キムチの遺跡の発掘(1988年11月27日)
  47. 華麗なる総金歯(1988年12月4日)
  48. 不気味なバビロニア人(1988年12月11日)
  49. 泥棒サンタ(1988年12月18日)
  50. ジゴマの如き君なりき(最終回、1988年12月25日)
  • 探偵団スペシャル 魔隣組対覇悪怒組(ジゴマVS魔天郎)

視聴率

ビデオリサーチ調べ、関東地区

映像ソフト化

2008年7月21日発売の「石ノ森章太郎 生誕70周年 DVD-BOX」に第1話が収録され、初のソフト化となった。

関連作品

脚注

テンプレート:Reflist

参考文献

テンプレート:前後番組

テンプレート:東映不思議コメディーシリーズ
  1. 1.0 1.1 テンプレート:Harvnb
  2. 2.0 2.1 テンプレート:Cite book
  3. 3.0 3.1 3.2 3.3 覇悪怒組時代のアイテムの名称を変更した物。