トヨタ・スプリンターシエロ

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テンプレート:Pathnav テンプレート:Infobox 自動車のスペック表 スプリンターシエロ (Sprinter Cielo) は、トヨタ自動車が生産していた乗用車で、排気量1500、1600ccの小型ハッチバックセダンである。

概要

E80系スプリンター5ドアセダン(リフトバック)の後継車種でE90系(6代目)スプリンターの5ドアモデルにあたる。生産は豊田自動織機で行われ、販売はトヨタオート店(現ネッツ店)が担当していた。

先代E80系の5ドア・リフトバックは、荷室を大きく取れるようにリアハッチ周りがかなり角ばっており、機能をスタイリングに反映させたジウジアーロ色を前面に出したデザインであったが、T150系コロナ5ドアともども、日本市場では販売が振るわなかった反省から、見栄えを気にするユーザー層にもアピールするスタイリングとし、イメージアップのためにサブネームも付けられた。

同型が欧州ではカローラ 5ドアとして販売され、オーストラリアではカローラ・セカ(Corolla Seca)、北米ではジオ・プリズムハッチバックとして販売された。

グレード

グレードは1500L1500G(後期型は1500Gサルーンに統合)、1500Xi(後期型はXsに変更)、1600GTの4種類でエンジンはすべて4気筒DOHC16バルブのガソリンエンジンを搭載する(搭載されるエンジンに関しては前期型の1500L、同じく前期型の1500Gは5A-F型、前期型の1500Xiおよび後期型の1500L、同じく後期型の1500Gサルーンは5A-FE型、後期型の1500Xs5A-FHE型、前期型の1600GTは無鉛レギュラーガソリン仕様の4A-GE型、後期型の1600GTは無鉛プレミアムガソリン仕様の4A-GE型)。

歴史

  • 1987年5月 - デビュー。当初のキャッチコピーは、「シエロ、その名は遥かなる天空を意味する。」
  • 1988年5月 - 1500Gベースの、パワーウインドーとドアキー連動集中ドアロックを標準装備とした1500Gサルーンを追加。 
  • 1989年5月 - マイナーチェンジで後期型となり、同時にスプリンターセダン、トレノ(カリブは除く)も行われた。内容として、エンジンは全車EFIを搭載し、デザイン意匠変更はバンパーの大型化、およびフロントノーズ形状のスラント化、フロントグリルをメッシュタイプから横桟タイプに変更、CIELOのエンブレムがグリル中央に移動。この時点で1500Gがカタログから消滅。カタログのキャッチコピーは、「センスが香る人のニューセダン。」
  • 1991年5月 - カローラ及びスプリンター系の7代目へのフルモデルチェンジを機に生産中止。1代限りでモデル廃止となった。

車名の由来

「シエロ」はスペイン語で「天空」を意味し、発売当初のキャッチコピーにもうたわれている。GM大宇(旧:大宇自動車)が生産していた「大宇・シエロ」とは無関係。

関連項目

外部リンク

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