大聖観音寺
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大聖観音寺(たいしょうかんのんじ)は、大阪市住吉区にある仏教寺院。
観音宗総本山。山号は吾彦山。寺号を大聖観音寺と称する。安彦観音寺、我孫子観音、あびこ観音ともよばれる。山門付近の石柱は吾彦観音寺の表記となっている。あびこの名は、この地の豪族、依網吾彦(よさみのあびこ)に由来するといわれる。本尊は聖観世音菩薩。
沿革
- 創建は546年で、日本最古の観世音菩薩の寺院とされ、厄除の寺として知られる。
- 江戸時代には最盛期を迎え、塔頭寺院が36を数えるに至った。
- 1881年(明治14年)、火災に遭い、多くの寺宝と共に焼失した。1890年(明治23年)に再建し、復興を果たした。
- 1947年(昭和22年)5月18日、所属宗派より独立し、観音宗と称する。
境内
- 本堂
- 護摩堂(油之不動明王を祀る)
年中行事
2月3日の節分厄除大法会には本尊が開帳されて、厄除開運などを願う多くの参拝者で賑わう。
1月・2月に行われる護摩祈祷がよく知られている。修験道形式の天蓋護摩(てんがいごま)で、奉書などで作られた紙製の天蓋を護摩炉の上に吊す。天蓋は護摩炉の炎が近くに至っても燃えないという。
御祈祷
- 御祈祷は、本堂と護摩堂で行われている。本堂での御祈祷は年間を通して行われている。
- 本堂での御祈祷の申し込み者は、御祈祷の儀式への立ち会いは出来ない。御祈祷は後日に行われる。申し込み時に御祈祷料と郵送される御札の送料を併せた金額を納める。
- 1月・2月に護摩堂で行われる護摩祈祷は、申し込み者の御祈祷への立ち会いは可能。御祈祷の後、御祈祷を受けた御札を手渡される。
所在地
〒558-0014 大阪府大阪市住吉区我孫子4丁目1-20