伊藤秀史
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伊藤 秀史(いとう ひでし、1959年 - )は、日本の経済学者。専門は組織の経済学および契約理論。一橋大学教授。
石川県金沢市生まれ。三重県四日市市及び神奈川県川崎市多摩区育ち。カリフォルニア大学サンディエゴ校国際関係・環太平洋研究大学院客員助教授、スタンフォード大学経済学部客員准教授、コロンビア大学経済学部客員准教授等を歴任。専攻は組織経済学および契約理論で、日本経済学会、組織学会、東京経済研究センター(TCER)、法と経済学会、American Economic Association、Econometric Society、European Economic Associationの各学会に所属している。経済学者と分類されることが多いが、経済学部で教育を受けたことはない。経営学博士。
学歴
- 1978年 神奈川県立多摩高等学校卒業
- 1982年 一橋大学商学部卒業
- 1984年 一橋大学大学院商学研究科修士課程修了
- 1988年 スタンフォード大学経営大学院博士課程修了、Ph.D.(意思決定科学専攻)
職歴
著作
編著
- 『リーディングス 日本の企業システム 第2期』(伊丹敬之、岡崎哲二、藤本隆宏、沼上幹と共編)有斐閣、2005年12月
- 『インセンティブ設計の経済学』(小佐野広と共編)勁草書房、2003年12月
- 『契約の経済理論』有斐閣、2003年4月
- 『日本企業変革期の選択 経済政策分析シリーズ』東洋経済新報社、2002年9月
- 『リーディングスサプライヤー・システム —新しい企業間関係を創る』(藤本隆宏、西口敏宏と共著)有斐閣、1998年1月
- 『日本の企業システム』東京大学出版会、1996年6月
訳
- 『組織の経済学』(ポール・ミルグロム、ジョン・ロバーツ著/今井晴雄、奥野正寛、八木甫と共訳)NTT出版、1997年11月
- 『経営戦略のゲーム理論 —交渉・契約・入札の戦略分析』(ジョン・マクミラン著/林田修と共訳)有斐閣、1995年9月
受賞
- 日本経済学会・中原賞、2003年