エレクトロニック・アーツ

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エレクトロニック・アーツElectronic Arts、略称:EAテンプレート:NASDAQ)とはアメリカの大手ビデオゲームコンピューターゲーム販売会社である。本社はカリフォルニア州サンマテオ郡にある。

概要

1982年トリップ・ホーキンスが設立する。創立初期数年間はPCゲーム専門のパブリッシャーだったが、1980年代後半になると自社でゲーム開発を始め、1990年代初期にはコンソールゲームも手がける。1990年代前半はセガと、後半からはSCEと北米市場で協力する。

1990年代に映画製作などで使われるスタジオ方式を真似たゲームソフト開発方式を導入して、優れたゲーム開発者を獲得する事によって成功。また1997年にはマクシスを買収し、2000年代前半には世界最大のゲームソフト販売会社になり、2005年3月31日の会計では31.29億ドルの売上高となる。

EA Sportsレーベルで販売されるスポーツゲーム、ハリウッド映画などの版権ゲーム、そして『ニード・フォー・スピード』、『メダル・オブ・オナー』、『ザ・シムズ』のような長年続く人気のあるシリーズ物に圧倒的なシェアを持っている。

日本法人

日本進出の際に日本ビクター子会社のビクター音楽産業(現:ビクターエンタテインメント)と資本提携し、1990年エレクトロニック・アーツ・ビクター株式会社を設立、オフィスを神宮前に構える。なお、ビクター音産は分社化したビクターインタラクティブソフトウェアを通じて自前でゲーム事業を行っていた(2003年にマーベラスエンターテイメントへ売却)。当初は米EAが供給していた洋ゲー3DOソフトの日本語版制作と発売を中心に行っていたが、1995年にプレイステーションセガサターンのソフトに進出し、新テーマパークテーマアクアリウムなど日本市場独自のソフトの企画・発売も手がけるようになる。

1998年に提携先をスクウェア(現:スクウェア・エニックス)に変え、合弁でエレクトロニック・アーツ・スクウェアを設立した[1]。この時、本社を目黒に移転した。また、2000年に発売されたプレイステーション2のXFIRE ~クロスファイア~はエレクトロニック・アーツ・スクウェアが初めて開発したゲームであった。

2003年3月にスクウェアとの合弁を解消し、米エレクトロニック・アーツが全株式を取得。日本法人はエレクトロニック・アーツ株式会社となる(スクウェアの合併とは無関係であり、当初から5年の契約であった)。2004年、六本木の泉ガーデンタワーへ移転。2006年5月、新宿中央公園裏のビルへ移転。

日本国内での事業は海外ゲームのローカライズやKID開発タイトルの販売が主で、海外に比べればシェアはかなり小さい。EAビクター時代の企業ロゴマークは「E」を表す四角、丸、「A」を表す三角を並べて「E○A」様にデザインしたものだったが、雑誌『ログイン』などでこの丸を「O」(オー)と捉え「EOA」と思い違いされることがあった。EA販売でありながらMass Effect 2Dragon Age: Originsのような膨大な量のローカライズが必要なゲームに対しては消極的で、日本語版では別メーカーから発売されることも多い。

2011年7月にセガと提携。以後EAのブランドを維持したまま流通に関してはセガの持つ販路を利用する形を取る(ベセスダやUBIがスクウェア・エニックスの流通を使用しているのと同じ形)。

主な作品

買収される前のマクシスの作品はマクシス#エレクトロニック・アーツ吸収以前に発売されたゲームを参照。

以下は確認済みの日本市場向けオリジナルタイトル
  • 酒匠DS
  • 少年鬼忍伝ツムジDS、米社本体単独出資としては(実質)史上初の日本向けオリジナルタイトル)開発元はニューロン・エイジ
    • 当初は『はち恋』が日本向けオリジナルタイトル第一号となる予定であったが、2009年12月に同タイトルの発売中止が発表された(2012年にハンゲームのスマートフォンアプリとして発売)。
  • ソムリエDS
  • テトリスモンスター
  • バーテンダーDS
  • 羅媚斗、元々はアーケード向けに開発されたタイトルで、ロケテストもされていたにも関わらず海外のみの発売に留まり、国内ではセガサターンに移植した家庭用のみ発売。開発元はアイオーン。

ネット販売

もともとは「EAストア」でネット販売されていたが、2011年6月に「Origin」でのネット販売に切り替わった[2]

ブランド

関連項目

脚注

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外部リンク

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  1. テンプレート:Cite web
  2. "EA Launches Origin"(June 03, 2011)