モスクワ国際映画祭

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モスクワ国際映画祭(モスクワこくさいえいがさい、Moscow International Film FestivalМосковский Международный Кинофестиваль)は、ロシアモスクワで2年に1度開かれる映画祭1959年-、1935年2000年は例外的に実施)。国際映画製作者連盟(FIAPF)公認の長編映画祭(Competitive feature film festival)であり、世界四大映画祭のひとつ。

部門には最優秀作品賞(Golden st.George)、審査員賞、監督賞、男優賞、女優賞などの他に、国際批評家協会賞などもある。

最優秀作品賞 受賞作品

1967年まではGrand prix(グランプリ)の名称で1作品もしくは2作品を選出。1969年からはGolden prize(金賞)と名前を変えて3作品が選出された(1987年は1作品のみ)。1989年からはGolden st. Georgeという名称になり、毎回1作品が選出されるようになった。

開催年 題名 監督 制作国
1959年(第1回) 人間の運命 セルゲイ・ボンダルチュク テンプレート:Flagicon ソビエト連邦
1961年(第2回) 裸の島 新藤兼人 テンプレート:Flagicon 日本
晴れた空 グリゴーリ・チュフライ テンプレート:Flagicon ソビエト連邦
1963年(第3回) 8 1/2 フェデリコ・フェリーニ テンプレート:Flagicon イタリア
1965年(第4回) 戦争と平和 セルゲイ・ボンダルチュク テンプレート:Flagicon ソビエト連邦
Husz ora(24時間) ゾルタン・ファーブリ テンプレート:HUN1957
1967年(第5回) Zhurnalist(ジャーナリスト) セルゲイ・ゲラシーモフ テンプレート:Flagicon ソビエト連邦
Aра(父) イシュトヴァン・サボー テンプレート:HUN1957
1969年(第6回) ルシア ウンベルト・ソラス テンプレート:Flagicon キューバ
Serafino ピエトロ・ジェルミ テンプレート:Flagicon イタリアテンプレート:Flagicon フランス
Dozhivyom do ponedelnika スタニスラフ・ロストツキー テンプレート:Flagicon ソビエト連邦
1971年(第7回) 警視の告白 ダミアーノ・ダミアーニ テンプレート:Flagicon イタリア
裸の十九才 新藤兼人 テンプレート:Flagicon 日本
Belaya ptitsa s chyornoj otmetinoj ユーリー・イリエンコ テンプレート:Flagicon ソビエト連邦
1973年(第8回) Eto sladkoye slovo - svoboda! Vitautas Zalakiavicius テンプレート:Flagicon ソビエト連邦
Obich リュドミル・スタイコフ テンプレート:Flagicon ブルガリア
オクラホマ巨人 スタンリー・クレイマー テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国
1975年(第9回) 約束の土地 アンジェイ・ワイダ テンプレート:Flagicon ポーランド
デルス・ウザーラ 黒澤明 テンプレート:Flagicon ソビエト連邦[1]
あんなに愛しあったのに エットーレ・スコラ テンプレート:Flagicon イタリア
1977年(第10回) Az Ötödik pecsét ゾルタン・ファーブリ テンプレート:HUN1957
El puente フアン・アントニオ・バルデム テンプレート:Flagicon スペイン
Mimino ゲオルギー・ダネリヤ テンプレート:Flagicon ソビエト連邦
1979年(第11回) エボリ フランチェスコ・ロージ テンプレート:Flagicon イタリアテンプレート:Flagicon フランス
Siete dias de enero ファン・アントニオ・バルデム テンプレート:Flagicon スペインテンプレート:Flagicon フランス
アマチュア クシシュトフ・キェシロフスキ テンプレート:Flagicon ポーランド
1981年(第12回) O homem que virou suco ジュアオ・バッティスタ・デ・アンドラーデ テンプレート:Flagicon ブラジル
Canh jong hoang Nguyen Hong Shen テンプレート:Flagicon ベトナム
テヘラン 43 アレクサンドル・アロフ
ウラジミール・ナウモフ
テンプレート:Flagicon ソビエト連邦テンプレート:SUIテンプレート:Flagicon フランス
1983年(第13回) Amok スウヘイル・ベン・バルカ テンプレート:Flagicon モロッコテンプレート:GINテンプレート:Flagicon セネガル
アルシノとコンドル ミゲル・リッティン テンプレート:Flagicon ニカラグアテンプレート:Flagicon メキシコテンプレート:Flagicon キューバテンプレート:CRC
Vassa グレープ・バンフィーロフ テンプレート:Flagicon ソビエト連邦
1985年(第14回) 炎628 エレム・クリモフ テンプレート:Flagicon ソビエト連邦
ソルジャー・ストーリー ノーマン・ジュイソン テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国
I kathodos ton ennea Christos Shopakhas テンプレート:Flagicon ギリシャ
1987年(第15回) インテルビスタ フェデリコ・フェリーニ テンプレート:Flagicon イタリア
1989年(第16回) シャボン泥棒 マウリツィオ・ニケッティ テンプレート:Flagicon イタリア
1991年(第17回) Pegij pyos begushchij krayem morya カレン・ゲヴォルキャン テンプレート:Flagicon ソビエト連邦テンプレート:GER
1993年(第18回) ぼくイワンできみアブラハム ヨランド・ゾーベルマン テンプレート:Flagicon フランステンプレート:Flagicon ベラルーシ
1995年(第19回) なし
1997年(第20回) マイ・ルーム ジェリー・ザックス テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国
1999年(第21回) 生きたい 新藤兼人 テンプレート:Flagicon 日本
2000年(第22回) Zycie jako smiertelna choroba przenoszona droga plciowa クシシュトフ・ザヌーシ テンプレート:Flagicon ポーランドテンプレート:Flagicon フランス
2001年(第23回) The believer ヘンリー・ビーン テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国
2002年(第24回) 復活 タヴィアーニ兄弟 テンプレート:Flagicon イタリアテンプレート:Flagicon フランス
2003年(第25回) La luz prodigiosa ミゲル・エルモス テンプレート:Flagicon イタリアテンプレート:Flagicon スペイン
2004年(第26回) Svoi Dmitri Meskhiyev テンプレート:Flagicon ロシア
2005年(第27回) 宇宙を夢見て アレクセイ・ウチーチェリ テンプレート:Flagicon ロシア
2006年(第28回) Om Sara オスマン・カリム テンプレート:Flagicon スウェーデン
2007年(第29回) Travelling with pets Vera Storozheva テンプレート:Flagicon ロシア
2008年(第30回) TBe hamin sadegi レザ・ミル・キャリミ テンプレート:Flagicon イラン
2009年(第31回) ペーチャ、天国へ向かう ニコライ・ダスタール テンプレート:Flagicon ロシア
2010年(第32回) 黙して契れ(Hermano) マルセル・ラスキン テンプレート:Flagicon ベネズエラ
2011年(第33回) Las olas アルベルト・モライス テンプレート:Flagicon スペイン
2012年(第34回) Junkhearts Tinge Krishnan テンプレート:Flagicon イギリス
2013年(第35回) 小片(particle) エルデム・テレゲス テンプレート:Flagicon トルコ
2014年(第36回) 私の男 熊切和嘉 テンプレート:Flagicon 日本[2]

