ぼてぢゅう
ぼてぢゅうとは、大阪府に本拠を置くお好み焼の飲食店チェーンである。現在3社がぼてぢゅうを名乗っている。
大阪風お好み焼のスタンダードとして知られているマヨネーズとからしの味付けは、ぼてぢゅうが考案し、今では広く全国に受け入れられている。店名は、お好み焼きを「ぼて」と返し、「ぢゅう」と焼くリズムに由来すると、ぼてぢゅうのホームページでは紹介されている。
「ぼてぢゅう」のそもそもの創業者は西野栄吉で、1946年6月、大阪市西成区玉出で創業した。自宅の軒先でひっそりと営んでいたそうで、テーブルは全部でたった3台のみ。屋台に近い規模的であったものの、その頃としてはメニューのラインナップはかなり充実しており、「とん玉」や「いか玉」といったお好み焼や焼きそば、鉄板焼、玉子巻など、モダン焼以外はたいてい揃っていたとか。 その後紆余曲折を経て、現在3社がぼてぢゅうを名乗る。「ぼてぢゅう総本家」「ぼてぢゅうグループ」「大阪ぼてぢゅう」である。
ぼてぢゅう総本家
本店は大阪市中央区宗右衛門町。1946年6月に大阪市西成区玉出で創業した西野栄吉を初代とし、栄吉の子息西野勝が2代目社長をつとめる。創業時のメニューをまもり、その後モダン焼のほか変わり種メニューを加わえ、現在のレパートリーはざっと80種以上。
ぼてぢゅうグループ
1962年7月、北村貞次が「ぼてぢゅう」の「のれん」(商標)を継承して創業し、お好み焼飲食業界に進出し、現在は「ぼてぢゅう」ブランドの他に、「ぼてぢゅう燦」・新形態の「ぼてぢゅう屋台」も展開している。主に大阪・東京・埼玉・神奈川・千葉・愛知・奈良・兵庫・岡山・シンガポール・韓国で店舗をかまえ、全国チェーン展開している。また商標権ホルダーとして、異業種とのコラボレーションを積極的に行い、ブランド力を活かした様々な商品を開発・販売している。
「ぼてぢゅう屋台」では、大阪の鉄板焼きの他にも、全国的に有名なB級グルメの焼きそばを販売する店舗もあり、富士宮やきそば・横手焼きそば・ひるぜん焼そば等を扱っている。
大阪ぼてぢゅう
大阪市中央区難波に本社を置く株式会社ぼてぢゅうコーポレーションが運営。 大阪ミナミ、キタを中心に店舗展開。ビル路面の大箱店が多く、系列傘下に「ホテル・ル・ボテジュール」もある。