新日鐵住金かずさマジック
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2014年7月31日 (木) 22:28時点における獰猛スイマー1000 (トーク)による版
テンプレート:社会人野球チーム 新日鐵住金かずさマジック(しんにってつすみきんかずさマジック)は、千葉県君津市に本拠を持ち、その他木更津市、富津市、袖ケ浦市を含む「かずさ4市」で活動する、日本野球連盟に加盟する社会人野球チームである。本拠地は新日鐵住金君津球場。
当チームは会社(実業団)チーム登録と同等の扱いを受けられる「広域複合企業チーム」である。2003年シーズンを前に企業チームから広域複合企業チームとなり、チーム名を「新日鐵君津」から「かずさマジック」に変更し、地域に密着するチームづくりを目指した。2012年10月に新日本製鐵と住友金属が合併し新日鐵住金が発足したことを受け、約10年ぶりに企業名をチーム名に復帰させた。
チームの愛称「Magic」は、終盤に劇的な逆転勝ちを収めることが多いチームカラーを的確に表現したものとして名づけられたが、改名初年度の2003年こそ第73回都市対抗野球南関東2次予選を突破して都市対抗・日本選手権に出場したものの、その後は低迷が続いていた。鈴木秀範が監督に就任すると選手の大幅入れ替えでチームを改革、長く低迷が続いたチームを2010年に都市対抗・日本選手権に導く。2013年には第84回都市対抗野球大会で13年ぶりのベスト4進出を果たすと、第39回社会人野球日本選手権大会では全国大会初制覇をなし遂げた。
目次
[非表示]設立・沿革
- 1975年 新日本製鐵君津製鐵所硬式野球部として創部
- 1988年 都市対抗野球初出場(初戦敗退)
- 1999年 日本選手権初出場(初戦敗退)
- 2003年 新日本製鐵のスポーツ支援体制見直しに伴い、広域複合企業チームとして「かずさマジック」に衣替え
- 2012年 「新日鐵住金かずさマジック」に改称
- 2013年 日本選手権初優勝[1]
主要大会の出場歴・最高成績
(「新日鉄君津」時代を含む)
- 都市対抗野球大会 出場10回、4強2回(2000,13年)
- 日本選手権 出場7回、優勝1回(2013年)
- JABA大阪大会 優勝1回(1998年)
- JABA日立市長杯争奪大会 優勝2回(1999,2005年)
- JABA長野県知事旗争奪野球大会 優勝2回(2006,13年)
- JABAベーブルース杯争奪大会 優勝1回(2007年)
主な在籍選手
- 山川康樹投手
- 山縣有輔捕手
- 田中健内野手(2013年社会人ベストナイン)
- 野坂亮太外野手
過去に在籍した主な選手・監督
主な出身プロ野球選手
- 森博幸内野手(1985年西武ライオンズドラフト4位。香川オリーブガイナーズコーチ→埼玉西武ライオンズ2軍打撃コーチ)
- 下柳剛投手(1990年福岡ダイエーホークスドラフト4位→日本ハムファイターズ→阪神タイガース)
- 日笠雅人投手(1995年中日ドラゴンズドラフト7位→ダイエー(~2002年))
- 松中信彦内野手(1996年ダイエードラフト2位)
- 森慎二投手(1996年西武ドラフト2位→デビルレイズ)
- 渡辺俊介投手(2000年千葉ロッテマリーンズドラフト4位)
- 野田浩輔捕手(2000年西武ドラフト6位→西武スカウト)
- 岡本健投手(2013年福岡ソフトバンクホークスドラフト3位)
元プロ野球選手の競技者登録
脚注
- 元の位置に戻る ↑ 広域複合企業チームが2大大会(都市対抗・日本選手権)で優勝したのは史上初である。