市坪駅
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市坪駅(いちつぼえき)は、愛媛県松山市市坪西町にある、四国旅客鉄道(JR四国)予讃線の駅である。
松山市出身の俳人正岡子規の幼名「升(のぼる)」に因む「野球(の・ボール)駅」という愛称がある。無人駅ながら、隣接する松山中央公園野球場(坊っちゃんスタジアム)のプロ野球や愛媛県武道館のコンサートなど大規模イベントが開催される場合には、松山駅の係員が派遣対応する。また、ホーム幅が狭く転落のおそれがあるため、多客時には入場制限が行われることがある。
駅構造
相対式ホーム2面2線。宇和島方に折り返し用の引き上げ線を1線有する。
のりば
番線 | 路線 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|
1 | テンプレート:Color予讃線 | 伊予市・内子・伊予長浜・伊予大洲・八幡浜・宇和島方面 | |
2 | テンプレート:Color予讃線 | 松山・伊予北条・今治・伊予西条方面 |
- 1番線が一線スルー(速度制限なし)の通過線となっている。
- 臨時停車する上り特急列車は、通過時と同じく1番線に入線する。
- なお、下り列車で市坪止まりの場合は、引き上げ線の関係で2番線に入線する。
- また、地形の関係でホームの有効長が90m(4両分)しか無いので、5両編成以上の列車が停車する場合、ホームにかからない車両のドアは開かない。
- ホームの階段は1番線が中央寄り、2番線が北伊予方にある。
駅周辺
坊っちゃんスタジアムや愛媛県武道館でプロ野球他の催事があるときは、松山駅から職員が派遣されて切符の発売や旅客の整理に当たっている。
歴史
- 1933年(昭和8年)1月21日当駅付近[1]に椿ノ宮仮乗降場が開業。椿宮大祭の日に限っての営業[2]。
- 1964年(昭和39年)10月1日 市坪駅として開業[3]。当初棒線駅。
- 1987年(昭和62年)4月1日 国鉄分割民営化により、JR四国の駅となる。
- 2002年(平成14年)7月13日 輸送力増強工事が完成、相対式の交換駅となる。同時に愛称「野球(の・ボール)駅」が付与された。
利用客数
- 平成11年度 288人/日(坊っちゃんスタジアムオープン前の年)
- 平成16年度 540人/日
- 平成17年度 678人/日
隣の駅
- 四国旅客鉄道
- テンプレート:Color予讃線