議員
テンプレート:複数の問題 議員(ぎいん)とは、国や地方自治体に設置されている議会、及びその他の議決機関を組織し、その議決に加わる資格を有する者。以下、本記事では、特記ない限り、議会の議員について述べる。
原則として議員の選出は公選制であり、その国の法律の定めるところの選挙権を有する有権者による選挙によって選出される。なお、日本の公職選挙法の第10条では、被選挙権は日本国民が有するものと定められている[1]。
概要
国の最高議決機関として日本の国会に相当する議会あるいはそれに類する組織を設置している国には定員の数こそ違えど議員としての権限を有する者がいることになる。また、その国の地方自治体にも議会が存在し、それを構成する議員がいる。
議員の種類
国の最高議決機関を両院制としている国では、上院と下院にわかれていることが多い。これらに所属している議員をそれぞれ上院議員、下院議員と呼ぶ。世界的な視点で見れば、日本の参議院議員が上院議員にあたり、衆議院議員が下院議員にあたるが、日本の国会議員を指す場合には上院議員、下院議員という言葉は用いない。ただし、上院と下院はいずれも便宜的な名前であり、英語でも upper house 、lower house などと呼ぶが、正式名が各国それぞれ別にある。例えば、アメリカ連邦議会のアメリカ合衆国上院は直訳すると「合衆国元老院」であるし、アメリカ合衆国下院は「合衆国代議院」である。日本の新聞やニュースではほとんどの国の上下院議員を「アメリカ上院議員」などと国名を付けて呼ぶことがほとんどで、大統領選挙の場合など国名が自明である場合や複数の議員の名前を挙げる場合など繰り返しになる場合は国名を省略する。
所属する議会の権限によって議員の権利や権限も大きく変わる。日本で言えば、国会議員には不逮捕特権があるが、地方議会議員にはこれがない。
日本の議員
議会の議員以外の議員
皇室会議[2]や皇室経済会議[3]には「議員」が置かれている。
脚注
関連項目
- 参政権 - 各国の被選挙権年齢
- 議員に関する言葉