東武宇都宮百貨店

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株式会社東武宇都宮百貨店(とうぶうつのみやひゃっかてん)は、栃木県宇都宮市に本社を置く百貨店東武鉄道完全子会社である。東京池袋に本社を置く「株式会社東武百貨店」とは別法人であるが、同じ東武グループのため、当会社が運営する店舗も「東武百貨店」と称されることがある。

概要

1958年、会社設立。1959年東武宇都宮線東武宇都宮駅ターミナルビルに「東武宇都宮百貨店」開業。東武百貨店池袋本店より長い歴史を有する。2002年、地元百貨店の破綻を受け既存建物を借り受ける形で、大田原市に大田原店を開業。2014年栃木市役所新庁舎1階に食料品に特化した店舗として栃木店を開業。日光市ににギフトサロン1店舗を展開している。株式会社東武百貨店と同じロゴを使用しており、商品を入れる紙袋のデザインは相同しているものの、地の色が反転しているのが特徴である。

1977年度より売上高県内一を維持して来た。また、栃木県内で全国百貨店共通商品券を取り扱う日本百貨店協会加盟の百貨店は、東武宇都宮百貨店の店舗のみである。

店舗

2014年3月以降は、百貨店が3店舗とギフトサロンが1店舗ある。

本店(宇都宮店)

ファイル:Orionstreet tobuside.jpg
オリオン通り(左)と本店(右)

本店(通称:宇都宮東武)は、東武宇都宮駅周辺再開発事業の目玉として東武鉄道が設置したステーションデパートである。3階南側に同駅との連絡口があり、2階西側に東野交通路線バスターミナルとタクシープールがある。宇都宮市最大の繁華街オリオン通りの西側入口前に位置する。

西館(1995年落成)を建設する際に栃木県警察の「東武駅前交番」を建物の北西角地1階に配置、日本初の「デパート内にある交番」として報道された。かつては9階~13階部分に系列の宇都宮東武ホテルを併設していた(1973年-1996年)ほか、1970年代にはパーキングビルの5階にボウリング場(東武ボウル/1977年閉鎖、イベントプラザに改装)や栃木放送 (CRT) のサテライトスタジオ、室内遊園地「メキシ館」や屋上遊園地「アメリ館」などがあった。屋上遊園地は1980年代に一度閉鎖されたが1996年の西館増築オープンのときに「後楽園カーニバル」として再オープンした。しかし、利用者が少なく再び閉鎖されている。

宇都宮市中心部では1990年代頃までは宇都宮店の他に、西武百貨店(閉店)、上野百貨店(破綻)、福田屋百貨店ロビンソン百貨店(閉店)等のデパートが立地し、各店間の競争が激しいものであったが、移転・撤退・破綻等が相次ぎ、現在市内で全国百貨店共通商品券が使える百貨店は、宇都宮東武のみとなった。 なお福田屋百貨店は、郊外福田屋ショッピングプラザ宇都宮店FKDショッピングモール宇都宮インターパーク店といったショッピングセンターを新設して移転、宇都宮東武の最大のライバルである。

  • 所在地:栃木県宇都宮市宮園町5番4号
  • 営業時間:10時~19時
  • 東武宇都宮駅は3階フロアで直結している。
  • 東野交通バスターミナル、関東自動車の東武西口停留所は2階から連絡する。

大田原店

大田原店(通称:大田原東武)は、2000年12月に倒産した地場百貨店「上野百貨店大田原店」(1999年開店)の建物を賃貸する形で2002年9月に居抜き出店した、ロードサイド店舗である。

百貨店空白地帯であった県北地区の消費者を意識した独自の商品構成を採用、地域密着型イベントを積極的に企画するなどを行う。東武としての出店は、建物を抵当物件として差押さえていた上野百貨店のメインバンクである足利銀行からの要請があり、同行を支援する側面もあった。

  • 所在地:栃木県大田原市美原一丁目3537番地2(国道400号大田原・西那須野バイパス沿い)
  • 営業時間:10時~19時
  • 交通:大田原市営バス「東武百貨店前」停留所下車

栃木店

栃木店は2014年3月16日に、同年2月10日より業務を開始した栃木市役所新庁舎(旧:福田屋百貨店栃木店の建物を改装)の1階に開業した店舗である。主に食料品に特化した業態となっている。

2014年2月までは栃木市倭町にギフトショップがあったが、閉店している。なお、栃木店では贈答品なども扱うため、ギフトショップ時代の機能が引き継がれている。そのため「食とギフトのスペシャリティストア」というキャッチコピーが掲げられている。[1][2]

ギフトサロン

沿革

  • 1958年昭和33年)6月 - 株式会社東武宇都宮百貨店 設立
  • 1959年(昭和34年)11月10日 - 「宇都宮東武ビル」完成
  •  1959年(昭和34年)11月28日 - 東武宇都宮百貨店宇都宮店)開店(売場面積/6,021m²)
  • 1972年(昭和47年)11月 - 大規模増築・新装オープン
  • 1973年(昭和48年)3月1日 - 「宇都宮東武ビル」増築(新館)完成(売場面積合計/13,470m²)
  • 1974年(昭和49年) - 売上高100億円達成
  • 1977年(昭和52年) - 売上高で上野百貨店を抜き地域一番店
  • 1995年平成7年)9月28日 - 「宇都宮東武ビル西館」完成
  • 1995年(平成7年)10月1日 - 東武宇都宮百貨店西館グランドオープン(売場面積合計/32,633m²)
  • 2002年(平成14年)9月6日 - 大田原店を開店(売場面積/12,248m²)
  • 2014年(平成26年)3月16日 - 食料品に特化した業態として、栃木市役所(旧:福田屋百貨店栃木店)1階に栃木店を開店(売場面積/2,880m²)[3][4]

脚注

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関連項目

外部リンク

テンプレート:東武グループ

テンプレート:日本の大手百貨店
  1. http://www.tobu-tochigi.jp/topics/page.php?id=6
  2. http://www.tobu-tochigi.jp/e_book_info/140316/
  3. テンプレート:Cite news
  4. 東武宇都宮百貨店、12年ぶり新店日本経済新聞2014年3月6日