フックス型微分方程式

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2009年8月26日 (水) 23:06時点における (トーク)による版
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先: 案内検索

フックス型微分方程式(ふっくすがたびぶんほうていしき, Fuchsian equations)とは、次の形をした二階線形常微分方程式の事である。

テンプレート:Indent

  • <math>p_1(x)</math> -- <math>x=0</math> を高々 1 位のとする <math>|x|<R</math> で正則な関数
  • <math>p_2(x)</math> -- <math>x=0</math> を高々 2 位の極とする <math>|x|<R</math> で正則な関数

この常微分方程式は量子力学などの分野で広く応用される。

またフックス型の微分方程式は必ずガウスの微分方程式(超幾何微分方程式)の形に書き換え可能であることが知られている。