おはよう5

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テンプレート:基礎情報 テレビ番組おはよう5』(おはようファイブ)は、1995年4月3日から1999年3月まで放送されたNHK総合テレビの情報テレビ番組。平日5:00 - 5:59に放送。祝日・お盆休み・年末年始は放送を休止していた。

開始当初は女性キャスターのディスクジョッキー形式の番組で気象情報などを放送。1997年からは『NHKニュースおはよう日本』と同じようにニュースショー形式になって、1999年4月の春期改編でそれに吸収統合された。

司会者

番組の背景

1995年度は気象情報の自由化に伴う、天気予報が大きく変わった年。そして、NHKの放送開始時間が1時間繰り上げられた年でもある。おはよう5は、民放でほぼ確立した早朝5時台の天気予報番組としてスタート。番組開始に併せ、NHKでは予報画面全般(天気図やアメダス観測画面など)はもちろん、「晴れ」や「曇り」を示すお天気マーク、または「気象情報」のテーマ音楽に至るまで、ほぼすべてを一新し、ほとんどの画面を動画化した。さらには新聞テレビ欄では"おはよう[天]"と表記するなど、こういった事はいかに気象情報に重点を置いていたかを暗喩している([天]は、テレビ欄の天気マークの事)。

その当時、気象庁は5:50頃に朝最初の天気予報を発表するので、おはよう5はそれまでの時間を日本気象協会独自の予報を発表することにした。(天気予報の自由化がされる1995年5月17日までは気象庁前日21時発表予報を使用、1996年4月からは気象庁が5:00に発表する事になり、それを使用するようになる)

その後現在に至るまで、NHKの予報画面の大半(独特のポップ調のフォントや動く雪マークなど)は多少のマイナーチェンジはあるものの、1995年に刷新された画面が踏襲されている。ただし2000年4月から一部の画面が新たに印新されたため、動画は削減されている。

2000年4月から一時期、お天気マークが2Dだった時期があったが2004年に元のお天気マークに戻っている。(ただし、曇りマーク、動く雪、星マーク、晴れマークは一新されている)。

主な内容

  • 気象情報 この番組で各都道府県の予報が初めて採用される。北九州を除くNHKの放送局がある都市を基にしていて、北海道は7都市を紹介。メッシュ予報など、1995年の自由化で登場した予報も登場。
  • 天気カメラリレー 東京・札幌・松山などのロボットカメラ(通称 天気カメラ)のリレー。NHK自前の観測情報が登場したのも1995年度から。
  • ニュース 1997年3月まではニュースセンターから石澤典夫アナウンサー(当時「おはよう日本」7時台担当)が放送していた。市況・スポーツニュースは無い。
  • ミニ番組 次章に詳細。

パッケージコーナー(ミニ番組)

放送内容が天気予報とニュースくらい、という状況の為に番組内では5 - 10分程度のパッケージコーナー(完全パッケージ=完パケのミニ番組群 ラジオのフロート番組相当)が用意されていた。

以下は1997年3月までの内容。(番組開始当初と比べると徐々にパッケージコーナーのウエイトが少なくなっていた)

  • 5:15頃・5:40頃 世界の天気(衛星第1テレビの映像を再利用)
  • 5:20 - 5:30 テレビ体操(1997年4月以降も継続)
  • 5:45 - 5:50 ミニ番組(日替わり・または週替わりで放送 みんなのうた名曲アルバムなども放送されることがあった)
  • 5:50 - 5:53 ピックアップ(教育テレビやBS、FMも紹介)
  • 5:53 - 5:55 最新の気象情報(関東甲信越以外ではこのコーナーが実質エンディング)
  • 5:55 - 5:59 拠点局発エリア予報(ブロックごとの予報を各ブロック拠点局から割り込み放送。関東甲信越のみここが番組エンディング)

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