無限ベータ砲

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無限ベータ砲(むげんベータほう)は、アニメヤマトよ永遠に』に登場する架空の兵器。ゲームオリジナルの前世代兵器であるα砲についても本項で記述する。

概要

暗黒星団帝国の戦艦グロデーズに搭載されている。威力はヤマトの新波動砲に劣り、デザリアム星の戦いでは数隻がかりで斉射したにもかかわらず、ヤマト1隻の波動砲にパワー負けして丸ごと呑み込まれ、グロデーズの方が消滅している。

PS2版ゲームソフト『宇宙戦艦ヤマト 二重銀河の崩壊』では、名称が「無限β砲」となっている。ゲーム版自動惑星ゴルバなどに搭載されていたα砲の次世代兵器として、位置付けられている。劇中の描写でも数隻の斉射で押し負けていた映画版とは異なり、最終的には自砲の方が斜線を逸らされたものの、1隻で波動砲と正面から押し合うほどの威力を見せている。開発当初は単に「β砲」と呼ばれていたが、後にサーダにより無限の文字を冠される。

真田志郎の説明によれば、(エネルギーの構成は異なるものの)波動砲と同等の原理の粒子砲であり、破壊力はヤマトの波動砲と同等かそれ以上とされる。光弾の色はオレンジ色で左右2門の砲門から同時に発射される。映画版では射線は2本だが、ゲーム版のアニメーションでは射線が1本になっている。ゲーム版ではヤマトに回避行動を取られたために第三艦橋をもぎ落とすに留まり、艦体へ直撃した場合の正確な破壊力は描写されていない。しかし、ゲームシステム上では波動砲やデスラー砲と同一のMAP兵器であるため、直撃すれば被弾した部隊全てを壊滅させる威力を持っている。

α砲

PS2版ゲームソフト『宇宙戦艦ヤマト イスカンダルへの追憶』『宇宙戦艦ヤマト 暗黒星団帝国の逆襲』『宇宙戦艦ヤマト 二重銀河の崩壊』に登場する架空の兵器。原作であるアニメ『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』に登場した、自動惑星ゴルバの頸部に装備された全周式の回転主砲に対する、ゲーム版での名称である。

α砲はゲーム版暗黒星団帝国の自動惑星ゴルバをはじめ[1]サーグラス貴下の艦隊のα砲搭載戦艦「ダルー」、「ドリーネ」、「ルバシカ」、「ムールーグ」などに標準装備されている[2]。基本的には主砲であるため、波動砲よりもエネルギーチャージ時間が短いのが特徴。ゲームシステム上では波動砲やデスラー砲と同一のMAP兵器である[3]

大口径であるがゆえに威力が桁違いに大きく、通常兵器であるにもかかわらず、破壊力は波動砲に匹敵する。しかし、ゴルバが敗れてサーグラスが指揮したα砲搭載艦隊も全滅したため、ヤマトを葬り去るには力不足であると見なされ、後の無限β砲の開発へ移行していくことになる[4]

暗黒星団帝国α砲搭載実験戦艦
PS2版ゲームソフト『宇宙戦艦ヤマト 二重銀河の崩壊』に登場。サーグラス貴下の艦隊[5]や、白色銀河内にある第8補給基地守備艦隊に配備された[6]。α砲キャリア艦としての実験艦であるために艦自体は小型で耐久性も低く、α砲以外の火力もあまり高くない[7]

脚注

  1. 『宇宙戦艦ヤマト イスカンダルへの追憶』STEAGE-12「自動惑星ゴルバ」、STEAGE-13「最後の戦い」
  2. 『宇宙戦艦ヤマト 二重銀河の崩壊』STEAGE-05「決闘」
  3. 『宇宙戦艦ヤマト 二重銀河の崩壊』STEAGE-05「決闘」、STEAGE-09「隠された星」
  4. 『宇宙戦艦ヤマト 二重銀河の崩壊』STEAGE-05「決闘」終了後、サーダが無限β砲の開発をサーグラスに告げるシーンがある。
  5. 『宇宙戦艦ヤマト 二重銀河の崩壊』STEAGE-05「決闘」
  6. 『宇宙戦艦ヤマト 二重銀河の崩壊』STEAGE-09「隠された星」
  7. 『宇宙戦艦ヤマト 二重銀河の崩壊 コンプリートガイド』(エンターブレイン刊 2005年5月31日)P117

参考文献

  • 『宇宙戦艦ヤマト イスカンダルへの追憶』(PS2版ゲームソフト 発売元:バンダイ 発売日:2004年10月6日)
  • 『宇宙戦艦ヤマト 暗黒星団帝国の逆襲』(PS2版ゲームソフト 発売元:バンダイ 発売日:2005年1月27日)
  • 『宇宙戦艦ヤマト 二重銀河の崩壊』(PS2版ゲームソフト 発売元:バンダイ 発売日:2005年4月7日)
  • 『宇宙戦艦ヤマト 二重銀河の崩壊 コンプリートガイド』(エンターブレイン刊 2005年5月31日)

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