ブロードバンド!ニッポン

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ブロードバンド!ニッポン(通称:BBN)はニッポン放送インターネットラジオLFX mudigi』(旧LFX BB)及び地上デジタル音声放送実用化試験放送「D95」において放送されていた全日対応レギュラーワイド番組。2001年10月1日放送開始。

また2006年3月31日まで放送していたBSデジタルラジオLFX488』においてもサイマル放送されていた。

LFX mudigiのSuono Dolceへの移行に伴い、放送内容を完全に一新するため、2007年4月1日を最後に終了した。

概要

基本的には音楽番組であり、リスナー(正確には映像付である為「視聴者」ともとれる)からのリクエストにも応えていた。曲が流れている間とCM中は有楽町の今の様子、もしくはスタッフが飼育している熱帯魚が泳ぐ様子が映し出された。ただし、場合によってはプロモーションビデオなどを流すこともあった。

番組は毎日、有楽町の『糖業会館・ニッポン放送本社ビル』の9階『スタジオX』からの生放送となる。以前、ニッポン放送が港区お台場のFCGビル(通称フジテレビ本社ビル)(一部は有楽町Radio Town{有楽町 読売会館2階南側{ビックカメラ有楽町店内}からの放送)内にて放送していた時は、ニッポン放送が入居していた24階の通路に放送設備を配置した簡素なもので、時々スタッフや関係者が通るところが映ってしまったり、場合によっては飛び入り出演するケースも珍しくなかった。しかし、2004年9月からニッポン放送が有楽町に移動すると共に、スタジオXは有楽町の本社ビル9階の一室へ移転され、本格的な放送用スタジオとして生まれ変わった。

編成・内容

放送は、平日18:00~21:00にニッポン放送のアナウンサーミュージシャンパーソナリティ(開始当初は全てアナウンサーであったが、2006年10月の改編でアナウンサーは飯田浩司ひとりとなった)が話題を変えながら放送するブロードバンド!ニッポンが基本で、毎週月曜日と水曜日は通常枠の前にも17:00から1時間、通常枠とは独立した放送があった。休日(土・日曜日)の放送は14:00~17:00。

通常のブロードバンド!ニッポン枠(月~金曜日 18:00~)は、1日に1アーティストを特集して曲を放送していた(コンピレーションアルバム特集などの場合あり)。土・日曜の枠は、各々違ったコンセプトで曲を選曲し放送する。月・水曜17:00からの1時間枠は特にアーティストを意識せずに選曲していた。

さらに、通常枠(月~金)ではインターネット上でオンデマンド配信されるゲストとのトークなどコーナーが用意され、その放送をいつでも見ることが出来るようになっていた。

インターネット放送における楽曲使用

前身番組のニッポン全国ヨッ!お疲れさん!では、当時は楽曲をインターネット配信する際の権利関係の処理方法等が未整備であったため、LFX BBでは楽曲を放送することができず、楽曲が流れる際は無音となっていた(例外として、吉田尚記アナが担当していた日に一部のインディーズアーティストに許可を取って、彼らの楽曲をBS・ネット両方で流す試みが行われた)。

その後この番組を立ち上げる際、LFX488でも同時放送することを条件として、レコード会社等から個別に許可を取り、「インターネットで初めてのレギュラー大型生ワイド」と銘打って放送を開始。放送開始時点でレコード会社として許諾が取れていたのはソニー・ミュージックエンタテインメント東芝EMIのみであったが(この為『サンデー蔵出しアナログ盤アワー』のブロードバンド進出が遅れたり、一部アーティストの特集時にオンエア曲の制限が発生することが多くあった)、徐々に許諾会社を増やしていき、結果的にはヒット曲の7、8割がオンエアできるまでになった。

それでも全てのレコード会社が許可しているわけではなかった。通常番組で許可を出していなかった主なレーベルは、ビクターエンタテインメントジャニーズ出版ホリプロなど。LFX mudigiへの移行に伴い同時放送の条件が撤廃された際、エイベックス・エンタテインメントコロムビアミュージックエンタテインメントの楽曲が本格的に放送可能になった一方(移行以前からアーティストによっては許可が取れていて、特集も行われていた)、ワーナーミュージック・ジャパンが一時許諾を取り消していたが、2006年6月25日より楽曲利用許可を再開した。また、通常許諾を出していないレーベルでも、新譜発売と連動で行われるアーティスト特集の場合には、単発で許可される場合もあった。

その後、2006年10月8日から日本レコード協会実演家著作隣接権センター(CPRA)による「ラジオ・テレビの放送番組の楽曲のネット利用の集中管理」が開始された事により、基本的には全てのレコード会社の曲がオンエア可能となった(ただし、一部インディーズ楽曲など権利関係でかけられない曲もある)。

放送としての認知度·充実度

開始当時は金曜日以外ほとんどスポンサーがついていなかったが、現在ではコーナー及び単発でつくスポンサーが増加し、インターネット放送としての認知度はかなり高くなっていたといえる。単発でスポンサーが付く場合、パーソナリティとして芸能人などが加わることが多い。これまでも、安倍晋三内閣官房副長官(当時)との対談や省エネルギー関連イベント、新作ゲームの発売と連動した番組を放送していた。

さらに、ニッポン放送(地上波)でクリスマスに放送されるラジオ・チャリティー・ミュージックソンのリレー番組としてデジタル・チャリティー・ミュージックソンという24時間インターネットチャリティ放送を行っていた。

ネットワーク

現在視聴方法は2系統ある。

  • インターネット放送「LFX mudigi」: ブロードバンドは300kbps、ナローバンドは56kbps。音声放送時は64kbps。
  • 地上デジタル音声放送実用化試験放送「D95」: 東京地区95チャンネル 2005年9月までは「Digital Radio 98 The Voice」(東京地区9801チャンネル)で放送されていた。

インターネット放送は、LFX mudigiのサーバに加えimpressTVのサーバからも視聴することができた。LFX mudigiが時折混雑する場合にはこちらを利用することで比較的スムーズに視聴することも可能であった。

番組一覧

ブロードバンド!ニッポン
ブロードバンド!ニッポンフライデースペシャル 丸の内OL探偵団
ブロードバンド!ニッポン 渋谷飛鳥 瞳でネット。
ブロードバンド!ニッポン I AM 上原奈美
ブロードバンド!ニッポンサタデースペシャル 涙のメールりくえすと
ブロードバンド!ニッポンサンデースペシャル サンデー蔵出しアナログ盤アワー
デジタルメディアでありながら、使用音源は全てアナログレコードという音楽番組(ただし、番組テーマソングジングルはデジタル音源、尾関美穂の楽曲は当然ながらCDから出している)。LFX488で2001年4月にスタートし、ブロードバンド!ニッポンがスタートしてからもしばらく許諾レコード会社が少なかった為か488限定だったが、許諾会社が増えたことからブロードバンドに昇格。

過去のパーソナリティ

外部リンク

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