大和高田バイパス
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大和高田バイパス(やまとたかだバイパス)は奈良県香芝市から大和高田市を経て橿原市に至る延長14.4kmの一般国道24号、一般国道165号のバイパス道路である。
このバイパスの一部区間は南阪奈道路の一部を構成し、また、計画中の京奈和自動車道と接続することにより、広域的な道路ネットワークを形成する道路である[1]。なお高架区間は一見すると高速道路にも見えること、自動車専用道路である南阪奈道路と接続していること、更には一部地図には自動車専用道路と誤記されているためによく自動車専用道路と勘違いされるが、実際は自動車専用道路ではないため原動機付自転車等も走行可能である。
概要
- 起点: 奈良県香芝市穴虫
- 終点 : 奈良県橿原市四条町
- 路線延長 : 14.4 km
- 香芝市穴虫 - 葛城市當麻(全線平面部)
- 設計速度 : 60 km/h
- 車線数 : 全線2車線
- 車線幅員 : 3.25m
- 道路規格 : 第4種第1級
- 葛城市太田 - 橿原市四条町(全線高架部 + 側道部)
- ランプ : 四条ランプ - 弁之庄ランプ(下記参照)
- 設計速度 : 80 km/h(制限速度は60 km/h)
- 車線数 : 全線4車線(高架部) + 2車線(側道部)
- 車線幅員 : 3.5m(側道は5.5m)
- 道路規格 : 第3種第1級
- 葛城市當麻 - 葛城市太田
- 現在は事業中
歴史
- 1968年度 : 事業化。
- 1972年度 : 都市計画決定、用地買収に着手。
- 1979年度 : 大和高田市曽大根 - 橿原市新堂町間供用開始。
- 2000年度 : 葛城市弁之庄 - 葛城市北道穂間 (0.8km) 供用開始。
- 2002年度 : 橿原市新堂町 - 橿原市雲梯町間 (1.38km) 4車線で供用開始。
- 2002年度 : 橿原市寺田町 - 橿原市四条町間 (1.1km) 2車線で供用開始。
- 2003年度 : 橿原市雲梯町 - 橿原市四条町間 (1.815km) 4車線で供用開始。
- 2005年4月1日 : 東室 - 四条町間を国道24号に編入。
インターチェンジ・ランプなど
- 施設名欄の背景色が■である部分は施設が供用されていない、または完成していないことを示す。未開通のIC/JCT名は仮称。
路線 | 施設名 | 接続路線名 | 備考 | 車線数(往復) | 所在地 |
---|---|---|---|---|---|
国道165号 柏原・大阪方面 | |||||
穴虫交差点 | 奈良県道703号香芝太子線 | 香芝市 | |||
新在家北交差点 | 道の駅ふたかみパーク當麻出入口 | 葛城市 | |||
當麻寺交差点 | 奈良県道30号御所香芝線・奈良県道160号当麻寺線 | ||||
奈良県道30号御所香芝線で太田南交差点を経由し弁之庄ランプに接続 | |||||
弁之庄ランプ | 南阪奈道路新庄出入口(高架部で接続) 国道166号・奈良県道30号御所香芝線(平面部で接続) |
橿原方面ハーフIC | 平面部2 | ||
新庄ランプ | 橿原方面ハーフIC | ||||
東室ランプ | 国道24号・国道165号・国道166号・国道168号 | ||||
大和高田市 | |||||
出ランプ | 香芝方面ハーフIC | ||||
勝目ランプ | 奈良県道116号大和高田御所線 | 橿原方面ハーフIC | |||
新堂ランプ | 国道24号橿原バイパス(京奈和自動車道一般部) 奈良県道35号橿原高取線 |
香芝方面ハーフIC | 橿原市 | ||
橿原高田IC/JCT | 京奈和自動車道専用部 | ||||
雲梯ランプ | 橿原方面ハーフIC | ||||
寺田ランプ | 奈良県道207号見瀬五井線 | 香芝方面ハーフIC | |||
四条ランプ | 国道24号・国道165号・国道166号 奈良県道161号畝傍御陵前停車場四条線 |
||||
国道165号 桜井・宇陀・津方面 |
※東室ランプは、香芝方面出入口が葛城市、橿原方面出入口が大和高田市に所在
渋滞箇所
大和高田バイパスの区間においては奈良県によって渋滞箇所が2カ所指定されている[2]
葛城市當麻 - 同市太田間が未開通のため、この区間は片側1車線の奈良県道30号御所香芝線の當麻寺交差点 - 太田南交差点)を利用することになる。そのため両方向が渋滞箇所に指定されている。また、橿原バイパスと接続する新堂ランプ及び雲梯ランプを中心に渋滞箇所に指定されている。