ソビエト連邦の指導者の一覧
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ソビエト連邦の指導者の一覧(ソビエトれんぽうのしどうしゃのいちらん)では、ソビエト連邦の最高指導者であった歴代のソビエト連邦共産党の書記長、第一書記を一覧表にしている。
ウラジーミル・レーニンが議長を務めていたソビエト連邦人民委員会議は国家の行政機関すなわち現在の政府にあたり、当時の共産党すなわちロシア社会民主労働党(ボリシェヴィキ)の機関ではない。レーニンは、党の役職としては、中央委員、政治局員であっただけである。しかし、レーニン生存中、党の最高指導者(党首)がレーニンであるというのが党員の共通認識であったことは間違いない。また党中央委員会書記長というポストに最初に就任したのはヨシフ・スターリンであるが、その時点では党中央委員会書記長というポストが党の最高指導者の地位であるという認識は党内ではまだ確立していなかった。しかし、のちにこのポストは名実ともに党の最高ポストとなった。
なお、国家元首としてはミハイル・ゴルバチョフが大統領制を導入するまで最高会議幹部会議長がおり、レオニード・ブレジネフのようにこのポストと党共産党書記長を兼ねたものもいたが、ソビエトの事実上の絶対的な支配者として君臨したのは党書記長(ニキータ・フルシチョフは第一書記に変更している)であった。