日本映画受賞歴

開催年 題名 監督 受賞
1959年(第1回) 千羽鶴 吉村公三郎 ソ連平和擁護委員会賞
いつか来た道 島耕二 審査委員賞
1961年(第2回) 裸の島 新藤兼人 金賞
1963年(第3回) 非行少女 浦山桐郎 銀賞
1965年(第4回) 手をつなぐ子等 羽仁進 審査員特別賞
赤ひげ 黒澤明 ソ連映画人同盟賞
1967年(第5回) 白い巨塔 山本薩夫 銀賞
1969年(第6回) 橋のない川・第1部 今井正 ソ連映画人同盟賞
1971年(第7回) 裸の十九才 新藤兼人 金賞
1981年(第12回) 泥の河 小栗康平 銀賞[3]
1983年(第13回) ふるさと 神山征二郎 最優秀男優賞(加藤嘉
1999年(第21回) 生きたい 新藤兼人 金賞
2002年(第24回) blue 安藤尋 最優秀女優賞(市川実日子
2003年(第25回) ふくろう 新藤兼人 特別功労賞、最優秀女優賞(大竹しのぶ
2004年(第26回) ホテル・ビーナス タカハタ秀太 コンペティション・ハースペクティブ部門最優秀賞
2013年(第35回) さよなら渓谷 大森立嗣 審査員特別賞
2014年(第36回) 私の男 熊切和嘉 金賞、最優秀男優賞(浅野忠信[2]

外国で製作された日本人受賞歴

開催年 題名 監督 受賞
2001年(第23回) 華の愛〜遊園驚夢〜 楊凡 最優秀女優賞(宮沢りえ

脚注

  1. 第48回アカデミー外国語映画賞でノミネートとなり、受賞した。
  2. 2.0 2.1 「私の男」が最優秀作品賞 モスクワ国際映画祭 浅野忠信さん最優秀男優賞(2014年6月29日)、日本経済新聞、2014年6月29日閲覧。
  3. 第54回アカデミー外国語映画賞でノミネートになった。

外部リンク

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