上挙母駅
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上挙母駅(うわごろもえき)は愛知県豊田市金谷町にある、名古屋鉄道三河線の駅である。尚、駅の近くに「上挙母」という地名があるが、登記上の住所は「金谷町」である。「挙母」は豊田市の旧市名である(由来は豊田市#歴史を参照)。
駅構造
島式1面2線の地上駅である。
三河線の列車は最大4両編成であるが、早朝深夜には豊田線で使用される100系電車が豊田市駅 - 土橋駅間で運転される(早朝の土橋駅→豊田市駅は営業運転、深夜の豊田市駅→土橋駅は回送運転)ため、上挙母駅のホームおよび交換設備の線路は6両分の延長がある。
土橋駅方面で旧挙母線が分岐していたが、その分岐の跡は若干残っている。知立方面乗り場の向かい側が挙母線ホームの跡地。なお、旧挙母線の線路上には保守用車両が留置されている。
なお、駅集中管理システムを導入した無人駅となっており、隣の豊田市駅より遠隔管理されている。駅舎は開業時よりそのまま。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■三河線 | 下り | 豊田市・猿投方面 |
2 | ■三河線 | 上り | 知立方面 |
配線図
駅周辺
- 新上挙母駅 - 愛知環状鉄道線(西に400mの位置にあるが、信号付き交差点を渡る必要がある。豊田市駅 - 新豊田駅の方が乗り換えは容易)
- 住友ゴム工業名古屋工場
- 豊田司郵便局
- 豊田市立童子山小学校
- 豊田市立丸山こども園
- 国道155号
- トヨタ自動車本社 - 名鉄三河線の中では最も近い駅である(全ての鉄道の中で最も近いのは愛知環状鉄道線の三河豊田駅)。南に約2km。タクシー利用も可。
- おいでんの湯
利用状況
1日平均あたりの乗降客数は、2008年度3,106人、2009年度3,163人である。
歴史
1973年まで、この駅から挙母線が分岐していた。
- 1920年(大正9年)8月31日 : 三河鉄道の駅として開業。
- 1929年(昭和4年)12月18日 : 三河鉄道により岡崎線(のちの挙母線)が開業。
- 1941年(昭和16年)6月1日 : 三河鉄道が名古屋鉄道に合併。同社三河線・岡崎線の駅となる。
- 1973年(昭和48年)3月4日 : 挙母線廃止。
- 2001年(平成13年)6月16日 : 無人化。
- 2003年(平成15年)10月1日 : トランパス使用開始に伴い、駅集中管理システム導入。
- 2011年(平成23年)2月11日 - ICカード乗車券「manaca」供用開始。
- 2012年(平成24年)2月29日 - トランパス供用終了。