猪名寺駅
猪名寺駅(いなでらえき)は、兵庫県尼崎市猪名寺二丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)福知山線の駅である。
「JR宝塚線」の愛称区間に含まれている。
概要
1981年(昭和56年)4月1日に福知山線の塚口 - 宝塚駅間の電化に伴い開設された。
福知山線内では、西宮名塩駅と新三田駅(共に1986年11月1日開業)に次いで新しい。
駅構造
相対式2面2線のホームを持つ地上駅で、伊丹寄りに橋上駅舎を有する。分岐器や絶対信号機を持たないため、停留所に分類される。
改札口は橋上にある1か所のみ。改札のすぐ横(外側)にはキヨスクが出店している。
開業からしばらくは改札口まで階段を利用しなければならず、バリアフリー面の整備が遅れていたが、2011年3月にエレベーターが設置された(改札内外・東西に2基ずつ、計4基)。ホーム間の移動は跨線橋を使う。
アーバンネットワークに属する直営駅(尼崎駅の被管理駅)で、自動券売機・自動改札機ともにICOCAおよびICOCAの相互利用対象ICカードが利用可能。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | テンプレート:ColorJR宝塚線 | 下り | 宝塚・三田方面 |
2 | テンプレート:ColorJR宝塚線 | 上り | 尼崎・大阪・北新地方面 |
- 上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で記載している。
ダイヤ
普通列車のみが停車し、日中時間帯の本数は1時間あたり4本。朝ラッシュ時の大阪方面は本数が多く、JR東西線方面に直通する列車もある(その他の時間帯はJR京都線方面のみで、東西線・神戸線方面へは尼崎で乗り換えとなる)。
利用状況
近くには高校や工場などがあり、学生などの通学・通勤者が多い。また、駅自体は尼崎市にあるが伊丹市との市境付近にあるため、伊丹市民の利用も多い。
兵庫県統計書[1]によると、近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。
年度 | 一日平均 乗車人員 |
---|---|
1995年 | 6,568 |
1996年 | 6,729 |
1997年 | 7,341 |
1998年 | 7,726 |
1999年 | 7,871 |
2000年 | 8,290 |
2001年 | 8,469 |
2002年 | 8,245 |
2003年 | 8,362 |
2004年 | 8,356 |
2005年 | 7,894 |
2006年 | 9,062 |
2007年 | 9,000 |
2008年 | 8,647 |
2009年 | 8,187 |
2010年 | 8,138 |
駅周辺
隣接する伊丹市には、当駅の名前に似た「兵庫県立西猪名公園」があるが、こちらは北伊丹駅が最寄りである。
- キューピー 伊丹工場
- エディオン 塚口店(旧・塚口電気館)
- シャープ 阪神ビル
- 兵庫県立尼崎稲園高等学校
- 大手前大学 いたみ稲野キャンパス
- 大手前短期大学
- 三菱電機伊丹製作所
- ダイハツ工業 研修センター
- 尼崎猪名寺郵便局
- 尼崎市立園田北小学校
- 神崎高級工機製作所
バス
駅の西口・東口にロータリーがあり、東口には尼崎市営バスと阪急バスが、西口には伊丹市営バスが発着している。
- 東口
- 20番 東園田(田能・競馬場・阪急園田経由)
- 西口
- 36系統 阪急伊丹(南本町経由)
- 36系統 山田(佐々原経由)
この他、駅の西にある産業道路を阪急バスが運行しており、西口のロータリーへ乗り入れない代わりに、当該路線用の最寄り停留所として「猪名寺西口」停留所がある。
歴史
- 1981年(昭和56年)4月1日 - 日本国有鉄道福知山線の塚口駅 - 伊丹駅間に新設開業。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道の駅となる。
- 1992年(平成4年)11月 - みどりの窓口営業開始。
- 2003年(平成15年)11月1日 - ICカードICOCA供用開始。
- 2005年(平成17年)
- 4月25日 - JR福知山線脱線事故の影響で営業休止となる。
- 6月19日 - 福知山線が復旧、脱線事故後55日ぶりに営業を再開。
その他
NHK Eテレで放映されているアニメ『忍たま乱太郎』の主人公・猪名寺乱太郎の名字は、当駅が位置する猪名寺の地名からつけられた。なお寺院としての「猪名寺」は現存せず、駅の北東に廃寺跡として残る。
隣の駅
- 西日本旅客鉄道
- テンプレート:ColorJR宝塚線(福知山線)
- テンプレート:Color丹波路快速・テンプレート:Color快速
- 通過
- テンプレート:Color普通
- テンプレート:Color丹波路快速・テンプレート:Color快速