アセロラ
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テンプレート:生物分類表 テンプレート:栄養価 アセロラ(テンプレート:Lang-es、学名:Malpighia emarginata)は、キントラノオ科の植物。またはその果実。
特徴
西インド諸島、南アメリカ北部から中央アメリカが原産とされる常緑低木で、鮮やかな赤色の果皮のサクランボに似た果実を食用とする。葉は全縁(鋸葉がない)で、長さ10cm程度。果実の形からバルバドスサクラ (Barbados cherry) の別名があるが、先述の通りバラ科のサクラとは類縁関係にない。果実はビタミンCを豊富に含み、清涼飲料水、ジャム、ゼリーなどに加工される。ただし、熟した果実は傷みやすいため一般にはほとんど市販されておらず、加工用には未熟果が用いられる。また、果実は種類によって酸味が強い酸味種と甘みが強い甘味種に分けられる。
日本では1958年に沖縄県に導入されて以降、同県で栽培されている。現在、加工品としてはサントリーフーズよりニチレイアセロラドリンクとして販売され一般に普及している。なお、ブラジルでも飲料にされることも多く、アセロラそのものの風味を強く感じることができる。しかし日本の関連飲料などはかなり希釈されておりアセロラ自体の味はあまりしない。
プエルトリコでは、アセロラは重宝されており、国外に持ち出される場合には、特別な手続きが必要である。
外部リンク
- アセロラ - 果物ナビ
- アセローラ、バルバドスチェリー - 熱帯果樹写真館