モズヒタキ科

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モズヒタキ科(モズヒタキか、学名 テンプレート:Sname)は、鳥類スズメ目の科である。モズビタキ科フエドリ科とも。

モズヒタキ(百舌鶲)と総称される。

特徴

東洋区オーストラリア区オセアニア区南アジア東南アジアオーストラリアニューギニア太平洋諸島)に生息する。

主に昆虫捕食する。

系統と分類

系統樹は Norman et al. (2009)[1]などより。

テンプレート:Clade

モズヒタキ科はカラス上科に含まれ、カラス上科の中ではカラス科など7科からなる系統と近縁だが、コウライウグイス科 テンプレート:Sname がさらに近縁な可能性がある[2][3]

歴史

分類の変遷

伝統分類
≒ De 1946
S&A 1990 IOC1.6 (2008)
≒ Di 2003
IOC2.5 (2010) 実際の系統位置
和名 学名
ニュージーランドツグミ テンプレート:Snamei 1 モズヒタキ
亜科






モズヒタキ族 テンプレート:Snamei テンプレート:Snamei ニワシドリ上科
キンガオモズガラ テンプレート:Snamei 1 モズヒタキ科 トゲハシムシクイ科 トゲハシムシクイ科
モフアムシクイ属 テンプレート:Snamei 2 オーストラリア
ムシクイ科
モフアムシクイ族 トゲハシムシクイ科 テンプレート:Snamei



単型科 ?
アカガオゴジュウカラ属 テンプレート:Snamei 3 ゴジュウカラ科 オーストラリア
ゴジュウカラ族
オーストラリア
ゴジュウカラ科
オーストラリア
ゴジュウカラ科
オーストラリア
ゴジュウカラ科
フイリモズビタキ テンプレート:Snamei 1








モズガラ族 モズヒタキ科 モズヒタキ科 単型科 ?
メガネヒタキ科 ?
ホオダレモズガラ テンプレート:Snamei 1 モズヒタキ族 モズガラ科 テンプレート:Snamei 単型科 ?
モズヒタキ科 ?
ハシブトモズビタキ テンプレート:Snamei 1 モズガラ族









セレベスモズヒタキ テンプレート:Snamei 1




モズヒタキ科
モズヒタキ属 テンプレート:Snamei 40
クロモリモズ テンプレート:Snamei 1 モズツグミ科
モズツグミ属 テンプレート:Snamei 7
ムナフ/サビイロモリモズ テンプレート:Snamei 2
カワリ/ズグロモリモズ テンプレート:Snamei 2 コウライウグイス科
カンムリモリモズ テンプレート:Snamei 1 カンムリ
モズビタキ科
カンムリモズピタキ テンプレート:Snamei 1 モズガラ族
アカエリモズヒタキ テンプレート:Snamei 1 モズヒタキ族 モズヒタキ科
ミドリモズヒタキ テンプレート:Snamei 1 ミドリモズヒタキ科 ミドリモズヒタキ科

Delacour (1946) により、拡大したヒタキ科 テンプレート:Sname のモズヒタキ亜科 テンプレート:Sname とされた。ただし当時のヒタキ科の亜科はのちの科に相当する。ハシブトモズビタキ亜科 テンプレート:Sname が分離されることもあった。

Beecher (1953) はカササギヒタキ科 テンプレート:Sname に含めた。

Sibley & Ahlquist (1990) は、モフアムシクイ属・アカガオゴジュウカラ属を加え、拡大したカラス科にモズヒタキ亜科として含めた。これはのちの科に相当する。モズヒタキ亜科は4族(亜科に相当)に分けられ、うち2族は新たに加えられた属からなる単型属、2族は伝統的なモズヒタキ科を2分したものである。アカガオゴジュウカラ属を加えることはのちの分子シーケンス系統 (Scott 1997) でも支持されたが、他は支持されなかった。

Dickinson (2003) は、モズヒタキ科からモズガラ科 テンプレート:Sname・モズツグミ科 テンプレート:Sname に分離した。表のIOCチェックリスト1.6はその2科に関しては Dickinson に従っている(その他は同じとは限らない)。これらとモズヒタキ科の計3科は近縁と考えられた[4]

その後 Jønsson et al. (2008)[5]や Norman et al. (2009) などにより、モズヒタキ科に含まれる属と除外される属がほぼ確定した。

除外された属

伝統的にモズヒタキ科とされていたニュージーランドツグミ テンプレート:Snameiミドリモズヒタキ テンプレート:Snameiキンガオモズガラ テンプレート:Snamei は、系統的に大きく離れている。ニュージーランドツグミはおそらく、ニワシドリ上科ニワシドリ科 テンプレート:Sname + キノボリ科 テンプレート:Sname 系統)に近縁か含まれる[6]。ミドリモズヒタキはスズメ小目レンジャク上科の単型科ミドリモズヒタキ科 テンプレート:Sname に分離された。キンガオモズガラはミツスイ上科トゲハシムシクイ科 テンプレート:Sname に移された。

Sibley & Ahlquist (1990) によりモズヒタキ科に移されたアカガオゴジュウカラ属 テンプレート:Snameiモフアムシクイ属 テンプレート:Snamei は、いずれもモズヒタキ科には含まれない。アカガオゴジュウカラ属はカラス上科内の単型科オーストラリアゴジュウカラ科 テンプレート:Sname に属す。モフアムシクイ属はカラス上科内の離れた位置にある[1]

伝統的にモズヒタキ科とされていたホオダレモズガラ テンプレート:Snamei の系統位置には議論があり、モズヒタキ科内の基底[1]またはカラス上科内の離れた位置[5]にある。

フイリモズビタキ テンプレート:Snamei はカラス上科内の離れた位置にある。おそらくメガネヒタキ科‐ヤブモズ科系統内部にあり、メガネヒタキ科に含まれるかもしれない[1]

カンムリモズピタキ テンプレート:Snameiアカエリモズヒタキ テンプレート:Snameiカンムリモリモズ テンプレート:Snamei は、カラス上科内の離れた位置にあり、カンムリモズビタキ科 テンプレート:Sname に分離される[1]

有毒鳥類を中心に6種がまとめられていた [[ピトフーイ|テンプレート:Snamei 属]]は多系統であり、系統的には4属に分割される[5]。そのうち テンプレート:Snamei 属はコウライウグイス科 テンプレート:Sname に、カンムリモリモズ テンプレート:Snamei は新設されたカンムリモズビタキ科に移された。モズヒタキ科には テンプレート:Snamei 属(モズツグミ属 テンプレート:Snamei に含める説あり)とクロモリモズ テンプレート:Snamei が残るが、科内では互いに近縁ではない。

属と種

国際鳥類学会議 (IOC) より[7]。ただし Norman et al. などに基づき テンプレート:Snamei 属は4属に分割し、科の範囲を系統的に修正した。

出典

テンプレート:Reflistpt:Pachycephalidae
  1. 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 テンプレート:Cite
  2. テンプレート:Cite
  3. テンプレート:Cite
  4. テンプレート:Cite
  5. 5.0 5.1 5.2 テンプレート:Cite
  6. テンプレート:Cite
  7. テンプレート:Cite