ジャガーノート
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ジャガーノート(ジャガナート・juggernaut)は、止めることのできない巨大な力、圧倒的破壊力の意味を持つ単語。イギリスでは巨大な重量を持つトラックの意味も持つ。
「ジャガーノート」の語源はヒンドゥー教のヴィシュヌ神の八番目の化身であるクリシュナの異名、ジャガンナート (Jagannāth) である。イギリスの植民地時代のインドでは、ラト・ヤートラー(ରଥଯାତ୍ରା(Rath Yātrā)、「山車の行進」)祭に際して狂信的ヒンドゥー教徒が救済を求めてジャガンナート像を載せた山車の車輪の下に身を投げたとキリスト教宣教師が本国に伝えたことによる。
これに由来する用語は以下の通り。
- リチャード・ハリス主演の映画『ジャガーノート (映画)』。
- SF作家A・E・ヴァン・ヴォークトによる1944年の短編小説。
- イギリスの作家デズモンド・バグリィによる小説。
- マーベル・コミックのキャラクターの一人。→X-メン#登場人物を参照。
- コンピュータゲーム『Marathon』で登場する飛空艇タイプの敵。
- 田宮模型(タミヤ)のビッグフットラジコンカー。
- ゲーム『ジャガーノート 戦慄の扉』。
- リパブリックP-47戦闘機のニックネームの一つ・Jug(ジャグ)の語源。
- ゲーム『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2』のSpecial Opsに出てくる重装甲歩兵。
- 第一次世界大戦前夜の欧州事情を題材としたゲームディプロマシーにおける、参加国ロシア・トルコによる、主としてオーストリア分割を初動とする共同作戦。