ウドムルト共和国
ウドムルト共和国(ウドムルトきょうわこく、ウドムルト語:Удмурт Элькун、テンプレート:Lang-ru または Удмуртия)は、ロシア連邦に属する共和国。首都はイジェフスク。沿ヴォルガ連邦管区に含まれる。北にキーロフ州、東にペルミ州、南にバシコルトスタン共和国、タタールスタン共和国と隣り合う。
概要
標準時
この地域はモスクワ時間の標準時を使用している。時差はUTC+4時間である。
従来はサマラ時間(通常はUTC+4時間、夏季はUTC+5時間)が使われていたが、2010年3月28日のサマータイム開始と同時に同時間帯は廃止され、モスクワ時間に統合された。また、2011年には従来の夏時間が通年で使用される事になり、時間帯はUTC+4時間に固定された。詳しくは「サマラ時間」を参照。
地理
ヨーロッパ・ロシアの東部に位置し、ウラル山脈の西側、カマ川とヴャトカ川のあいだに広がる。穏やかな大陸性の気候。 キーロフ州、ペルミ地方、バシコルトスタン共和国、タタールスタン共和国と隣り合う。
住民
住民の民族別の内訳は、ロシア人(53%)、ウドムルト人(35%)、タタール人(7%)、ベラルーシ人(2%)など。ウドムルト人はフィン・ウゴル系の民族である。公用語はウドムルト語とロシア語。主な宗教は正教とシャーマニズム。
歴史
もともとウドムルト人が暮らしていたこの地域に、ロシア人開拓者が達したのは12世紀ごろ。1552年にカザン・ハン国がロシアに併合されて後、ロシア人入植者が増えていった。
1920年、ヴォート自治州として形成され、1934年にウドムルト自治ソビエト社会主義共和国と改称された。ソビエト連邦の解体にともない、1990年からウドムルト共和国。
経済
金属加工や木材加工、化学工業、ガラス工業が盛ん。原油と石炭を産する。
また、銃器設計家ミハイル・カラシニコフが設計したAK-47や、その派生型を生産しているイズマッシュ社があり、ウドムルト共和国の重要な産業の一つとなっている。
都市
テンプレート:Sister 人口約60万人の首都イジェフスクのほかに、ヴォトキンスク、サラプル、グラゾフなど。