グレイプニル
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テンプレート:Otheruseslist グレイプニル、グレイプニール (Gleipnir) は、北欧神話に登場する魔法の紐(足枷)。フェンリルを捕縛するためにドウェルグ(ドワーフ)たちによって作られ、テュールによってフェンリルに繋がれた[1]。語意は「貪り食うもの」。
猫の足音、女の髭、岩の根、熊の腱、魚の息、鳥の唾液から作られた。これらは、グレイプニルを作るのに使用されたため、この世に存在しなくなったといわれる[1]。
脚注
ファイル:Fenrir bound manuscript image.jpg
17世紀のアイスランドの写本『AM 738 4to』の挿絵のフェンリル。四肢を拘束する紐が描かれている。