川成島藩

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川成島藩(かわなりじまはん)は、駿河国富士郡川成島村(現在の静岡県富士市川成島)に存在した[1]

歴史

川成島は代々、大身旗本である本郷氏が支配していた。本郷氏は若狭大飯郡の出身で室町幕府の奉公衆であった。戦国時代には織田信長徳川家康に仕えていたといわれている。

江戸時代末期の安政4年(1857年)、本郷泰固は側衆から若年寄に昇進したため、所領を7,000石から1万石に加増され、ここに1万石の川成島藩が立藩した。

しかし、泰固は職務怠慢を理由に安政5年(1858年)に若年寄職を罷免される。翌年10月27日には改易され、川成島藩は廃藩となった。

歴代藩主

本郷(ほんごう)家

1万石。譜代

  1. 本郷泰固(やすかた)<従五位下。丹後守>

関連項目

脚注

  1. 二木謙一監修・工藤寛正編「国別 藩と城下町の事典」東京堂出版、2004年9月20日発行(320ページ)