レモネード

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レモネード(lemonade、lemon ade)は、レモン果汁蜂蜜シロップ砂糖などで甘味をつけ、冷で割ったエード。冷水の代わりに熱湯を用いればホットレモネードになる。

ファイル:LemonadeJuly2006.JPG
アイスレモネード

世界のレモネード

「レモネード」は世界各地で飲まれているが、その中身は国や地域によって異なっている。

アメリカとカナダ

炭酸の入っていない砂糖入りレモン水。レモネードとビールカクテルは「シャンディ・ガフ」。
インディアンの伝統飲料に由来する「ピンク・レモネード」もよく飲まれている。幼い子供が小遣い稼ぎ程度の収入目的で、道端にて手作りレモネードの露天販売(Lemonade stand)を行うのは、古くからアメリカで見られる夏の風物詩であるが、原材料節約の為にレモンではなく粉末クエン酸(子供でも薬局で簡単に安価で購入出来る)で代用する事も多い。

イギリス

砂糖かあるいは甘味料入りのレモン炭酸飲料、もしくは薄める前の原液のことを言う、アメリカやカナダで言うレモンスカッシュである。レモネードとビールのカクテルは「シャンディ・ガフ」。

アイルランド

レモン風味の炭酸水を指すが、「白レモネード」と「赤レモネード」がある。白レモネードは他国にある無色の炭酸入りレモン水と同じだが、炭酸で泡立つ赤レモネードはアイルランド特有。

オーストラリアとニュージーランド

無色透明の炭酸レモン水のことをレモネードと呼ぶ。これはイギリスやコモンウェルス圏で用いられる。Sprite や 7Up のラベルに「lemonade」と書かれていた事もあった。これがレモン果汁などで濁っていると「レモンスカッシュ」(Lemon Squash)と呼ばれ、SoloLift といった商品がある。希に、ただのレモン果汁のことを「レモンスカッシュ」と呼ぶこともある。

フランス

フランス語では "limonade" と言う。イギリスと同様の炭酸飲料で、LorinaPschitt といった商品が該当する。ビールと "limonade" のカクテルは「パナシェ」(Panache)と呼ばれ、これはイギリスのシャンディ・ガフと同類とみなされている。

イタリア

レモン果汁またはレモン水に砂糖や蜂蜜などの甘味料を加えた炭酸が入ってない飲料を呼ぶ。アマルフィからシチリアにかけての南イタリア沿岸で多種類のレモンが栽培されている。レモンを漬けたリキュールはリモンチェッロ(Limoncello)と呼ばれる。

フィンランド

フィンランド語では "limonadi" あるいは "limu" と言う。コカコーラのような炭酸飲料全般をレモネードと呼ぶ。例えば "Omena Limonadi" と言うのは、英語で言うと "Apple Lemonade" のこと。

ドイツ

ドイツ語では "Limonade" とか "Limo" と言う。炭酸飲料全般を言うが、特に甘いレモン風味の飲料は "süßes Sprudel" と呼ばれる。ビールとこのレモネードのカクテルはドイツ南部では "radler"、ドイツ北部では "Alsterwasser" で、白ワインとレモネードのカクテルは "Limoschoppen" または "Süßgespritzter" と呼ばれる。

オランダ

甘い濃縮果実酒を水で割ったもの全般を指す。

日本

アメリカなどと同様にレモン果汁に水と砂糖を加えたものを指すことが多い。レモン水とも呼ばれる。また、ラムネはこのレモネードの名前が訛ったもの、はちみつレモンはそのバリェーションである。

香港

茶餐廳と呼ばれる飲食店では、シロップで甘くした水にスライスされたレモンを添えたもので、"檸檬水" などと呼ばれる。

インドとパキスタン

アメリカと同じレシピの砂糖入りレモン水で "nimbu pani'" と呼ばれる[1]

ブラジル

レモン水そのもののことを指すか、あるいは、皮を剥いてないレモン・氷・冷水と砂糖(あるいはクリーム)をシェイクしたものを言う。このシェイクしたものは特に "swiss lemonade" と呼ばれる。

イスラエル

アメリカと同じ砂糖入りレモン水だが、ミントの葉が入る("Lemonana"と呼ばれる)。大量のと共にブレンダーで粉砕し、スムージーのようにして供することもある。また、Ouzoなどのアニス系のリキュールを加え、アルコール飲料とする場合もある。

歴史

炭酸の入っていない方のレモネードは商業用ソフトドリンクの中でも最も古い部類にあり、少なくとも17世紀には販売されていた。1676年パリにおいて "Compagnie de Limonadiers" と呼ばれる業者団体が結成され、レモネード販売の専売権を取得している。業者たちはレモネードを作りそれをタンクで運び、カップに注いで販売していたという。[2]

参照

関連項目

参照

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  1. http://www.sumitrarecipes.com/jp/newsread.php?news_id=15
  2. http://wwwa.britannica.com/eb/article-66702