SHARPワールドクイズ・カンカンガク学
『SHARPワールドクイズ・カンカンガク学』(シャープワールドクイズ・かんかんがくがく)は、1984年4月6日から1985年6月28日まで日本テレビで毎週金曜 22:00 - 22:54 (JST) に放送されていたクイズ番組である。シャープの一社提供。
目次
概要
番組は世の中の身近な法律と世界のユニークな法律、習慣をクイズ形式で紹介していた番組。NHK大阪放送局『バラエティー生活笑百科』、日本テレビ『行列のできる法律相談所 絶対に訴えてやる!』、フジテレビ『ザ・ジャッジ! 〜得する法律ファイル』および『ザ・ジャッジEX』などの法律バラエティ番組よりも先に放送されていた。日本テレビで放送のシャープ一社提供番組としては、1981年6月 - 1982年9月放送の『SHARPワールドドキュメント・世界のこれがNo'1』以来1年半振りで、1時間番組としては、1959年10月 - 1960年3月放送の『シャープクライマックス 人生はドラマだ』以来実に24年振りとなった。
神奈川県横浜市にある放送ライブラリーには、この番組の放送第1回目の記録映像が保存されている[1]。
中期と末期のエンディングでは、CM明けと提供クレジットとの間に次回放送分の解答者紹介を交え、その中から次回の放送ではどのチームが優勝するかを視聴者に予想してもらうクイズを出題していた。ハガキで応募して見事に的中すれば、抽選で1組にグアム島ペア旅行がプレゼントされた。
ルール
初期
解答者は個人戦(8人、後に7人)であり、前半は法律クイズで弁護士・円山雅也の解説を交えながらのもので、解答者がYES(有罪)とNO(無罪)のエリアに別れて討論した後、円山が正解を発表するクイズ。第1問のシンキングタイム前には、三枝の「カンカンガク学大法廷、開廷!」という決め台詞があった。「お葉書相談クイズ」もYESまたはNOで答える。後半はVTRを見ての筆記問題である。正解につき1点で、トップ賞は当初は「六法全書」だった。その後、トップ賞は週替わりに賞品になり、最下位が「六法全書」になった。全問正解者にはヨーロッパ旅行獲得となる。
中期・末期
解答者は2人1組の4チーム対抗戦で、VTRを見ての筆記問題である。正解につき10点であるが、途中にボーナスクイズがある(問題はかなりの難問である。この場合は20点となる)。ラストクイズは30点となり、トップ賞は週替わりの賞品である。全問正解、すなわち100点になると世界一周旅行獲得となる(1回のみ達成あり)。なお、円山の「お葉書相談クイズ」は○×の二者択一で答える。「お葉書相談クイズ」に採用されると、スポンサーのシャープより記念品がプレゼントされる。
最終回のラストクイズは国内からの出題で、「尾張の国で終わり!!」と題して番組を締めくくった。
出演者
司会
コメンテーター(顧問)
- 円山雅也
解答者
- 浜美枝
- 高橋三千綱
- 池田満寿夫・佐藤陽子
- 山田邦子
- 谷隼人
- 桂文珍
- C・W・ニコル
- 宍戸錠
- ウエルフ・ウェイクリー
- ジェフ・バーグランド
- ジェフ・スミス
- ヨネスケ
- 斉藤ゆう子
- 渡辺徹
- 矢崎滋
- 神保美喜
- ほか
出題ナレーター
補足
ネット局に関して
- 山形放送は当時TBSの『ナショナル劇場』の遅れネットを行っていたため、翌日土曜 12:00 - 12:51の14時間遅れで放送されていた。
- また、テレビ宮崎はフジテレビ系だが、NNNにも加盟しているからか、日曜正午のローカル枠で放送していた。
- 当時日本テレビ系列局が無かった石川県では、TBS系の北陸放送で山形放送と同じ日時に放送されていた。
- 現在でも日本テレビ系列局が無い沖縄県では、TBS系の琉球放送で2日遅れの日曜 10:00 - 10:55に放送されていた。
シャープ以外のスポンサーCMに関して
カウキャッチャーとしてKINCHOのCMが1コマ(30秒)、ヒッチハイクとしてブラザー工業と日本船舶振興会のCMが1コマずつ(それぞれ30秒)流れていた。
番組タイトルについて
当初、この番組の仮タイトルとして、『SHARP クイズ・罪と罰』が挙げられていた。
テーマ曲など
当初からサーカスが歌唱している「スターダストの海」を使用している。しかし、テコ入れと同時に同テーマ曲をエンディングへ変更。1984年7月以降のオープニングは迫力のあるアップテンポなテーマ曲へと変化した。作曲は前田憲男。
脚注
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